ホーム > 健康・福祉・子育て > 福祉・介護 > 障がい福祉 > サービスを利用するみなさまへ > 障がいのある方への就労支援 > 企業の方向けの情報 > 障がいのある方の就労事例集 > ひとつひとつの経験をお互いが「貴重なもの」と捉えられれば高い壁も超えられる。(金田一 晴華さん)
ここから本文です。
業種 |
サービス業 |
---|---|
名前 | 金田一 晴華 |
障がい種別・程度 | 1種 1級 |
記載日:令和3年10月23日
賃貸生活の24時間サービスと言って、お家の「困った」を解決するための対応を行っています。
スケジュールは特になく、決まった予定がなければお客様からいただいた困りごと(案件)の対応を行います。
その日のシフト等によって休憩に入る時間は変動します。
車いすを使用しており、入社直後はバリアフリーではなかったのですが、少しずつバリアをなくしていただき多目的トイレまで作っていただきました。
会社のイベントなども、「できない」ではなく「どうやったらできるか」を考えようというスタンスがとても新鮮で、ありがたいです。
まだまだ工夫が足りず理想とする仕事はできていないのですが、優先度をつける、落ち着いて対応について検討する努力を行うなど、地味な工夫を試みています。
ただ、力や視野が及ばないことが多いので、常に前進できるようひとり反省会もしています。
中央区の就労移行支援事業所を利用させていただきました。
楽しく就労について学べたり、PCの知識を得られるだけでなく様々なことに挑戦させていただける(料理、クラフト等)のでとてもおすすめです!
仕事で困った際は、基本的には上席や仲間へ相談をしています。
趣味が多すぎて言い切れませんが、基本的には家でのんびりしていることが多いです。映画・アニメ鑑賞、友達とイベントに行ったり、カラオケに行ったり(今は時勢柄難しいところもありますが……)。
最近は一人部屋を獲得するため奮闘中です。もし獲得したらネット配信に挑戦してみたいと思います……!
歩んできた道のり(ご自分の年表)
3歳 | 先天性骨形成不全症発覚 |
---|---|
6歳 | 札幌市立山の手養護学校 入学 |
18歳 | 札幌市立山の手養護学 卒業
三角山放送局 パーソナリティをお任せいただく 就労移行支援事業所 入所 |
20歳 | 株式会社リペアサービス 入社 |
健常者にそれぞれ抱える事情や個性があるように、障がい者も同じだと思っています。
お互いに歩み寄る意思があれば、「できない」ことも「できる」に変えられる可能性があるので、一人で悩まず、一緒に悩んでいくことが大切かなと思います。
どうしても慣れないことはあり、工夫しないと解決しないことはあるはずですが、案外その場に直面してみたらあっさり解決したり、しないときはお互いの勉強に繋がったり。
ひとつひとつの経験を、お互いが「貴重なもの」と捉えられれば割と高い壁も超えられるような気がします。それは片方のみが努力するものではありませんので、あまり重くとらえずに、負担にせずに、一緒に前へ進んでいく仲間をどうか見つけていただければと思います。
会社に入ったら終わり、ではありません。そこから割と、無限の可能性が広がっています。
その可能性をどれだけ広げられるかは、あなた次第でもあり、会社次第でもあります。
頼って、努力して、進んで、楽しんで、何か一つでも掴んでみることができれば、もっともっと楽しいことができるようになるかもしれません。
あなた一人で行うことでも、会社側だけが行うことでもありません。
あなたの可能性を、いろんな人と一緒にどこまでも広げていけるような居場所を、自分で見つけていただければと思います。応援しています!!
(この記事は、ご本人から提出していただいた原稿を基に作成しています。)
このページについてのお問い合わせ
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.