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更新日:2011年2月15日

第2期図書館協議会 第4回会議 平成21年3月19日

1.日時

平成21(2009)年3月19日(木曜日) 10時00分~11時45分

2.会場

札幌市中央図書館 3階 講堂

3.出席者

梶委員、河村委員、乳井委員、成田委員、平野委員、細谷委員、三谷委員
(欠席者)菊地委員、小田委員、佐藤委員、西委員

4.傍聴者

1人

5.会議次第

1.開会

2.議事内容(概略)

事務局

現在審議中の来年度予算の概要説明。
局別施策概要(中央図書館運営管理費)
全体予算額:770,000,000円(平成20年度比 13,600,000円、約1.8%増)
○中央図書館運営管理費
○地区図書館運営管理費
○その他図書館施設運営管理費
予算合計 713,000,000円余。
図書:約65,000冊、視聴覚資料:300点購入予定。
レベルアップ事業
・古地図等、貴重な資料の電子データの充実を図るデジタルライブラリー第2期事業費。
・有害サイト閲覧防止のフィルターを整備したインターネット閲覧サービス事業
○中央図書館整備費 約57,000,000円。
・中央図書館センター機能整備費:図書13,200冊、視聴覚資料500点購入予定。
・図書館バリアフリー化事業費(トイレの洋式化など)
・区民センター図書室環境整備事業費(書架の耐震化)
・図書館サービス網整備事業費。
生涯学習センターの中のメディアプラザの図書コーナーにサービスポイント(46カ所目)設置。
・中央図書館大通カウンター移設整備費。
中央図書館、地区図書館、区民センターその他の合計
図書約78,000冊、視聴覚資料800点購入予定。
報告事項
昨年11月から視聴覚資料のインターネット予約が開始。8月分のインターネットで、平成20年度については7%程度の利用増の見込

乳井会長

今後、会合の中で答申を上げなければならない。今まで4回の協議会と幾つか小委員会を開き、評価とあり方についてある程度の枠組みを出すことができた。
以前の協議会で確認した事項としては、国や全国の図書館の現状、札幌市の指定管理者に関するガイドラインの作成状況から、指定管理者制度の導入については時期尚早なので、様子を見ようということだった。
その中で業務の見直しや新しい利用者サービスについては、慎重を期す必要があり、どのような業務があるべきか考えることが重要である。
管理課長から、新しいサービスその他を踏まえて、図書館業務について、図書館としての考えを示していただきたい。

橘管理課長

業務すべてを非常勤職員でという話もあったが、図書館の経営や、企画、計画、業務の管理の部分については常勤の職員でないと十分にできない。
また、常勤、非常勤にかかわらず職員定数は管理されるので、経費的な理由のみで一律に人員を増やすことにはならない。
この方法だけで、図書館サービスに必要な要員の確保はできない。
来年度も、引き続き本市の財政事情は非常に厳しい状況になる。事業そのものもスクラップ・アンド・ビルドが基本で、新たなサービスの充実、拡大を実現するためには、現行の業務の見直しが前提となると考えている。

乳井会長

図書館の仕事は増えていくが、予算も大体マイナスになっているし、これから先も増えていくような状況にはない。
新しいサービスのためには、今のままでは動けないので、このバランスをどうずらしていくか、あるいは根本的に考え方を改めていくかという非常に難しい問題点がある。
その中で、サービスに見合った裏付けをしなければいけないが、現状ではかなり慎重な議論が必要だ。今の予算の中ではなく、別の次元から別なものを引っ張ってこなければならないことも考えられる。
住民に対してどのようなサービスをするかということに力点を置きながら、いろいろな制度その他も含めて、時期尚早の結論の後に私たちがどのような形で進めていくのかを見ていきたい。
評価では、前に策定されたビジョンに従って、ほとんどが達成されてきていることが見えてきた。
業務のあり方では、現時点で、指定管理者制度を導入するには問題があるという状況の中で考えていかなければいけない。
しかし、それだけでは動かないので、これから先の業務のことにかかわって、いろいろな方向で物を考えていかなければならない。
次へ進む前に、資料の説明をしてほしい。

