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令和4年度(2022年度)の札幌市水道局予算案の作成は、「予算編成方針」に基づいて行います。
水道事業の主たる収入である給水収益は、人口減少などの要因により今後は減少が見込まれることに加え、新型コロナウイルス感染症の影響による減少がどの程度回復するか見通せず、先行き不透明な状況が続くことが予想されます。
一方、建設改良費は、経年劣化に伴う水道施設の更新や、近年の大規模な地震・大豪雨等の発生を踏まえた耐震化等の災害対策の実施に加え、ここ数年工事の価格が上昇傾向にあることから、引き続き高い水準で推移していく見込です。
こうしたことから、水道事業の財政状況は今後一層厳しくなることが見込まれ、将来にわたり健全経営を持続し安全・安定給水を堅持していくためには、引き続き費用の削減に努め、毎年度の利益を確保する必要があります。
札幌市水道局では、平成27年度からの10年間を計画期間とした札幌水道ビジョン(以下「ビジョン」という。)に基づき、令和元年度には後半5年間(令和2年度から令和6年度)の財政収支見通しを策定し、各事業を計画的に進めております。
令和4年度予算では、各事業の進捗状況を十分に精査したうえで、事業の必要性や事業費の妥当性等を改めて検証し、財政収支見通しと連動した編成作業を行う必要があります。
つきましては、令和4年度予算編成においては「事業の必要制や事業費の妥当性を改めて検討することで、効率的な事業推進に努め、健全な事業運営を維持する」ことを基本方針とし、予算編成を行います。
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