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第6回会議は下記の通り開催されました。
開催日時
平成19年11月20日(火曜日)18時30分から20時00分まで
開催場所
札幌市役所本庁舎地下1階南西会議室
(委員)
木村委員長、金井委員、菅原委員、向井委員
(事務局)
市民自治推進室長、市民活動促進担当課長、市民活動促進担当係長、市民活動促進担当2名
(傍聴者)
なし
(事務局)
事務局より、11月12日に開かれた財政市民委員会にて提出した、市民まちづくり活動促進条例の素案についての説明があった。
(事務局)
事務局より、事前に配布した資料(今年の8、9月に実施した市民活動団体へのヒアリング調査結果及び今年7月実施した市民活動団体に対するアンケート調査結果)についての説明があった。
(委員)
前回もお話ししましたが、ちえりあでボランティアメッセinSAPPOROといものを毎年開催しています。ボランティア団体やNPOがそれぞれブースをつくって、企業説明会のような感じでPRを行うものです。
(委員)
数年前まで毎年、東区の区民センターでも10団体くらいのNPOが同じようなものを行っていました。中には町内会の活動もありました。ここ2、3年は聞かないので開催されていないのかもしれませんが、いつもほぼ同じ団体が出ていたので、毎年違う団体が出ていただければもっと良いと思います。
そもそも市民活動等を行っていない一般の方々は、一切こうした活動のことを知る機会がありません。大変な作業ですが、このような会を開くことで一般の方も参加できるきっかけとなるのです。
(事務局)
市民活動サポートセンターではパネル展やイベント、北区ではボランティア展や団塊の世代向けのセミナーなどを行っていました。
(委員)
私は、札幌青年会議所(JC)としてまちづくりを推し進めるために、外部のNPO法人や企業を含め一緒に活動してきましたが、今回のアンケート調査結果のとおり、各団体が人材面や資金面において共通した問題を抱えていることがわかりました。まちづくりに精通した方はまだまだ一握りであり、また、各NPOは専門的である分野に関してはかなり詳しいのですが、横のつながりが少ないのが現状です。ですから、広く、不特定多数の方に対して告知ができる方法を考える必要があります。
こうしたことを踏まえて、来年JCでは、「まちづくりフェスタ」というものを企画しておりまして、これは箱をつくって来てくださいというよりも、人がいるところで開催しようという発想から、サッポロファクトリーで開催することを考えております。条例だけが先走って、現場がついていけないという状況にならないために、横断的なキーマンや組織だった形づくりなどのような仕掛けが必要だと思います。
(委員)
先程、事務局のアンケート調査結果の説明で、もっと補助金や委託金等の資金をいただきたいという団体からの意見が多数あったことから、自分たちで資金をつくり出す方法を考えることも必要なのではないか、というような話がありました。
そこで私は資金面について、町内会関係の中の話をしますが、社会福祉協議会は私たちから賛助会費を集めております。それが地域に戻ってきて、町内会活動に使っています。また、自分たちが集めた会費で町内会における色々な事業を行っています。市から会議費をもらっていますが、これは会議のためにしか使えません。こうしたことから、町内会は市からの資金に頼らなくてもやっていけるという自負があることをわかっていただきたいと思います。そして、従来やってきた活動が、条例ができることで今後どうなるのかという不安もあるのです。
(事務局)
誤解を招かないように言いますと、ヒアリング調査自体はNPO法人を対象としたものなので、町内会が当てはまるものではありません。そして、新しいテーマ型のNPOを中心とした活動は、会費や自主事業費だけでは賄いきれない部分について、どうしても行政やその他補助金に頼ってしまったりするところは出てきてしまうのかなと思っているところではあるのです。
また、条例制定後に設置予定の基金につきましても、決して既にある活動を阻害するものではなく、それをより一層育むためのものですので、これまでの事業を何か展開したいという場合に活用していただければと思うのです。
(委員)
資金につきましては前回も議論がありましたが、色々な企業や団体が市民活動に助成をしていますので、各種助成制度の情報を載せたハンドブックのようなものを、行政から少しお金を出すなどしてNPOにつくってもらうというようなことがあると思います。ただ、情報を出す側にもメリットがあることが大事です。ハンドブックによって助成された団体が、こうしたことをやっていますという報告を行うというような努力も必要ですね。
(委員)
人材についてですが、市のOBの方はまちづくりに関してのノウハウを持っています。その方たちが町内会に入ると大変なすばらしいものができるのです。これはぜひとも生かしていただきたいと思います。
(委員)
現在、規模の大小、営利非営利問わず色々な団体で人材のことが問題になっていると思います。そこで私は、例えば夜間等都合のいい時間帯で基本的な講義等を受けるスクール的なものが必要だと思います。そこで実践面で体験的な学びを通じて、正式な資格ではないですが、みんなから認められる資格のようなものを取得するという仕組みを考えてみてはどうかと思っております。医者や看護師になるにも専門学校的なものがあります。NPOの分野でも、皆さんが公平に活動してもらいつつ、将来を見据えてここの団体の問題は何だということをお話しできるくらいの思いや情熱がある人を育成していく仕組みをどうにかつくれないものかなと考えているのです。
(委員)
現在のまちづくりセンターの所長さんは地域と協働して活動するという役割を担っているので、所長さんを対象に、地域住民との協働について、さっぽろ市民カレッジの講座でやってみようかということを考えています。これはある一ヶ所に来てもらうよりは、皆さんが歩いて通えるようなまちづくりセンターで行い、プログラム作成にはNPOの人たちに積極的に参加してもらうことを想定しています。つまりは、まちづくりセンターで話し合いの場をつくって、ある意味ではNPOの人たちがリーダーシップを発揮するような仕組みをどうつくったら良いかということです。
(委員)
私たちの地域は、おかげさまですばらしい所長の方が来てくださっています。今話になっていた勉強会のようなものを開くとなった際、その所長は、上からの押しつけではなく、こういったものがある、こういった方法がありますと所長が自ら勉強しアイディアを出してくれるのです。それから、そこにNPOの皆さんも数団体入ってきてくれています。現在のNPOの人たちは大変知識を持っているので、地域にとっても大切なのです。
(委員)
いい所長さんが来ているからそうなるのではなくて、地域が育っているとも考えられますね。ただ、その所長さんは、まちづくりにおいて、情報提供→課題提出→ネットワークづくりを行うことで、良いコーディネーターの役割を果たしているのだと思います。
ただ、地域ごとにばらつきがでないようにするにはどうするかですね。
(委員)
当組織が関わった町内会、まちづくりセンターなどでもかなりの温度差がありました。これを解消するには、今話しているような情報をどれだけ共有化できるかだと思います。街灯がないとかゴミステーションが汚いとか、そういう問題を解決した実績や成果があるという話を聞けば、やろうという話になると思うのです。ですから、そういった事例をコミュニティに投げかける仕組みがなければいけません。
(委員)
まちづくりセンターを拠点に、協働でまちづくりを進めていくというのは、札幌市の重要な施策なので、センター所長間で成果を報告するような交流の場はあると思いますが、行政内だけでやっていると今までの行政の文化を変えていくのは難しいと思います。むしろ、地域住民も参加する形で一緒に話し合う場を設けて、そこで所長さんも自分の実践を確認し、市民と一緒に学び合っていくような仕組みが必要なのではないでしょうか。
(事務局)
事務局より、次回は年明けの1月に行いたい旨説明。後日日程調整を行うこととなった。
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