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更新日:2024年3月11日

地下鉄平岸駅周辺地区での取組

取組の概要

札幌市では、主要な地下鉄駅周辺などを「地域交流拠点」と位置付けて、拠点のまちづくりを進めています。
その一環として、平成29年度より、地下鉄平岸駅周辺地区において、地区の住民や事業者の方々とまちづくりの方向性を共有するため、「平岸の未来づくりワークショップ」を開催しながら指針作りに向けて取り組みを進め、令和元年5月に「平岸まちづくり指針」を策定しました。
令和2年度には、平岸中央商店街振興組合と連携し、誰もが自由に休憩できるベンチを設置する取組として、「平岸GOGOベンチプロジェクト」を開始しました。
また、地域の企業が主体となって行う取組として、令和2年11月3日には第1回目となる「平岸マルシェ」が開催されました。
令和5年度は、「平岸まちづくり指針」の取組を一層推進するために、「平岸駅周辺地区地区計画」を策定しました。
今後も、地域との協働で地下鉄平岸駅周辺地区の魅力向上に向けたまちづくりを進めていきます。

【平岸まちづくり指針にて目指すイメージ】

平岸通の夜のイメージ
夜間に飲食店などの明かりが灯り、にぎわいを創出するイメージ

 平岸通のイベント時のイメージ

YOSAKOIソーランなどのイベント時にも楽しく散策でき、長く時間を過ごせるエリアのイメージ

平岸駅周辺地区地区計画

「平岸駅周辺地区地区計画」が決定しました。(令和5年12月14日)

近年、メインストリートである、平岸通(平岸街道)や白石・中の島通沿いの建替えが活発となっていることから、「平岸まちづくり指針」の取り組みをより一層図り、『商店やにぎわいの連続性』などのまちづくりを誘導するため、地区計画の策定に向けて検討を進めてきましたが、このたび令和5年12月14日に、「平岸駅周辺地区地区計画」が決定しました
地区計画の計画書・計画図は、地区計画決定状況一覧よりご確認ください。地区計画の区域内で工事を行うときは届出が必要です。届出の必要な工事、届出先、届出の様式については、「地区計画の届出」のページをご確認ください。

「建築物の容積率の最高限度」の認定をご検討される場合(令和6年3月7日)

容積率の最高限度の認定に関する必要な基準等を、「平岸駅周辺地区地区計画の規定に基づく建築物の最高限度の認定基準」として取りまとめました。認定に係る各種取組の要件や認定申請の手続き等に関しての詳細な基準等を明示しておりますので、容積率の最高限度の認定をご検討される場合には、必ずご確認ください。
また、容積率の最高限度の認定の際には、札幌市との事前協議が必要となります。詳しくはまちづくり政策局都市計画部地域計画課(市役所本庁舎5階電話011-211-2545)にご相談ください

地区計画の内容

地区計画及び地区整備計画の区域

平岸地区計画区域

【対象範囲】

札幌市豊平区平岸1条7丁目、2条4丁目、2条5丁目及び2条6丁目の各一部、平岸2条7丁目、平岸2条8丁目、2条9丁目、3条4丁目、3条5丁目、3条6丁目、3条7丁目、3条8丁目及び3条9丁目の各一部
※地区計画による建築制限や容積率の加算については、都市計画道路「平岸通」または都市計画道路「白石・中の島通」に接する敷地のみを対象としています。

地区計画の目標

平岸駅周辺地区は、第2次札幌市都市計画マスタープランにおいて『地域交流拠点「平岸」』に位置付けられ、多様な都市機能が集積している地区となっています。

かつて、りんご栽培地でもあった平岸駅周辺地区は、地下鉄平岸駅の開業とともに住宅街・商店街として発展してきました。特に、都市計画道路「平岸通」や都市計画道路「白石・中の島通」の沿道周辺は後背圏も含めた地域の生活や交通の拠点であるとともに、にぎわいの中心となっています。

また、令和元年5月には、地域のにぎわいの創出、地域活動の活性化、良好な住環境の形成などを図るため、地域の皆様方とのワークショップなどを経て、地区のまちづくりの目標・方針、ルール等を定めた「平岸まちづくり指針」を策定し、より魅力的なまちづくりの推進を図ることとしています。

近年、平岸駅周辺地区では建替更新による土地利用の変化が進んでおり、今後も地域の中心的な拠点であり続けるためには、これらの開発を適切に誘導・調整し、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の誘導を図る必要があります。