事務局

お手元に資料をお渡ししている。
まず、都心にふさわしい図書館、市民交流複合施設の経緯を説明する。

平成8年5年計画事業:地区図書館機能を補完する分館。

・平成11年
「創世1・1・1区の街づくり計画」公表。市立病院跡地を候補にしつつ、市民会館との複合化検討開始。

・平成12年
12~16年までの5年計画が開始。地区図書館機能をあわせ持つ新しい時代の図書館として。南口一帯、創世1・1・1区、駅の南口西側が候補)。要望書提出。公文書館構想にかかる打ち合わせ(行政部、生涯学習部、中央図書館)

・平成15年
地下大通駅構内への大通カウンター建設設置調査

・平成17年
構内返却コーナーの設置。(平成18年度予算化)

・平成19年
市民会館の解体。複合施設の検討が入っている。

・平成20年
3定代表質問「ビジネス支援図書館について」公明党から報告。また、子どもの読書活動推進計画を改定する。この計画は、平成17年に策定し、今年で5年間を経過する。
札幌市でも、国や北海道の改定の状況にあわせ、図書館、生涯学習部、学校教育部、子ども未来局、保健福祉局で力を合わせて、現在、改定に向けての準備が進んでいる。
一昨日ワーキング会議を開催し、取りまとめの準備に入っている。
それから、前回各都市のサービスの状況で、目新しいものがないかとのことだったので、4月から12月くらいまでの記事索引から関係部分を調査して取りまとめた。
サービス検討の参考にしていただければありがたい。

乳井会長

私たちが諮問を受けているもう一つの柱は、子どもの読書活動を初めとする今後の読書サービスについてだ。
今まで、あり方と評価という形で進め、それらに基づき、子ども読書活動を初めとする今後の図書サービスについてというテーマの中で議論を深めた。
図書館ビジョンは、その後国が出した「これからの図書館」などを先取りしながら進んでいったような趣があるが、今後、検証を終えて新しい形で次の計画へ移っていかなければならない。
そこで、札幌市の現状や財政状況などの中で、今までのビジョン、図書館のあり方を踏まえ、札幌市子どもの読書活動推進計画及び都心にふさわしい図書館、ヤングアダルトに関するご意見や、これからどのような図書館サービスの向上を図っていくのかについても視野に入れて、自由にご意見をいただき、札幌市が目指していくべき方向を論議したい。

成田委員

サービスではないが、子どもの読書活動推進計画のスケジュールについて、図書館協議会がどのようにかかわっていける機会があるか。
意見交換に委員が参加して傍聴するとか、ここだけで出たものを答申や提案の形で出すのか。

橘管理課長

連絡会、幹事会、ワーキングということで、今年の秋以降に計画案を取りまとめる。
その前に協議会から報告書等、関連する部分が触れられていれば、それらを参考にしながら、内容の取りまとめに入っていく。
それとは別に、計画の内容に子どもを含む市民の意見を取り入れていく。
さらに、計画案素案ができたらホームページ上でパブリックコメント等を求めていくという流れになる。
ワーキンググループ等では、協議会の意見も尊重しながら関係する部局等との素案づくりに反映されていくものと思っている。

細谷副会長

子どもの読書活動推進計画改定の事務局も中央図書館なのか。
計画の中で、公共図書館の役割についての言及はされてくるが、こちらで公共図書館の子どもの読書サービスの推進や充実にかかわる議論をするのと、向こうは公共図書館も含めた札幌市の子どもの読書活動の推進を議論するのをもっとうまくかみ合わせた方がいいのではないか。

橘管理部長

子どもの読書活動は、図書館だけが担っているわけではないので、子どもの読書活動推進計画は、全市的にいろいろな部局で、子どもの読書力を育てようとか、教育の中の読書の持つ部分で、いろいろな事業の中でどう取り入れて全体的な子どもの読書活動を推進していけるのかということがテーマになっている。
図書館は、読書活動をする上での一種のインフラ部分を担っていることが多いから、関連部局を支援しながら進めていく役割がある。

細谷副会長

お互いの議論の経過をもっと交流させ合った方がよい。
学校図書館と公共図書館の連携や支援という部分で、子どもの読書活動推進計画の方は、家庭も地域も含めて全部まとめていくが、公共図書館のかかわる部分は多いから、計画案の取りまとめが出て図書館協議会に提示されるより前に交流できないか。

