ここから本文です。
第24回日本マス・スクリーニング学会
平成8年9月 徳島市
福士 勝 本間 かおり 三上 篤 佐藤 泰昌 菊地 由生子
血清脂質とは独立した動脈硬化症の危険因子であるリポ蛋白(a)を乾燥濾紙血液でELISA法により測定する方法を確立した。本法は既に報告したコレステロール、アポA-1、アポBとともにスクリーニング法として有用である。
第24回日本マス・スクリーニング学会
平成8年9月 徳島市
花井 潤師 野村 由加利 福士 勝 佐藤 泰昌 菊地 由生子 西 基*1 武田 武夫*2
ろ紙に採取された尿中VMAは採尿後1週間で約10%低下したが、HVAでは変化は認められなかった。神経芽細胞腫スクリーニングでは、採尿から受付までの許容日数とカットオフ値から再検率を検討しなければならない。
*1 札幌医科大学公衆衛生学
*2 国立札幌病院小児科
第24回日本マス・スクリーニング学会
平成8年9月 徳島市
山口 昭弘 福士 勝 佐藤 泰昌 菊地 由生子 長坂 博範*1 楠 祐一*2
北海道内の小児医療機関で痙攣、意識障害、発達発育障害等の症状を有するハイリスク児を対象とした血中、尿中の有機酸、アミノ酸、酵素活性測定、DNA診断によるスクリーニングの有用性を報告した。
*1 北海道大学医学部小児科
*2 北海道療育園
迅速DNA診断法を用いた点変異検索による21-水酸化酵素欠損症の発生頻度
第24回日本マス・スクリーニング学会
平成8年9月 徳島市
三上 篤 山口 昭弘 福士 勝 佐藤 泰昌 菊地 由生子 藤枝 憲二* 田島 敏広*
21-水酸化酵素欠損症で比較的頻度の高い5つの点変異部位をターゲットとして、乾燥濾紙血を用いてその遺伝子保因者検索を行った結果、発生頻度は約4万人に1人と考えられた。
* 北海道大学医学部小児科
バセドウ病の母親から生まれる一過性低T4血症の病因、病態についての検討
第24回日本マス・スクリーニング学会
平成8年9月 徳島市
松浦 信夫*1 大山 宣秀*1 横田 行史*1 柴山 啓子*1 原田 正平*2 市原 侃*2 福士 勝 菊地由生子
妊娠後期にバセドウ病コントロール不良例から生まれる児では、母体からのT4の胎盤通過により、間脳下垂体甲状腺系が抑制され、出生後一過性の低T4血症を起こす。
*1 北里大学医学部小児科
*2 北海道立衛生研究所
札幌市における14ヵ月児に対する神経芽細胞腫マス・スクリーニング
第24回日本マス・スクリーニング学会
平成8年9月 徳島市
西 基*1 三宅 浩次*1 武田 武夫*2 花井 潤師 菊地 由生子
生後14ヵ月のスクリーニングは、6ヵ月スクリーニング偽陰性例の1歳代での発生を発見する効果がある。
*1 札幌医科大学公衆衛生学
*2 国立札幌病院小児科
6ヵ月マス・スクリーニングで発見され、後に再発した神経芽細胞腫とその意義について
第24回日本マス・スクリーニング学会
平成8年9月 徳島市
武田 武夫*1 島田 昌子*1 畑江 芳郎*1 西 基*2 花井 潤師 菊地 由生子
生後6ヵ月のスクリーニングで発見される神経芽細胞腫の副腎原発例では、病期1で生物学的に予後良好な例でも腫瘍細胞の生物学的な性格が変わることがあり、スクリーニングでの早期発見の効果は高い。
*1 国立札幌病院小児科
*2 札幌医科大学公衆衛生学
PCR法を用いた21-水酸化酵素欠損症患児お呼びマス・スクリーニング疑陽性者の遺伝子解析
第24回日本マス・スクリーニング学会
平成8年9月 徳島市
小山さとみ*1 豊浦多喜雄*1 税所純敬*1 下澤和彦*1 武井 一*2 松本 勝*2 三上 篤 福士 勝
マス・スクリーニングで発見された21-水酸化酵素欠損症37例のPCRによる遺伝子解析を行った。塩喪失型では全例ホモ接合体の変異であったが、ヘテロ接合体変異例では塩喪失型、単純男性化型、非古典型のいずれの病型もみられた。
*1 東京医科歯科大学小児科
*2 東京都予防医学協会
Microfluorometory for newborn metabolic screening
3rd Meeting of the International Society for Neonatal Screening
October 1996, Boston USA
Yamaguchi A Fukushi M Sato Y Kikuchi Y
ルーチンの先天性代謝異常スクリーニング4疾患の新しい検査法として開発した、特異酵素を用いる微量蛍光定量法は、マススクリーニング法として有用であった。
International cooperation on neonatal screening
3rd Meeting of the International Society for Neonatal Screening
