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令和7年度(2025年度)の札幌市水道局予算案の作成は、「予算編成方針」に基づいて行います。
水道事業の主たる収入である給水収益については、平成9年度以降札幌市の人口が増加する中にあっても減少が続いていましたが、今後は人口減少が見込まれており、更なる給水収益の減少が想定されます。
一方、支出については、経年劣化が進む水道施設の更新・耐震化等を着実に進めていく必要がありますが、中東情勢の悪化、為替等の影響による資源価格上昇、物価高や人手不足の影響による賃金上昇、日銀による政策金利の引き上げなどを背景として、建設改良費や運営管理費、支払利息などについて増加が懸念されます。
このため、健全経営のもとで、将来にわたって安全で良質な水を安定して供給していくためには、様々な取組によりこれらの課題に対応していく必要があります。
札幌市水道局では、令和7年度からの10年間を計画期間とする第2次札幌水道ビジョン(以下「第2次ビジョン」という。)を策定中であり、その初年度にあたる令和7年度は札幌水道にとって新たなスタートの年となります。
第2次水道ビジョンでは、2060年(令和42年)の札幌水道の姿を見据え、10年間に取り組む事柄を選定しており、それらを着実に進めていくことで「利用者の視点に立つ」という基本理念の実現を目指しています。
つきましては、令和7年度予算編成においては「第2次ビジョンとの整合性に留意するとともに、創意工夫による事務・事業の効率化により限られた財源の有効活用を図り、健全で持続可能な事業運営を維持する」ことを基本方針とし、予算編成を行います。
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