成田委員

確かに、子ども未来局や教育や総合学習的なものの中で図書館がインフラということもよくわかるが、報告書がまとまってからでは、タイムラグが起きそうな感じがする。

細谷副会長

子ども図書活動推進計画の改定作業の経過については、どんな議論があって、どのように計画案が固まりつつあるかという経過を、誰でもアクセスできるホームページで知らせていただきたい。

橘管理課長

最終的に素案をまとめた後、11月くらいにパブリックコメントをもらうが、その前にも、夏ごろに、子どもを入れた市民意見を取り入れて、反映させていくことになっている。
この市民には、子ども会議などさまざまなものを使っていく場合もある。
その前に協議会でいろいろな答申が出れば、それらを参照し、計画案の中にどの程度取り込めるのかは、今後の内容によるものだと思っている。
今段階で、この協議会は子どもの読書活動を検討するメンバーという位置づけにはなっていない。
もう少し広い範囲での検討になるので、図書館以外のところで、例えば、来年度から子ども未来局とブックスタートや、子どもの読書活動を促進する事業は、新たなものを含めてどんどん推進していこうということでやっている。
皆さん方からいただいた意見もそこに折り込んでいくことになるので、前に聞いたことも無駄にしないよう、実現に努めてきている。

乳井会長

ホームページに関して、新しくしていくには、常にフレッシュにしておかなければならないが、今までの図書館の仕組みの中では、そちらに移行していくのはそう簡単にはいかない。新しいサービスとして、そこをきちんとして、さらに充実していきたい。
読み聞かせなどされてきた視点から、子どもの読書活動の推進についてどう考えるか。

平野委員

もう少し図書館がリードしてくれたらうれしい。
いつも、こちらからお願いする形なので、指導的にみんなをまとめたり、呼びかけたり、交流の機会をつくっていただけたら、もっと深くできると思う。

三谷委員

私が司書をしていたときに、自分からボランティア活動の中で幼稚園などへ行って読み聞かせをした体験がある。
そういうものを司書のスキルとしてみんなに持たせることも、図書館側からあればいいと思う。

梶委員

前に、子どもの読書推進委員会を傍聴したことがある。
いわゆる幼児期に対する子どもの読書の進め方というのは、保健所やいろいろなところでも割とよくやっていると思う。
それが小学校へ行って、学校の図書館の中で培われていくのだろうが、中学校、高校は完全に抜けていると思う。
いわゆるヤングアダルトに対する図書館の関わりに、何かいい方法があるのではないか。

乳井会長

読書調査などを行っても、中学校、高校生の読書本の量はびっくりするようなものだから、その辺の読書対策を考えていかなければいけない。
小さい子どもの話で言うと、ブックスタートの話も出ている。

橘管理課長

ブックスタートとして、市で予算をつけ、来年度から保健センターで、10カ月健診のときに絵本を無料で配布する。

乳井会長

ブックスタートで幼少期につながっていき、幼児期、小学校前半期までは使うが、その後は離れていき、高齢になられて仕事が一段落して使うという形になっている。
中学校、高校、それから働いている方たちに対するサービスをどういう形で見ていくかということになる。
都心にふさわしい図書館のねらいは、年齢層のターゲットから言うとどの辺になるのか。

梶委員

都心だからこそ、いわゆる勤労者が自由に使える図書館、さらに一般の人たちも、子どもももちろん使えるような、ビジネスライブラリーを兼ねたものということでお願いした。
ヤングアダルトに対する読書とは、コーナー的なものをつくって、少しでも中高生の目を引くようなことができないかということだ。
都心には結構出かけるし、中高生を対象にした児童書から大人の方に入っていく部分というのをもう少しうまくできないのかと思う。
都心にふさわしい図書館というのは、ビジネスマンに対する支援ということが大きな目的だから、そのあたりを考えてほしい。

細谷副会長

ヤングアダルトサービスに関しては、居場所づくりの側面もある。
自分探しを始める、思春期の入り口の子どもたちが、自分たちのための居場所だと実感できて、そういう本に出会えるサービスというのは必要だ。
都心にふさわしい図書館に関しては、中央図書館に次ぐのは地区図書館で、蔵書規模はいきなり8万冊だ。
札幌の図書館政策の最大の課題は、小さなものが数だけあって、まともに使える規模のものがここにしかないということだ。
190万都市の札幌くらいの面積と人口なら、本当は東西南北4ブロックに一つずつ、30万冊規模の図書館があればと思っている。
交通網が集まっている大通地区に、30万冊規模の図書館があれば、市内全域の人たちが利用できると思う。
都市にふさわしい図書館をぜひという思いはそこにもある。