そこで、都市計画道路「平岸通」及び都市計画道路「白石・中の島通」沿いに商業機能などのにぎわいを生む機能を誘導するとともに、魅力的なオープンスペースの創出を促し、地域交流拠点にふさわしい、地域の中心的な拠点としてのにぎわい創出を図ることを目標とします。

地区整備計画(具体的な建物の建て方のルール)

「平岸駅周辺地区地区計画」では、適切な高度利用やにぎわいの創出のため、建築制限を定めるほか、店舗などのにぎわいを生む機能の導入やオープンスペースの整備など、平岸駅周辺地区のまちづくりに貢献する取組などを行う場合には、容積率の加算を行い、『地域交流拠点「平岸」』にふさわしいまちづくりを誘導します。

■地区計画による建築制限

※地区計画による以下の制限については、現在建っている建物には適用されません。

建築制限

建築物の容積率の

最低限度

100%

ただし、都市計画道路「平岸通」または都市計画道路「白石・中の島通」に接する敷地における建築物に限る。

建築物の建蔽率の

最高限度

80%

ただし、都市計画道路「平岸通」または都市計画道路「白石・中の島通」に接する敷地における建築物に限る。

建築物の建築面積の

最低限度

50平方メートル(50m2

ただし、都市計画道路「平岸通」または都市計画道路「白石・中の島通」に接する敷地における建築物に限る。

建築物の壁面の

位置の制限

都市計画道路「平岸通」及び都市計画道路「白石・中の島通」から建築物の外壁等の面までの距離の最低限度は、0.5mとする。

ただし、敷地に接する歩道の地盤面からの高さが3mを超える建築物の部分については除く。


建築物の容積率の最高限度(まちづくりの誘導)

建築物の容積率の最高限度は、容積率加算の条件(下表左欄)の適合状況に応じて、指定容積率400%(商業地域)または300%(近隣商業地域)に下表右欄の値を加算する。

容積率加算の条件

加算容積率 

商業地域:最大+200%

近隣商業地域:最大+150%

1.

1階部分に敷地⾯積の10%以上かつ

30m2以上の誘導⽤途※1を導⼊

1. 2. 3. に該当

+120%


1. 2. に該当

+70%


2. 3. に該当

+50%


2. に該当

+20%

いずれか一つを適用し容積率を加算

2.

幅1.5m以上の歩道沿い空地※2を整備

3.

敷地⾯積の10%以上かつ50m2以上の

広場を整備

4.

地下鉄平岸駅との地下接続

4. に該当

+30%

5.

地域交流拠点「平岸」の魅⼒をさらに

⾼めると認める取組※3

5. に該当最大+80%

2. の歩道沿い空地を整備すること)

※1 誘導用途

…平岸通及び白石・中の島通において商店やにぎわいの連続性を高めるために導入する店舗(物販)や飲食店、ホテル、病院等、児童福祉施設等を指す。


※2 歩道沿い空地

…平岸通及び白石・中の島通において歩きやすさの向上やにぎわいの連続性を高めるために、平岸通及び白石・中の島通に接する敷地の部分に設けるオープンスペース


※3 地域交流拠点「平岸」の魅力をさらに高めると認める取組

…平岸駅周辺地区地区計画にて定めた、誘導用途のさらなる導入や屋根で覆われた歩行空間の創出など、平岸駅周辺地区の魅力を高めると認められる取組。

<容積率を加算する建築物は、以下の事項を満たす建築物に限る>

  • 建築物の1階に住戸または住室を設けないもの(都市計画道路「平岸通」または都市計画道路「白石・中の島通」に面する部分に限る)
  • 都市計画道路「平岸通」または都市計画道路「白石・中の島通」に接する敷地における建築物であること

適用除外

地区整備計画の内容は、主要構造部が木造、鉄骨造、コンクリートブロック造その他これらに類する構造であって、階数が2以下で、かつ地階を有しない建築物で、容易に移転し、又は除却することができるものなどについては、適用しません。

平岸マルシェ

令和2年度より、平岸の人たちにとって楽しい場所を作り、まちの活性化につなげたいという想いから、地域の企業である平岸ハイヤーが主催となり、地域密着の取組としたイベントとして「平岸マルシェ」が開催されています。
令和5年10月22日(日)には、札幌市地域計画課として平岸マルシェに出店しました。
出店の内容については、ニュースレター(PDF:583KB)をご参照ください。
令和5年度のイベントの概要は、ニュースレター(PDF:989KB)の表面をご参照ください。