October 1996, Boston USA
Fukushi M Hanai J Yamaguchi A Mikami A Honma K Nomura Y Arai O Sato Y Kikuchi Y
札幌市で1990年から実施しているJICA委託のマス・スクリーニング技術の集団研修コースの概要とその成果を報告した。
新生児期よりセルロプラスミン値を測定しえた発症前ウィルソン病の1女児例
第39回日本先天代謝異常学会
平成8年11月 東京
大浦 敏博*1 加藤 晴一*1 荒島 真一郎*2 山口 昭弘 白石 広行*3 飯沼 一宇*1
新生児期にはセルロプラスミンの低下を認めず、生後1歳頃から低下を示したウィルソン病例を報告した。本同胞例は遺伝子診断の結果、患児と同じ遺伝子変異を有する発症前ウィルソン病と診断された。
*1 東北大学医学部小児科
*2 北海道教育大学小児保健
*3 宮城県環境保健センター
第48回 北海道公衆衛生学会
平成8年11月 札幌市
山口 昭弘 川上 幸子 伊藤 美幸 福士 勝 佐藤 泰昌 菊地 由生子
平成7年度から実施しているウィルソン病の新生児マス・スクリーニングでは、15ヵ月間で23,411名の検査を行った。低セルロプラスミン値を示した11名が再採血となったが、その結果はすべて正常であった。
乾燥濾紙血液によるウイルス抗体値の測定とスクリーニングへの応用
第48回 北海道公衆衛生学会
平成8年11月 札幌市
本間かおり 福士 勝 佐藤 泰昌 菊地 由生子 藤本征一郎*1 後藤 史郎*2
乾燥濾紙血液によるウイルス抗体価の測定は、その検体の採取と輸送の容易さ、検査の簡便性・正確さ、良好な再現性、検体の長期保存安定性で優れた方法である。実際に風疹ウイルス抗体、HTLV-1抗体、HIV抗体の測定に応用し良好な結果が得られた。
*1 北海道大学医学部産婦人科
*2 札幌市産婦人科医会
神経芽細胞腫マス・スクリーニングにおける外部精度管理
-4年間の全国サーベイ成績-
第4回日本がん検診・診断学会
東京 平成8年12月
花井 潤師 菊地 由生子 穴沢 昭*1 児玉 京子*2 沼田 公介*3 澤田 淳*4
1993年から実施してきた神経芽細胞腫スクリーニングの外部精度管理について、全国サーベイの成績からその現状と問題点を検討した。
*1 東京都予防医学協会
*2 名古屋市衛生研究所
*3 大阪血清奈良臨床検査センター
*4 京都府立医科大学小児科
神経芽細胞腫マス・スクリーニング陽性例における臨床診断について
第4回日本がん検診・診断学会
平成8年12月 東京都
武田 武夫*1 島田 昌子*1 畑江 芳郎*1 西 基*2 花井 潤師 菊地 由生子
札幌市の神経芽細胞腫スクリーニングで精査となった6か月児46例および14か月児10例について、精査段階での臨床上の問題点を検討した。胸部原発症例はVMA、HVA値が他の部位よりも低くなる傾向があり、確定診断までの日数も14日(中央値)と日数がかかっていた。また、画像診断でのIVP、MIBGの有用性を指摘した。
*1 国立札幌病院小児科
*2 札幌医科大学公衆衛生学
第48回北海道公衆衛生学会
平成8年11月 札幌市
阿部 敦子 鈴木 恵子 太田 紀之 佐藤 勇次 菊地 由生子
食品中に含まれる多種類の農薬を、ガスクロマトグラフを使用して、一度に系統的に定量できる多成分分析法を開発した。これを平成7年度の収去検査等に応用したところ、149検体中39検体から農薬を検出したが、基準値を超えているものはなかった。
第48回北海道公衆衛生学会
平成8年11月 札幌市
西尾 香奈子 木原 敏博 菅原 良範 今西 守 太田 紀之 佐藤 勇次 菊地 由生子 河合 正暁*
食品に関する特殊な2事例について、その原因を検査による裏付けをもって推察した。
事例1:ブランデーが黒変していたのは鉄の混入によるものであった。
事例2:カレイ水煮の煮汁が黄色に変化したのは、カレイの成分であるリボフラビンの溶出によるものであった。
* 下水道局新川処理場
都市大気中の二酸化炭素濃度について
-二酸化炭素濃度と窒素酸化物濃度との関連性-
第23回環境保全・公害防止研究発表会
平成8年10月 札幌市
立野英嗣 恵花孝昭 山本 優 吉田卓爾 菊地由生子
二酸化炭素濃度と大気汚染物質である窒素酸化物濃度との関連性を調査したところ、二酸化炭素と窒素酸化物には濃度相関性があり、又、二酸化炭素濃度は風向等の気象条件にも左右されることが明らかになった。
このページについてのお問い合わせ
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.