乳井会長

逆に、図書館があるかというよりは、どのように自分の情報をつくっていくかが重要になっている。どのレベルでどういう形のものが一番適切になっていくのかということも考えなければいけない。

河村委員

200万人都市で中央図書館の次が8万冊で、地区図書館の位置づけが非常に小さい。今までの大規模館、中規模館、小規模館の3段階構成論は、近隣の住民が、近くの図書館に徒歩でやってくるという計画論を忠実に成し遂げたサービス計画だったと思うが、ニーズが変わってきているので、徒歩圏と言われる住民であっても、みんな車でやってくる。
地区図書館の規模は、可能であれば8万冊から倍の16万冊くらいにして、大きい形に持っていって、駐車場を充実させてあげればいい。
地区図書館と本館との機能は全然違うから、都心にふさわしい図書館となると、市の交通がバスセンターや大通に集まってくるということになれば、そこに駐車場も大きく充実した、地区図書館とはまた別の非利用者層のサラリーマン層も取り込むという運営でいいのではないか。
札幌市のような大きな市になってくると、地方の中小都市とは違った切り出し方があると思う。
計画論的な話になるが、指定管理者の導入で、市の運営から切り離していくのであれば、地区センターや近隣の希望図書館サービスは、一時終わったと思う。ある程度、地区センターを充実させ、大規模館を充実させる。
今までは、建物があって、そこに皆さんが歩いて来られるような計画サービス論であったが、実際使っているのは小学生以下の子どもがいる30代、40代の女性だ。
先ほどのブックスタートと絡めて、小学校への図書の配本、利用のきっかけができてきたときの地区図書館の充実、少し従来の図書館とは違った別なサービスが充実されるといいと思う。

乳井会長

1点、確認をしておかなければいけないのは、都心にふさわしい図書館と言われたときに、空間の話で、蔵書数が増えていくと場所をとるし、どんどん拡大していくので、本、あるいは活字化されたものを皆さんのもとへ届ける方法を考えなくてはいけない。
電子図書という形もあるが、移行するには、年齢的なギャップなどで使えない方が随分いらっしゃることを考えていく。
ネットワークその他を利用したものということで、最初の協議会で、これから図書館の中で建物は必要ではなくなるのではないかという話をして批判を浴びた。
しかし、今後、インターネット上でさまざまな言語があり、そこにあるものを集めてくることがあって、その中で全体的な傾向やトレンドを調べたりするものだから、もともと冊子とは全く違う傾向で調べなければならないことが起こってきて、それは図書館を必ずしも利用できるかというと、そうではない。
ただ、その中で、情報を集める力をどう育てていくかという点が非常に難しい。これは、学生に対しても難しいし、まして小学校、中学校、高校あたりまでは、そのことについて体系的にサービスしていくという方向は、でき上がっていない。
これから図書館が目指す方向として、紙媒体、あるいは、都市にふさわしいゆとりのある空間に人が集まってきてという計画になるのか、逆にネットワーク住民のようになってしまう人も出てくるのではないかと思う。
それにふさわしい図書館として、著作権やアーカイブなどいろいろな問題点が出てくる。
それに移行するための人員をどうするか、どのようなサービスに人員を配置するかということもまだまだだ。
もう一方では、ブックスタートのように、人間と人間がコミュニケーションするような形もすごく大事だ。
現状のサービスの中で、どちらの切り口にいくかは非常に難しい。そういう順位も考えながら今後を見通していかないと、図書館のことも難しい。

細谷副会長

札幌の図書館はまだそれ以前の段階ではないか。
明確に確定できているものを探すのはネットでもいいが、課題や漠然としたテーマを抱えて、背表紙や目次を眺め、中を拾い読みして、求める情報の周辺を触れるというのが図書館の最大の魅力だと思う。
そういう意味では、それなりの紙媒体の蔵書数を備えた図書館というのがまず前提にあって、サービスの拡大というのは、それプラスだと思う。

