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離乳とは、成長に伴い、母乳やミルクだけでは不足してくるエネルギーや栄養素を補うために幼児食に移行する過程をいいます。その時に与える食事が離乳食です。乳幼児の食欲、摂食行動、成長・発達パターンなどには、それぞれの個性があるため、離乳食の内容や量を子どもの状況に合わせていくことが重要です。
離乳食の進め方など詳しくは、札幌市保健所ホームページをご覧ください。
早寝、早起きし、食事を決まった時間にとることは、生活リズムを整えるための基本です。
ぐっすり眠り、たくさん遊び、おなかがすいた状態で食べる食事の時間は、食への興味関心や食べる意欲を育てることにつながります。
主食(ごはん・パン・麺類)、主菜(肉・魚・卵・大豆製品)、副菜(野菜・海藻・きのこ類)をできるだけ毎食そろえて食べましょう。主食・主菜・副菜をそろえて食べることで栄養のバランスが良くなります。
例)
1.主食(ごはん)+主菜(納豆)+副菜(ほうれん草のおひたし)
2.主食(ごはん)+主菜(焼き魚)+副菜(切干大根の煮もの)
3.主食(ごはん)+主菜(ハンバーグ)+副菜(トマトサラダ)
4.主食(トースト)+主菜(目玉焼き)+副菜(小松菜入りコーンスープ)
5.主食・主菜・副菜(ツナと野菜のチャーハン)+副菜(洋風みそ汁)
6.主食・主菜・副菜(野菜たっぷりキーマカレー)+お茶
下線が引かれている献立は、下記にレシピが記載されています。
幼児期にいろいろな食品を体験することは、将来の食生活の基盤になります。好き嫌いは誰にでもありますが、無理強いは逆効果です。調理法(切り方・味付けなど)を工夫して少しずつ慣らしていきましょう。
空腹の状態で食事をし、周りの家族がおいしく食べる姿を見せるのも効果的です。
「この子はこれが嫌い」と決めつけてしまわず、嫌いなものも普通に家族と一緒の食卓に並べると、食べられるきっかけづくりになります。
よくかむことは、消化を助け、脳の機能を活性化するなどの効果があります。軟らかいものばかりでなく、歯ごたえのある食品をしっかりゆっくりかむ習慣をつけましょう。
家族や友達との楽しい食事は、豊かな心を育み、消化吸収も高めます。食事は栄養を補給するだけでなく、家族のコミュニケーションの場となり、さらに食事のマナーが身につく場にもなります。
子どもの食事づくりやお手伝いは「食」への関心や期待感を高めます。食卓に食器を並べたり、子どもができるような簡単な調理作業(洗う、ちぎる、つぶす、丸めるなど)を一緒にする機会を作りましょう。
親子で作れる「のりサンド手稲山」レシピ(PDF:156KB)
食べることは、生きていくための基本であり、子どもの健やかな心と身体の発達に欠かせません。
しかし、食生活をとりまく状況は、ライフスタイルや価値観の多様化などに伴って大きく変化してきました。
近年は栄養摂取の偏りや夜更かしで朝起きられず、朝食の時間がとれないなど、「食」への興味や関心が薄くなっている傾向がみられます。
「食を営む力」は、生涯にわたり健康でいきいきとした生活を送る基本となります。子どもが十分に活動して「お腹がすいた!」という感覚を持ち、「楽しく食べる子ども」に成長していくように、大人がサポートしながら「食を営む力」「食を大切にする心」を育みましょう。
発育・成長の著しい幼児は、3回の食事だけでは十分な栄養がとれないため、おやつが必要です。
〇おやつは時間と量を決めて
おやつをダラダラ食べると、食事の前になってもお腹がすかないので、食事が食べられなくなり、栄養が偏ってしまいます。おやつは、時間と量を決めて、きちんと食卓に座って食べるようにしましょう。食事前2時間以内の間食はできるだけ避けると良いでしょう。
〇おやつは栄養バランスと組み合わせを考えて
3度の食事ではとりきれないエネルギーや栄養素を補うものを選びましょう。
<おやつに適した食品>
・果物類
・乳製品(牛乳・ヨーグルト・チーズ)
・いも類(ふかしたさつまいも、じゃがいも、芋もちなど)
・野菜類(とうもろこし、ふかし南瓜、南瓜だんご、野菜スティック、トマトなど
・穀類(おにぎり、パン、うどんなど)
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