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更新日:2016年6月14日

札幌市衛生研究所-学会発表(1995)

 偽膜形成を伴った成人の流行性結膜炎

第31回日本眼感染症学会
平成6年10月 東京都

樋口 眞琴* 石丸 裕晃* 井川 知代子* 小阪 祥子* 大塚 秀男* 吉田 靖宏

成人症例ではほとんど見られない偽膜を形成した成人の流行性結膜炎患者8例について報告した。

* 大塚眼科病院


 生菓子中の添加サルモネラの増殖について

第45回北海道公衆衛生学会
平成6年11月 札幌市

首藤 照信 小林 毅 川合 常明 大木 忠士 清水 良夫 菊地由生子 及川 雅子* 松尾 博幸*

食中毒事件の原因食品にサルモネラを添加し、事件当日と同じ保管状態で増殖が可能かどうかについて調査し報告した。

* 札幌市東保健所


 食中毒情報システムについて

平成6年度地方衛生研究所北海道・東北・新潟支部微生物研究部会
平成6年10月 岩手県

小林 毅 荒井 修 大木 忠士 大森 茂 白石 由美子 清水 良夫 菊地 由生子

食中毒に関する多様なデータをデータベースにし、集計、検索、抽出、解析を迅速に行い食中毒の拡大防止等に利用するシステムについて述べた。


 ウィルソン病の新生児マス・スクリーニングの検討

第22回日本マス・スクリーニング学会
平成6年9月 横浜市

福士 勝 山口 昭弘 菊地 由生子 荒島 真一郎*

乾燥濾紙血液セルロプラスミン測定による新生児マス・スクリーニングの可能性を報告した。

* 北海道教育大学小児保健


 神経芽細胞腫マス・スクリーニングにおける外部精度管理-Standard Deviation Index(SDI)による結果集計について

第22回日本マス・スクリーニング学会
平成6年9月 横浜市

花井 潤師 菊地由生子 穴沢 昭*1 児玉 京子*2 沼田 公介*3 川勝 秀一*4 近江園善一*4 澤田 淳*4

神経芽細胞腫マス・スクリーニングにおいて、初めて行われた同一検体による全国サーベイの結果集計において、SDIを用いて結果集計することにより、異常値の原因を容易に分析することが可能であった。

*1 東京都予防医学協会
*2 名古屋市衛生研究所
*3 大阪血清奈良研究所
*4 京都府立医科大学小児科


 14カ月児の神経芽細胞腫マス・スクリーニングの試みと発見症例について

第10回日本小児がん学会
京都市 平成6年12月

武田 武夫*1 島田 昌子*1 畑江 芳郎*1 飯塚 進*1 中舘 尚也*1 内藤 春彦*1 花井 潤師 菊地 由生子 高杉 信男*2 西 基*3

札幌市で行っている生後14カ月児の神経芽細胞腫スクリーニングにおいて、1例目の患児が発見された。さらに14カ月スクリーニング陰性群および未受検群の発病例が1例づつ確認された。

*1 国立札幌病院小児科
*2 札幌市衛生局
*3 札幌医科大学公衆衛生学


 札幌市における神経芽細胞腫マススクリーニング

第45回北海道公衆衛生学会
平成6年11月 札幌市

花井 潤師 川崎 尚典 福士 勝 菊地 由生子 西 基*1 武田 武夫*2

1981年から実施している6ヵ月児の神経芽細胞腫スクリーニングの有用性と1歳2か月児の再スクリーニングの重要性を報告した。

*1 札幌医科大学公衆衛生学
*2 国立札幌病院小児科


 マイクロプレート比色法「分枝鎖アミノ酸測定試薬」によるメイプルシロップ尿症のマス・スクリーニング

第22回日本マス・スクリーニング学会
平成6年9月 横浜市

山口 昭弘 福士 勝 清水 良夫 菊地由生子 大橋 雄子* 成瀬 浩*

メイプルシロップ尿症マス・スクリーニング用に開発された酵素法試薬について、パイロットスクリーニングを行い、その有用性を評価した。

* 杏林大学東京総合医学研究所


 マイクロサテライトマーカーを用いた日本人Wilson病患者のハプロタイプ解析

第37回日本先天代謝異常学会
平成6年11月 岡山市

山口 昭弘 松浦 晃洋*1 荒島真一郎*2 長谷川さをり 福士 勝 清水 良夫 菊地由生子 菊地 浩吉*1

日本人Wilson病の遺伝子変異について情報を得るため、10家系31名の末梢血DNAを用いてWilson病遺伝子近傍の8種類のマイクロサテライトマーカーをPCR増幅後、Native-PAGEにより検出した。その結果、共通ハプロタイプが存在し、これらの患者では同じ遺伝子変異を有する可能性が示唆された。

*1 札幌医科大学第一病理
*2 北海道教育大学小児保健


 有機酸代謝異常症のハイリスクスクリーニング結果について

第45回北海道公衆衛生学会
平成6年11月 札幌市

山口 昭弘 福士 勝 清水 良夫 菊地由生子 楠 祐一*

 尿中有機酸代謝産物のガスクロマトグラフ測定によるハイリスク・スクリーニングを開始以来4年間に、178名のハイリスク児の中から高乳酸血症、メチルマロン酸血症など14名の先天性有機酸代謝異常症について化学診断を行った。

