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令和3年度(2021年度)の札幌市水道局予算案の作成は、「予算編成方針」に基づいて行います。
水道事業の主たる収入である給水収益は、ここ数年横ばいで推移しているものの、平成9年度以降減少傾向が続いており、人口減少社会の到来等により、今後も更なる減少が見込まれています。
一方、建設改良費は、経年劣化に伴う水道施設の更新や、近年の大規模な地震・大豪雨等の発生を踏まえた耐震化等の災害対策の実施のため、今後も多額の経費が必要となることから、引き続き高い水準で推移していくことが予想されます。
こうしたことから、水道事業の財政状況は今後一層厳しくなることが見込まれ、将来にわたり健全経営を持続し安全・安定給水を堅持していくためには、計画的な事業執行に加え、更なる経費節減が求められます。
札幌市水道局では、平成27年度からの10年間を計画期間とした札幌水道ビジョン(以下「ビジョン」という。)に基づき、昨年度は後半5年間(令和2年度から令和6年度)の財政収支見通しを策定し、各事業を計画的に進めております。
令和3年度予算は、ビジョン後半5年間の2年目にあたる予算であることから、策定した財政収支見通しに基づき、進捗管理を徹底した計画事業の実施はもとより、事業を取り巻く環境や社会経済情勢等の変化を踏まえた事業の見直し、新たな事業の企画・立案により業務の効率化を図ることで、更なる経費節減と利用者サービスの向上に努めることが必要となります。
つきましては、令和3年度予算編成においては、健全な財政状況の維持と更なる事業運営の効率化や利用者サービスの向上に繋げるため、『計画事業の着実な実施』と『多角的な視点で積極的に挑戦する』ことを基本方針とし、予算編成を行います。
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