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令和6年度の広報さっぽろ区版の表紙に使用された豊平区の四季の見どころの写真を掲載しています。
旧林業試験場北海道支場の跡地に造られた豊平公園は、シラカバやトドマツなどの樹木が多く、夏には涼しい木陰を作っており、園内には庭園見本園や花木園、緑のセンターがあります。
センター内では緑の図書館や緑と花の相談、園芸教室や講習会などが行われ、色鮮やかな草花が季節を問わず咲き誇っています。園内にはテニスコートも設置され、道を挟んで真向かいにある温水プールでは年中水泳が楽しめます。
豊平公園
豊平公園(公園検索システム)
精進川は、明治中期から定山渓鉄道が開通するまで、木材の搬送に利用されていた大きな川でした。定山渓で切り出された丸太を豊平川に流し、中の島1条11丁目付近で精進川に送り、同1条1丁目付近で引き揚げ、馬車で札幌に運んだといいます。精進川と豊平川に囲まれた中州は、現在の中の島にあたります。その後、精進川は、昭和7年に豊平川との合流部分がせき止められ、現在の姿になりました。平岸との境である平岸1条17丁目には、「精進川の滝」があり、そこから下流に沿って、精進河畔公園が広がっています。
精進河畔公園(公園検索システム)
標高85m、札幌市街や遠くは石狩まで眺望できるこの山は、相馬神社の樹齢300年を超えるクリの御神木やコナラなどの自然林に覆われています。丘陵の西端には、約5千年前の縄文文化中期頃の遺跡があり、また、「チャシ」(とりで)跡などもあります。
天神山緑地内には、日本庭園や平岸林檎記念歌碑、久保栄文学碑などがあり、市民の憩いの場となっています
天神山緑地(公園検索システム)
かつて平岸のあたりは、昭和初期まで国内有数のリンゴ産地でした。平岸の発展の基礎となったリンゴ園をしのんで、昭和49年に豊平区役所から国道36号までの環状線の中央分離帯約1.1キロメートルにリンゴの木が植えられました。現在では、アカネ、つがる、レッドゴールドなど、約50本の木が毎年赤い実をつけ、全国的にも珍しい、実のなる並木として、道行く人の目を楽しませています。
また、美園11条7丁目には地元有志によって昭和60年に「りんご並木の碑」が建立されています。
明治の終わりに「干城台」と名づけられ、歩兵第25連隊の小演習場として使われていた場所です。明治38年に豊平町に移管され、住民奉仕で公園として整備されました。戦後、旧陸軍射撃場用地も公園に加わり、現在は豊かな自然に囲まれた総合公園として区民に親しまれています。園内には、野球場、ボート池、テニスコートなどがあり、季節を通じてさまざまな利用ができます。
月寒公園
月寒公園(公園検索システム)
旧北部軍司令官邸(現つきさっぷ郷土資料館) 月寒東2条2丁目
月寒には明治29年から歩兵第25連隊が置かれていました。昭和15年には、北部軍司令部が置かれ、司令官邸宅として建てられました。レンガ造りのこの建物は、戦後の一時期、北大の学生寮として使用されていましたが、現在はつきさっぷ郷土資料館として、歩兵第25連隊や広く豊平町の歴史を後世に伝える建物となっています。
つきさっぷ郷土資料館
昭和初期に農業経営者の育成を目的として創設された八紘学園。園内には、開校当時からの石造りのサイロ、めん羊舎、洋館(現栗林記念館)などの建物が現在も保存されています。また、学園の実習農場には、毎年7月に夏の訪れを告げるハナショウブの花が咲きそろい、多くの市民が訪れます。
八紘学園(学校法人)/花菖蒲園
広大な西岡・有明の森林の中に、2つの自然歩道があります。西岡レクの森ルートは、樹齢30年を超える針葉樹の国有林を抜け、月寒川沿いの湿地帯では木道を通る自然豊かなルートで、約1時間程度で1周するコ-スです。西岡~真栄・有明ルートは西岡入口から、山部川を通り、白旗山を抜けて真栄・有明に抜ける16キロメートルのルートです。
自然歩道
羊ケ丘にある全天候型多目的施設です。各種のスポーツ・文化イベントで使用できるよう、天然芝と人工芝を交換できる「ホバリングシステム」を導入。スポーツイベント開催時の収容人員は約4万2千人で、2002年に行われたFIFAワールドカップの会場となりました。開業以来「北海道コンサドーレ札幌」のホームスタジアムとして使用されています。
大和ハウス プレミストドーム(札幌ドーム)
羊ケ丘には、日本のめん羊事業に大きく貢献してきた月寒種羊場がありました。羊ケ丘の地名の由来となったといわれており、今も牧歌的な風景が残っています。国道36号からの"カラマツ並木"は人の目を引きつけています。
また、観光客にも人気の羊ヶ丘展望台には、クラーク博士のブロンズ像が立っており、羊が草を食む姿が見られます。また、敷地内に北1条教会が再現され、結婚式場として利用されています。
(展望台:羊ヶ丘1番地 電話:011-851-3080)
さっぽろ羊ヶ丘展望台
安政4年(1857年)に幕府が開削した銭箱千歳間の千歳越えが原型で、開拓使が明治5年に札幌本道として室蘭~札幌間の工事に着手し、同6年6月、室蘭から豊平橋までほぼ現在の姿に近い形が完成しました。「室蘭街道」と呼ばれて親しまれるこの道路は、同28年に本道初の本格的な舗装道路となり、「弾丸道路」とも呼ばれるようになりました。現在も札幌市の産業、経済を支える重要な幹線道路の一つとなっています。
水源池を中心として、豊かな自然が広がっている公園。野鳥やホタルなどさまざまな動植物が、四季を通じて散策にくる人の目を楽しませてくれます。
水源池は明治42年(43年という説もある)から、月寒の歩兵第25連隊の軍施設に給水する、市内最初の上水道である「月寒水道」の貯水池として使われていました。西岡水源池から月寒川に流れ込むあたりには、堤防を守るために不動明王がまつられ、昭和20年頃まで祭事が行われていたといいます。
西岡公園
西岡公園(公園検索システム)
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