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更新日:2011年2月15日

第1期図書館協議会 第3回会議 平成17年12月8日

1.日時

平成17(2005)年12月8日(木曜日) 10時00分~12時10分

2.会場

札幌市中央図書館 3階 講堂

3.出席者

梶委員、河村委員、久米委員、小田委員、乳井委員、二ッ山委員、平野委員、細谷委員、
源委員、宮地委員、渡部委員
(欠席者)菊池委員

4.傍聴者

3人

5.会議次第

1.開会

2.議事内容(概略)

乳井会長

前回では、大きく分けて二つのことが議題に上がっていた。一つは、各地区図書館がその地域に合わせた開館形態をとってもいいのではないかということ。二つ目は、どの時間帯で開館していったらいいのかということだったと思う。今日は、時間を延長する、あるいは開館日を広げていくことについて、図書館はこうあるべきというご意見を皆さんからいただいていきたい。
まず、1万人アンケート結果などの手元資料の説明をお願いしたい。

事務局資料説明

 『1万人アンケート』について。市では、今年8月に20歳以上の男女1万人を対象としたアンケートを行い、この中に図書館に関する調査項目も含めた。設問と回答の要旨は以下のとおり。

 ・「札幌市の図書館を利用したことがある」人は、60.7%、「これまでまったく利用したことがない」ひとは、36.9%。

 ・「主に利用している施設」は、「地区図書館」が35.6%、「中央図書館」が24.6%。

 ・図書館を「利用している目的」は、「貸出や返却のため」が72.1%、「調査・研究のため」が35.6%。

 ・図書館を「利用したことがない理由」は、「利用する機会がなかった」が56.9%、「場所がどこにあるのかわからない」が15.3%

 ・「今後の図書館サービスに望むこと」は、「図書や情報の充実」が20.6%、「開館時間の延長」が19.5%

 『中央図書館と地区図書館の蔵書構成及び利用統計』について。中央図書館は、各門均等に蔵書を収集しているが、社会科学部門を特に充実させている。一方、地区図書館は、文学の収集に重きを置いている。利用統計については、現在のプログラムでは、10代、20代、30代といった細かな区分けで統計を取ることができず、また、地区図書館ごとの年代別の貸出利用統計を出すことができない。
前回ご要望のあったとおりの資料を提示できず、ご容赦願いたい。現在、プログラムについては変更を指示している。

乳井会長

資料についての質問、意見があれば。

細谷副会長

この利用統計は、貸出券によるデータか。

谷管理課長

はい。今は家族の貸出券の使用を認めているので、実際の利用者と利用統計データが合わないことは考えられる。

梶委員

利用者構成を見ると、やはり10代のパーセンテージが非常に低いと感じる。活字離れなのかという感想を持った。

渡部委員

中学生からは、部活や受験勉強のための塾が最優先で、図書館には行きたくても行く余裕がないのではないかと思う。アンケートの中で、「図書館を利用する機会がなかった」という回答があるが、これについてどう受けとめているか。

谷管理課長

男性は会社勤めの方が多く、よほど必要がなければ図書館に来ることはないのではと考える。また主婦の方は、パートなどに出ている人も多く、図書館の開館日時とタイミングが合わない部分もあるのではと見ている。

細谷副会長

十年以上前になるが、私たちの団体が行ったアンケートでも、男性勤労者の回答は、図書館に行く暇がないというのが圧倒的であった。生活の中で図書館を利用するという発想がないのだと実感したことを思い出した。

宮地委員

今の時代、調べものをしたいときは、図書館を利用するより自宅でインターネットで検索サイトにアクセスするのが普通のパターンだと思う。このアンケート結果を見ても、20~50歳代で開館時間延長が要望されているのは、そもそも図書館にアクセスできないからで、60歳以上が図書の充実を望んでいるのは、図書館にアクセスできるからと言えるのではないか。今後は、インターネット上での予約サービスや、ホームページの充実が必要になってくると考える。

谷管理課長

現在、インターネットで蔵書検索まで可能となっており、市民の方からの、予約もできて本が届いたらその連絡をEメールでもらえるようにしてほしいとの要望はかなり強くなってきている。財政状況が厳しい中で、時期は平成20年頃となるかもしれないが、次期電算更新時には、インターネット予約を含めたプログラム開発をしていきたい。

二ツ山委員

図書館は市の広報誌等でPR活動はしていると思うが、このアンケート結果を見ると、どこに図書館があるのかわからないという人が1割以上いるというのは、どう解釈したらいいのかという感想を持った。

谷管理課長

札幌市では、市外転入者の方に、公共施設の情報が載っている市民便利帳という冊子を渡している。しかし、図書館としては、来館しない方に対してのPRがこれまで大変不足していたと言わざるを得ない。そういった面がこのアンケート結果に出ているのではと思えるので、今後もPRに力を入れて行きたい。

渡部委員

先ほど年代別の本離れの話しがあったが、私の周りでもほとんど図書館利用者がいない。他の委員の方の周りではどうか聞いてみたい。

梶委員

私の周りでも、図書館では無料で本が借りられるということを知らない人もいる。ただ、ある程度の年代になると、字を読むのが大変になってくる。図書館には大活字本というのがあるのだから、老人の方のためにも、そういった本があることを広くPRしていく必要があると思う。

源委員

アンケート結果の話から少しそれるが、私自身や周りを見ても、日々の仕事が忙しくて、休みでも図書館になかなか足を運べないという人が多いと思う。しかし、読みたい本は買って家の中に本があふれるという生活の中に、図書館を取り込んできて、生活スタイルを見直そうと自分では考えている。そういった生き方みたいなもののPRも、今後の資源問題等を踏まえた上で、考える時代になってきているのではないか。

