札幌市衛生研究所-他誌投稿(1995)

 インフルエンザウイルスB型の分離-札幌市

病原微生物検出情報 Vol.15 No.4 p.5 1994

吉田 靖宏　安岡 直美　菊地 由生子

全国的には小規模ながらA香港型ウイルスが流行するなか、インフルエンザウイルスB型が分離された。散発3例のB型が分離され、分離株は標準B/Mie/1/93類似株であった。

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 Result of thyroid function screening for pregnant women

edts. Takasugi N and Naruse H, In New Trends in Neonatal Screening,157,1994

Tanaka S^*, Okuyama K^*, Fujimoto S^*,Fukushi M

札幌市で行っている妊婦甲状腺機能検査の結果、特に一過性甲状腺機能異常の発生頻度の高さと、その有用性について報告した。

* 北海道大学医学部産婦人科

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 Neuroblastoma screening using ion-pair high performance liquid chromatography in Sapporo, Japan

edts. Takasugi N and Naruse H, In New Trends in Neonatal Screening, 187-190, 1994

Hanai J, Yonemori H, Fukushi M,Shimizu Y, Kikuchi Y, Takasugi N^*1, Nishi M^*2, Takeda T^*3

生後6ヵ月と14ヵ月児の神経芽細胞腫スクリーニングにおけるイオンペア試薬を用いたHPLC検査法の特徴を概説し、これまでのスクリーニング結果を報告した。

*1 札幌市衛生局
*2 札幌医科大学公衆衛生
*3 国立札幌病院小児科

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 Urinary VMA/HVA ratio in the cases with neuroblastoma and the mass screening

edts. Takasugi N and Naruse H, In New Trends in Neonatal Screening, 181-184, 1994

Nishi M^*1, Miyake H^*1, Takeda T^*2, Hanai J, Yonemori H, Kikuchi Y, Takasugi N^*3

神経芽細胞腫スクリーニングの発見例、陰性例、自然発生例における尿中HVA/VMA比を比較した。また、他施設の陰性例の報告から患児をHPLC群と非HPLC群に分け、HVA/VMA比から患児の補足率を算出した。

*1 札幌医科大学公衆衛生
*2 国立札幌病院小児科
*3 札幌市衛生局

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 Mass screening for neuroblastoma
- Its results and problems in Sapporo City -

edts. Takasugi N and Naruse H, In New Trends in Neonatal Screening, 177-180, 1994

Takeda T^*1, Nishi M^*2, Shimada M^*1, Hanai J, Yonemori H, Kikuchi Y, Takasugi N^*3

札幌市における神経芽細胞腫スクリーニングの11年間の結果と患児の生物学的特徴を報告した。

*1 国立札幌病院小児科
*2 札幌医科大学公衆衛生
*3 札幌市衛生局

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 A trial to discriminate spontaneous regression from non-regression cases during mass screening for neuroblastoma

Jpn J Clin Oncol, 24, 247-251, 1194

Nishi M^*1, Miyake H^*1, Takeda T^*2, Hanai J, Yonemori H, Kikuchi Y, Takasugi N^*3

神経芽細胞腫スクリーニング発見例と陰性例との尿中VMA,HVA値と腫瘍の原発部位との比較から、患者に占める自然退縮例の比率を算出した。

*1 札幌医科大学公衆衛生
*2 国立札幌病院小児科
*3 札幌市衛生局

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 Microfluorometric assay and HPLC for homo-cystinuria screening

edts. Takasugi N and Naruse H, In New Trends in Neonatal Screening, 61-64, 1994

Yamaguchi A, Fukushi M, Shimizu Y, Kikuchi Y, Takasugi N^*

ホモシスチン尿症のスクリーニング法として、SBD-Fを用いるマイクロプレート蛍光法とHPLC法を開発し、マス・スクリーニングに応用して検討した結果、良好な成績が得られた。

* 札幌市衛生局

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 Selective screening for MELAS and MERRF mutations in mitochondrial DNA using dried blood spots

edts. Farriaux J-P and Dhondt J-L, In New Horizons in Neonatal Screening, 297-300, 1944

Yamaguchi A, Fukushi M, Shimizu Y, Kikuchi Y, Takasugi N^*

ミトコンドリアDNAの変異によるMELASとMERRFの簡便なDNA診断法として、乾燥濾紙血液を用いるPCR-制限酵素系による検出法を確立した。

* 札幌市衛生局

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 神経芽細胞腫スクリーニングの精度管理に関する検討

日本マス・スクリーニング学会誌4,9-14,1994

澤田 淳^*1　川勝秀一^*1　近江園善一^*1　沼田公介^*2　花井潤師　加茂えり子^*3　小田辺なお子^*4　松本 勝^*5　穴沢 昭^*5　新川隆康^*6　木下洋子^*7　児玉京子^*8　今井準三^*9　入江明美^*10　三ツ橋幸正^*11　好井信子^*12　田崎隆二^*13