乳井会長

私は、教えていることが図書館の分類の資料組織体系だから、今言ったことは痛いほどわかる。
本がなくてもきれいにあいまいに検索できるかとか、画像が見えるかとか、それについての検索ツールをどうするか、図書館で漠然と本を見ながらそこで拡大できるということもあるし、ネットワーク上でいろいろな類推を図っていろいろな本を拾ってくるという類推の仕方もある。
どちらがいいかは、今の本が果たす役割としては、あいまいな中にいきながら図書の世界に入っていくのは大賛成なので、そのことについては全く否定するつもりはないし、それが現実の中で図書館として最もふさわしいものだと思っている。

成田委員

新時代の図書館に新しいニーズをどうバランスよく入れて位置づけていくかということを協議していけばいい。
北大図書館をよく利用するが、集めた情報を自分の中で醸成して何かにしようと考える時間を持てる空間だと思う。
それは図書館ならではで、中高生があいまいなものを考える時間やゆとりをもっと持てるような機会があればいいと思っている。
反面、ビジネス支援などでは絶えず最新のトレンドを集めていかなければならないので、新図書館にはその機能も求められると思う。
デジタルアーカイブは、時代や機器の移り変わりによる更新に費用がかかるなど、いろいろな問題が起きてくる。
図書の蔵書以外の予算のウエートは上がるし、それに精通した人材も必要になる。
また、個人的にやっている活動で、本を紹介したりしているが、親と小学生くらいの子は来るが、中高生が来るイベントのようなものが余りない。
図書館の人手や予算をあてにしなくても、民間のアイデアを活用してイベントなどができるのであれば、場所の提供や広報の協力ということで支援していただければ、中高生のためにできる素地が生まれるかもしれない。

平野委員

すべての基本は、子どものときから育っていくものだと思う。ブックスタートが始まっても、本を与えればそれでいいと思ってしまい、そこでストップしてしまっている。
親の意識によって、全然変わってしまう。今、読み聞かせと言って小学校でもいろいろ行なっているが、ただ読めばいいということではなく、渡すもの、大切なものがいろいろとある。
それらの情報とかスキルも欲しい。一生懸命やっているところは深めているが、やりっ放しのところもある。

成田委員

ある程度家庭的に恵まれなくても、ここへ行けば図書環境や情報に当たれるという環境が、中高生も含めて子どもにあればいいと思う。
親に頼らなくても社会的にそういう整理があれば、子どもが恩恵にあずかれるということも考えなければいけない。

梶委員

そのかぎが学校図書館だ。

平野委員

今、小学校で中央図書館まで来られるといったら、4校か5校が限界で、なかなか来られない。

乳井会長

今、読書の高揚などが言われているが、ただ読ませるだけではなく、大人が持っているものを伝えていく場所として、図書や本、読み聞かせなどが大事だということで見直されると思う。
言葉というのは母親から伝わっていき、そこで世界ができ上がっていくが、小中高とだんだん親とも話をしなくなってというところがある。
しかし、今度は他の集団の中で世界を広げていく。そういうものが図書館の機能の中にあってくれると非常にありがたい。
今、さまざまな問題点が出てきたが、諮問の関係から、目次立てなどをしながら細かいところに移っていかなければいけない。
前の評価とあり方については、現状に対する厳しい見方はあってしかるべきだと思うが、これから子どもの読書その他については、自分たちの思いも少し盛り込めるような形のものが入っていくとうれしい。

(「異議なし」と発言する者あり)

乳井会長

それでは、皆さんから、データその他でこんな事例があるということがあったら事務局の方に送っていただき、それらも踏まえながら進めていくような形にしていきたい。

(「異議なし」と発言する者あり)

乳井会長

それでは、事務局から連絡事項はあるか。

橘管理課長

事例や意見があったら、こちらの方からまた連絡し、意見等を取りまとめて、次回に提供したい。事務局からは以上です。

成田委員

広報さっぽろで、学校図書館が1回1,000円で図書の貸し出しのボランティアを募集していた。
その後、応募状況など教えていただけたら参考になる。

菅生調整担当係長

先日、連絡会があり、学校教育の指導室が主に取り組んでいるものとして説明があった。
学校図書館の活用促進として、先生だけでは学校図書館を開いている時間を維持するのが難しいので、ボランティアを中学校に派遣し、今年度はモデルケースとして6校で実施している。
来年度以降、中央区と西区の中学校のすべてに派遣するため、ボランティアを20名程度募集しているが、今の段階で既に100名の方が応募しているということだった。