乳井会長

最後に私から質問が二つ。中央館と地区館では利用者の年代が明らかに違っているが、その辺を今後どのように考えていったらよいか、もう少し調べる必要があると思うがどうか。また、勤労者の情報にアクセスしたいという要求に果たしてうまく対応しているかということも、アンケート結果の中にあると思うがその点どうか。

谷管理課長

今後は、普段利用されている方についてのアンケートも必要になると考えている。また、今回のような無作為抽出のアンケートについても、協議会委員の皆さんに図り、そこで出された調査項目を取り入れ、実施していきたい。次に情報アクセスの件は、図書館をもっと気軽に利用してもらうために、いろいろな使い道があるといったことも含めて、様々なPR活動を展開していかなければいけないと考えている。

乳井会長

では、本題に入って、このようなアンケート結果を踏まえ、開館形態や開館時間について、以前の意見プラスアルファで順に述べていただきたい。

梶委員

一概に時間を延長するのではなく、した方がいいところ、しなくてもいいところがあると思うので、やはり一度地区館それぞれの調査をもう少しする必要があるのではないか。

河村委員

まず第一に、誰をターゲットにしてサービスをしていくかを考える必要がある。今開館時間の延長を望んでいるのは、年代的にいうと勤労者の人なので、図書館を利用したいのに利用できない状況があるということを考えると、開館時間の延長は、地区図書館でこそ実施すべきと思う。

久米委員

休館日については、蔵書整備や職員の方の研修など、一斉に休館する日は必要かと思う。ただ、それは毎週あることについては疑問なので、なるべく多く開館してもらいたい。また、インターネット予約が実現しても、一度は図書館に出向くことを考えると、やはり開館時間も延長する必要があると考える。しかし、全部の図書館でなくとも、便利のいい場所とか限られた何館かで時間延長する形でも対応できるのではないかとも思う。

小田委員

アンケートを利用し、もう少し地区図書館ごとの細かな利用者の動きを知りたい。また、現在の生活サイクルは、私たちが経験したときと比べものにならないくらい複雑化しており、経済的状況、勤労状況など随分と変わってきている。これらもある程度おさえて、開館日時を考えていく必要があると思う。もう一つ、私の持論だが、図書館は大学であろうと企業の図書室であろうと公共性があると考える。札幌市は市の図書館だけで成り立つのではないから、インターネットを利用し、市内すべての図書館・図書室が協力し合える体制作りをこの協議会の中で考えていってもいいのではないか。

平野委員

やはり、各図書館の特殊性というか、その情報が欲しい。絵本コーナーでも、各館によって特色は様々なので、そういうこともキャッチできたらと思う。

二ツ山委員

調べものや自習について、日本の図書館は場所がないというのが自分のここ70年の感想である。近年、社会で増えているニートやフリーター、また不登校の子どもたちの知的な部分を満足させる役割も、ある程度図書館は担っているのではないか。この辺りも議論する必要があると考える。もう一つ、時間延長と図書館活用という視点から、60代、70代を中心としたボランティアの活用について、何かできる部分もあると思う。

源委員

それぞれの館における利用者ニーズのアンケートを実施してもらうとありがたい。その結果、その館ごとの実情に応じた開館日時を考えられるのではないか。

宮地委員

全く利用していない人をどう取り込むかを考える観点が必要。それと、今利用している人をもっと利用してもらえるようにするという、二つのアプローチがいるのではないか。中央館については、全く利用していない人に対しPRをするなり、土日に限って開館時間を延長するなど、アクセスを広げていくべき。地区館については、現在の利用者にさらに来てもらえるよう、各館でアンケートをとるなりして、時間延長などを考えていくべき。また、月曜日を開館し、主婦や老人の方の居場所としての重要度をあげることが必要と考える。

渡部委員

今後、図書館はどのような形態で利用されていくのかというビジョンを念頭に、ぜひ図書館ボランティア養成制度をつくっていただきたいと思う。

細谷副会長

これまで、勤労者をはじめとする大人のための図書館というか、そういった思想が深められてきていなかったと考える。生活スタイルが多様化している現在、これに対応できるような開館時間を考えていかなければならない。ある時間帯を決め、一定の試行期間を設けて、その中で利用者の声を聞いて、その後実態に応じて調整していくということもできるのではないか。ボランティアについては、主体的な社会参加という側面で考える場合、仕事の専門性と公的責任をしっかりと踏まえた議論をしていきたい。また、市民へのPRは利用するきっかけづくりという観点からもとても大事なことと考える。図書館は月曜日休館というのはかなり定着しているので、休館日を変更する際はしつこいくらいの徹底したPRをすることを要望したい。

乳井会長

皆さんの意見を集約したかたちで、その方向性について述べたい。
ネットワークを介してサービスを行うとき、情報は動いても物は動かないという状態にしてはいけないと考える。資料の受け渡しについて、その仕組みもしっかりと考えていく必要がある。
アンケートの中で、6割いる図書館に来ない人に対し、なんとかPRしていったり、声を届けようという動きを大事にし、広げていかなければならない。開館時間に関しては、試行期間を設ける方向性や、各館で時間をばらばらにすることが果たして理想的かなど、もう一度検討する必要があると考える。ただ、少なくとも開館時間の延長は考えるべきではないか。月曜日の開館については、振替休あるという観点からも、今までのように休館とするのは合理的でないという結論がまとまってきたように思う。その他細かいところは、意見を調整していく必要があるが、今後皆さんの意見を聞きながら話を進めていきたい。

3.閉会

乳井会長

それでは、今日はこれで話を終わらせていただく。

平成18年(2006年)5月28日

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