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更新日:2023年9月7日

南1条通における道路空間利活用実証実験

大通地区の商店街やまちづくり会社をはじめ、運送事業者、学識経験者、札幌市等で構成される札幌都心交通研究会では、路上駐車等の交通課題の解消や道路空間における新たな賑わいの創出などに向けて検討を進めてきたところですが、この度、国土交通省道路局の採択を受け、下記のとおり実証実験を行い、道路空間の再配分や時間帯別の運用等を試行し、道路交通への影響や新たに生まれた歩行空間の利活用による効果等を検証しました。札幌市では本実証実験の取組支援を行っております。

実験名称

多様なニーズに対応し、新たな賑わいの創出に資する道路空間利活用実証実験

期間

令和4年(2022年)6月17日(金曜日)~6月30日(木曜日)

場所 南1条通(札幌市中央区南1条西2丁目、3丁目)
実施主体

札幌都心交通研究会 道路空間利活用部会

 構成員:一番街商店街振興組合、一般社団法人札幌地区トラック協会、一般社団法人札幌ハイヤー協会、札幌地区バス協会、北海道大学

 事務局:札幌大通まちづくり株式会社

 オブザーバー:北海道開発局、北海道運輸局、北海道警察、札幌市

主な実施内容

片側2車線を1車線に規制して生まれた空間を利用し、以下の取組を実施します。

・車道上に通行位置を明示して自転車の車道走行を促すことで、歩道上に安全・安心な歩行空間を確保するとともに、賑わい空間と荷捌空間のタイムシェア等を実施することで道路空間を有効活用するなど、交通課題の解消に向けた検証を行います。

・道路空間を活用して、沿道店舗や学生による物販・展示、キッチンカーの出店等に加え、テーブルや椅子を設置することにより、来街者がまち歩きを楽しみ、快適に滞在できる空間を創出します。

渋滞対策及び安全対策等

・地元関係者や関係団体、来街者等へホームページ等により広く周知します。

・事前の周知看板の設置等による自動車の迂回への協力依頼により渋滞対策を行うとともに、警備員の配置等により安全対策を行います。

・消毒液の設置や密集を避けることなどにより新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を行います。

実験概要 実験概要(PDF:748KB)
公式HP

さっぽろ わざわざわストリート 南一条通・一番街つながるプロジェクト

 実験結果 

取組による効果

・道路空間を再配分し、快適に滞在できる空間の整備やキッチンカー・沿道店舗の出店により賑わいが創出(歩行者数は実験前に比べて約1.9倍に増加(休日))。

・時間帯毎のニーズに応じてタイムシェアすることで、限られた空間を有効活用し、賑わいが創出し、荷さばきが効率化。

・矢羽根型路面表示の整備や啓発等に伴う自転車の車道走行率向上により、歩行者の安全性が向上(自転車車道走行率は実験前に比べて約2.1倍に増加(休日))。

明らかになった課題

・車線が減少したことにより朝の通勤時間帯を中心に一時的な渋滞や周辺エリアの路上駐車が増加。

・恒常的な賑わいづくりに向けた担い手や事業費の確保も含めた持続可能な仕組みが必要。

・特に啓発員不在の時間帯には自転車の歩道走行が多く、継続的な自転車利用ルールの周知・徹底が必要。

今後の方向性

・今回の実験を通じて得られた課題を踏まえ沿道事業者や運輸事業者、関係行政機関等が連携して交通課題の解決と賑わい創出に向けた検討を継続し、必要に応じて調査・取組を実施。

・周辺の中通等の活用等も視野に入れたエリア全体での荷さばきスペース、運用の検討が必要。

・都心全体の交通や道路空間の状況も踏まえ、都心商業エリアの顔として賑わいや憩いの魅力溢れる南一条通の在り方を検討。

実験結果概要 実験結果概要(PDF:3,499KB)

 

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