梶委員

昨年8月からインターネット予約が開始になり、どのくらいの利用があるのか。

千葉業務課長

2月を例にとると、全体の1カ月間の予約が93,836件。19年度当時だと53,854件。これで比較すると、予約自体は1.7倍ぐらいの伸びになってきている。
そのうち、パソコン、携帯からを合わせると93,836件の中の約65%が既にインターネットでの予約という形になっている。8月開始から約半年たったが、札幌の場合、インターネット利用への移行が急速に進んでいると感じている。

細谷副会長

大都市の図書館職員の人に、いわゆるベストセラーの予約件数はどのくらいか聞いてみたら、札幌市の1,700件とか1,900件というのはかなり多いようだ。
この本と特定できる本はネット予約できるが、こういうことについて調べたいという調べ方は、ネット予約と大通カウンターでは全然できない。
逆に、借りたり返したりするために図書館へ足を運ぶついでに見ていくという機会が減り、よく知られた本にとりあえず予約をかけて、そういう本の予約が伸びるという一種の貸し本屋現象が強まっているのではないか。

千葉業務課長

ネット予約が進んでも、来館者についてはほとんど変化がない。
本当に欲しい本、読みたい本ならば、あらかじめインターネットで予約し、自分の一番行きやすいところに取り寄せておいてから行く。何かこういう感じのものを見たいというときには来館する。
取りに来たときに書架や書棚を見ながら選んでいかれるという形で、上手に使い分けられている気がする。
ピンポイント的に本を探すには、検索がとてもメリットであり、書庫の本が大変動くようになっている。10年前に少し話題になったようなものや、昭和40年の古い本も、検索画面から見つけ出して借りられていくこともある。
閉架になっても、手元のパソコン画面で見られて、過去の資料も随分利用されるようになってきた。インターネット利用と来館者が減っていないことも含めて、市民が上手に図書館を使えるようになっていけばいい。
今、インターネット予約は1.7倍だが、貸し出しは約1.1倍で、予約量がそのまま貸し出し量には結びついていない。今後はこの流れも見ていかなければならないと思っている。

河村委員

図書館サービスは、多様なチャンネルを用意するということだ。
だから、棚にある本をブラウジングしているうちにいいものを発見することもあるし、今まで目に触れていない書庫にあったものが主題をもとに検索していって利用されるようになることもあると思う。
借り出し利用は増えていなくてもいい。ベストセラーに1,700冊の予約が入ったからといって、それを500冊購入するという議論にはならない。
利用に見合っただけの用意は必要だが、利用者が一つの空間の中で物事をつくり上げていけるという、貸し出し中心から脱却していくのが、サービスの流れだと思う。
今、札幌市という大きな政令指定都市の中で、見本となる図書館運営ということで長い目で計画が立てられたらいい。

三谷委員

図書館サービスでは、対面のレファレンスサービスが一番の重点だが、地方の市町村でも、名前、住所、電話番号など信用性のあるもので、メールで回答を求めたら、即答はできないが、調べて司書がお答えするというようなデジタルレファレンスサービスもかなり広まってきている。
しかし、ヤングアダルトなどは、本を手にしてみないとわからないことがあるから、ネットを使うのは無理なところもあるし、それが一つのテーマとしてある。

梶委員

以前、図書館で本の予約を電話で受け付けてほしいという話をしたが、できないと言われた。
来館者が優先なのであれば、条件としては同じなのに、ネットでの予約はできるのはなぜか。

千葉業務課長

来館者優先ということではなく、インターネット予約の場合、利用者が自分で資料をきちんと特定した上で予約するが、電話の場合は、やりとりの中で改版や出版名など、図書館側でいろいろ検索をかけながら、資料を特定していくケースが多い。
また、相手が本人かという確認も必要になる。
専門の窓口で、相手の方と十分に話し合える体制の中で、内容をくわしく聞き取りながらできればいいのかもしれないが、現時点では困難である。

乳井会長

いろいろな会や組織ができると、連携は弱くなるので、目配せしていかなければいけない。
今日は、今までにないような議論をいただき、非常にありがたい。
これからの図書館サービスを考えていったときに、私たち利用者がどう育っていくか、どのように地域の常識を高めるか、その役割を担っていけるようなコンテンポラリーを高めていくことは非常に大切だ。
新しい環境も踏まえて意見を出していただければと思っている。
意見がたくさん出たので、これから整理をしながら持っていきたい。

3.閉会

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