平岸マルシェ出店1

平岸マルシェ出店2

平岸マルシェ出店3

平岸マルシェ出店4

平岸GOGOベンチプロジェクト

令和2年9月7日から、地下鉄平岸駅周辺のお店の軒先などに木製ベンチ5基を設置し、地域にお住まいの方、地域を訪れる方に自由にご利用いただく「平岸GOGOベンチプロジェクト」を開始しました。
これは、「平岸まちづくり指針」に基づき、平岸中央商店街振興組合と連携し、コロナウィルス感染症により必要性が高まっている屋外での休憩、飲食スペースを生み出す取組です。
木製ベンチはシルバー人材センターの方が手作りで製作したもので、ソーシャルディスタンスに配慮した可動式のテーブルが付属しています。
設置当日は、平岸中央商店街振興組合や実際にベンチを設置する店舗の方、ベンチの製作者の方などにお集まりいただき、ベンチの手交式を行いました。

写真:ベンチの説明の様子
実際にベンチを製作していただいた方から、ベンチの特徴についてご説明いただきました。
ベンチに付属しているテーブルは左右に動かすことができます。

写真:ベンチに座っての記念撮影の様子
平岸中央商店街振興組合の皆様と、近藤議員にもご参加いただき、ベンチをお渡ししました。

写真:ベンチの設置状況
地域の方々が集う地域交流サロン「ぴらけし」の前にも設置しました。

平岸GOGOベンチプロジェクトを契機に地域交流拠点「平岸」の魅力を発信し、コロナに負けない、にぎわいづくりの取組を地域と協働で進めていきます。

平岸まちづくり指針

地下鉄平岸駅周辺地区において、住民、事業者、行政など、多様な主体がまちづくりの方向性を共有するための指針として、令和元年5月に策定しました。

取組の状況

取組

実施日時等

概要

平岸マルシェへの出店

令和5年10月22日(日曜日)

10時~15時

ニュースレター(PDF:583KB)
 地区計画の地域説明会

令和5年6月23日(金曜日)

第1部:15時~
第2部:19時~

令和5年6月24日(土曜日)

14時~

ニュースレター(PDF:989KB)
地区計画の勉強会

令和5年2月21日(火曜日)

15時~

ニュースレター(PDF:542KB)
地区計画の検討開始 令和4年度 ニュースレター(PDF:1,221KB)

平岸マルシェ(札幌市後援イベント)

 

平岸GOGOベンチプロジェクト

令和2年11月3日(火曜日)

 

令和2年9月7日(月曜日)~

ニュースレター(PDF:833KB)
第8回平岸の未来づくりワークショップ

令和2年2月21日(金曜日)

13時30分~15時30分

 
第7回平岸の未来づくりワークショップ

令和元年12月20日(金曜日)

13時30分~15時30分

第7回平岸ワークショップニュースレター(PDF:1,430KB)
第6回平岸の未来づくりワークショップ

平成31年3月15日(金曜日)

13時30分~15時30分

第6回平岸ワークショップニュースレター(PDF:750KB)

平岸まちづくり指針(素案)に関する意見募集

平成31年2月8日(金曜日)~2月25日(月曜日)

意見募集の結果(PDF:958KB)

第5回平岸の未来づくりワークショップ

平成30年12月25日(火曜日)

13時30分~15時30分

第5回平岸ワークショップニュースレター(PDF:1,188KB)

地下鉄平岸駅周辺地区のまちづくり指針策定に向けたアンケート

(※終了しました)

平成30年10月15日(月曜日)~10月29日(月曜日)

アンケート調査票(PDF:1,248KB)

第4回平岸の未来づくりワークショップ

平成30年8月7日(火曜日)

第4回平岸ワークショップニュースレター(PDF:1,525KB)

第3回平岸の未来づくりワークショップ

平成30年1月19日(金曜日)

13時30分~15時30分

第3回平岸ワークショップニュースレター(PDF:1,408KB)

第2回平岸の未来づくりワークショップ

平成29年10月31日(火曜日)
13時30分~15時30分

第2回平岸ワークショップニュースレター(PDF:1,887KB)

第1回平岸の未来づくりワークショップ

平成29年9月29日(金曜日)
第1部:15時~17時
第2部:18時~20時

第1回平岸ワークショップニュースレター(PDF:2,232KB)

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このページについてのお問い合わせ

札幌市まちづくり政策局都市計画部地域計画課

〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市役所本庁舎5階

電話番号:011-211-2545

ファクス番号:011-218-5113