* 北海道療育園


 乾燥濾紙血液サンプルのコレステロールの測定法

第22回日本マス・スクリーニング
平成6年9月 横浜市

扇谷 陽子 福士 勝 清水 良夫 菊地 由生子 水嶋 好清*

乾燥濾紙血液コレステロール測定法の簡便化、高感度化、迅速化を可能とした。

* 札幌市衛生局


 クレチン症・副腎過形成症スクリーニングにおけるELISA競合法の検量線回帰式の検討

第22回日本マス・スクリーニング学会
平成6年9月 横浜市

三上 篤 扇谷 陽子 荒井 修 福士 勝 清水 良夫 菊地 由生子

クレチン症と副腎過形成症スクリーニングにおけるELISAでの施設間差の要因の一部である検量線回帰式の適合度と平均値の比較を行った結果、4係数ロジスチィック曲線とlogit-logの三次多項式が最適であった。


 TBGの影響を受けない抗T4ヒツジ抗体を用いた乾燥濾紙血液中FT4測定ELISA法

第22回日本マス・スクリーニング学会
平成6年9月 横浜市

三上 篤 扇谷 陽子 福士 勝 清水 良夫 菊地 由生子

TBGの影響を受ける乾燥濾紙血液FT4測定RIA法及びELISA法を改良して、従来よりもTBGの影響を受けにくい測定法を確立した。


 フォトダイオードアレイによる飲料水に係わるゴルフ場使用農薬についての多成分一斉分析について

第31回全国衛生化学技術協議会年会
平成6年11月 東京都

赤石 準一 川島 員登 佐藤 勇次 菊地 由生子

飲料水検査に係わるゴルフ場使用農薬のうちクロロネブ等8種について、フォトダイオードアレイを用いたHPLCによる一斉分析を試みた。また、GC/MS法との比較検討した結果を報告した。


 酸化防止剤の分析におけるゲル浸透クロマトグラフィーの適用について

日本食品衛生学会 第68回学術講演会
平成6年10月 千葉市

西尾 香奈子 河合 正暁 木原 敏博 久保下 誠 佐藤 稔 佐藤 勇次 菊地 由生子

食品中の残留農薬分析における精製手段として注目されているゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)が酸化防止剤の分析においても適用可能かどうかを検討した。GPC操作をピロガロール存在下で行うことにより、3種のフェノール性酸化防止剤は効率よく回収され、種々の食品に適用できた。


 輸入食品検査における事例紹介について

第46回北海道公衆衛生学会
平成6年11月 札幌市

河合 正暁 木原 敏博 西尾 香奈子 久保下 誠 佐藤 稔 佐藤 勇次 大谷 崇* 菊地 由生子

 輸入食品検査におけるポリソルベート及び安息香酸の検出事例について報告した。

* 現札幌市衛生局生活衛生部


 冷凍ポテト中のマレイン酸ヒドラジドについて

第46回北海道公衆衛生学会
平成6年11月 札幌市

阿部 敦子 鈴木 恵子 佐藤 稔 佐藤 勇次 菊地 由生子

冷凍ポテト中のマレイン酸ヒドラジドの試験法として、ミニカラムによるクリーアップとUV及び電気化学検出器を用いたHPLCを検討した。国内産の3検体ではすべて不検出であったが、アメリカ産11検体、カナダ産1検体のうち9検体から0.5~6.5ppmのマレイン酸ヒドラジドが検出された。アメリカ、カナダでは広く使用されていること、同じ植物成長調整剤であるクロルプロファムと同様に収穫後に使用されている可能性があることが推定された。


 食品検査情報システムについて

第46回北海道公衆衛生学会
平成6年11月 札幌市

木原 敏博 河合 正暁 西尾 香奈子 久保下 誠 荒井 修 佐藤 稔 佐藤 勇次 菊地 由生子 大谷 崇*

食品検査に関する有用な情報を収集、データベース化して検索できるシステムを開発した。

* 現札幌市衛生局生活衛生部


 非分散赤外分光光度法による都市大気中の二酸化炭素の定量(第3報)

第31回全国衛生化学技術協議会年会
平成6年11月 東京都

立野 英嗣 恵花 孝昭 大谷 倫子* 吉田 卓爾 菊地 由生子

平成5年4月から平成6年3月までの1年間、札幌市における大気中の二酸化炭素の連続測定を行った結果について報告した。本年度の調査結果も平成3年度、4年度と同様であった。

* 現札幌市水道局水道局水質試験所


 都市域における二酸化炭素濃度の統計的性質

第35回大気汚染学会
平成6年11月 盛岡市

中村 晃*1 濱田哲也*2 立野英嗣

平成5年4月から平成6年3月までの1年間、都市域で測定した大気中の二酸化炭素濃度について、統計的な解析を行い、その結果を報告した。

*1 北海道大学工学部 *2 大阪市下水道局


 水質及び底質中のヘキシレングリコール等4物質の分析法について

第12回環境科学セミナー
平成7年3月 所沢市

小田 達也 西野 茂幸 辻 貞利* 吉田 卓爾 菊地 由生子

平成6年度、環境庁から委託を受け検討したエチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,2-ブチレングリコール及びジエチレングリコールの分析法を報告した。操作は各試料ごとに前処理・調整を行い、エチレングリコール、ヘキシレングリコール及び1,2-ブチレングリコールはフェニルホウ酸により環状フェニルホウ酸エステル誘導体とし、また、ジエチレングリコールは無水トリフルオロ酢酸によりトリフルオロ酢酸誘導体とし、GC/MS-SIMにより定量するものである。
ヘキシレングリコール及び1,2-ブチレングリコールは、ppbオーダーで定量できるが、他の2物質はブランクが高く、さらに検討が必要であった。

* 現札幌市中央保健所

 

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