神経芽細胞腫スクリーニングにおける精度管理の現状を把握するため、外部精度管理のパイロットスタディを行った結果、カラムや検出器が測定値の変動に最も影響することが明らかとなり、全国サーベイとメンテナンスマニュアルの作成の必要性が明らかとなった。

*1 京都府立医科大学小児科
*2 大阪血清微生物研究所
*3 宮城県保健環境センター
*4 新潟県保健衛生センター
*5 東京都予防医学協会
*6 神奈川県相模原保健所
*7 神奈川県予防医学協会
*8 名古屋市衛生研究所
*9 岐阜県衛生研究所
*10 大阪府母子保健総合医療センター
*11 神戸市環境保健研究所
*12 香川県衛生研究所
*13 化学及血清療法研究所

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 新生児マス・スクリーニングで発見された自己免疫機序によると考えられる甲状腺機能低下症の2例

日本マス・スクリーニング学会誌 4,9-14,1994

加藤幹子^*1　藤枝憲二^*1　篠原 望^*1　田島敏広^*1　中江 淳^*1　福士 勝　菊地由生子　市原 侃^*2

新生児スクリーニングで発見されたクレチン症で、他の自己免疫疾患を伴わず、乳幼児期から抗マイクロゾーム抗体、抗サイログロブリン抗体陽性を示した2症例を報告した。

*1 北海道大学医学部小児科
*2 北海道立衛生研究所

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 先天性副腎過形成症スクリーニングの外部標準検体を用いた精度管理の研究

日本マス・スクリーニング学会誌 4,43-49,1994

鈴木恵美子^*1　渡辺倫子^*1　橋本延代^*1　五十嵐優子^*1　成瀬 浩^*1　松本 勝^*2　福士 勝　上芝 元^*3　神戸川 明^*4

先天性副腎過形成症の外部精度管理のための精度管理検体の作成、実施方法について検討した結果、現行のスクリーニングに応用しうるシステムを開発した。

*1 杏林大学総合医学研究所
*2 東京都予防医学協会
*3 東邦大学医学部
*4 帝国臓器製薬株式会社

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 マイクロプレート比色法「分枝鎖アミノ酸測定試薬によるメイプルシロップ尿症のマス・スクリーニング

日本マス・スクリーニング学会誌 4,57-62,1994

山口昭弘　福士 勝　清水良夫　菊地由生子　大橋雄子^*　成瀬 浩^*

メイプルシロップ尿症マス・スクリーニング用に新たにキット化された酵素法試薬について、パイロットスクリーニングによる評価を行った。

* 杏林大学東京医学総合研究所

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 新生児乾燥濾紙血液の調査研究への使用について

日本マス・スクリーニング学会誌 4,73-75,1994

福士 勝

新生児乾燥濾紙血液を現行のスクリーニング対象疾患以外の検査や研究目的で使用する場合、保護者から同意を得る必要がある。札幌市では産婦人科医会の協力を得て、研究目的に使用するためのシステムを導入したので報告した。

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 クレチン症と先天性副腎過形成症の総合的内部精度管理について
-全国調査による現状と問題点-

厚生省心身障害研究「新しいスクリーニングのあり方に関する研究」平成6年度報告書、P.143-146、1994.

菊地由生子　福士 勝　荒井 修　山口昭弘　扇谷陽子　三上 篤

全国調査からクレチン症と先天性副腎過形成症のスクリーニングにおける内部精度管理システムの統一ガイドラインの作成が急務であることが判明した。

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 神経芽細胞腫スクリーニングの精密度の検討

厚生省心身障害研究「新しいスクリーニングのあり方に関する研究」平成6年度報告書、P.159-161、1994.

澤田 淳^*1　川勝秀一^*1　菊地由生子　福士 勝　花井潤師　荒井 修　穴沢 昭^*2　児玉京子^*3　沼田公介^*4

HPLCによる神経芽細胞腫スクリーニングの精密度の全国サーベイを行い、47施設から回答が得られた。日差変動は施設間のばらつきが大きく、変動のパターンもまちまちであり、これらの施設毎の要因の分析と内部精度管理の充実の必要性が明らかとなった。

*1 京都府立医科大学小児科
*2 東京都予防医学協会
*3 名古屋市衛生研究所
*4 大阪血清微生物研究所

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 ウィルソン病の新生児マス・スクリーニングの検討

厚生省心身障害研究「新しいスクリーニングのあり方に関する研究」平成6年度報告書、P.23-25、1994.

荒島真一郎^*　山口昭弘　福士 勝　菊地由生子

新生児濾紙血液セルロプラスミンのELISA測定によるウィルソン病のパイロットスクリーニングを、保護者の同意が得られた13,537名に対して行ったが、全例正常であった。さらに、確認検査法の開発の基礎検討としてウィルソン病患者家系のリンパ球DNAを用いたマイクロサテライト多型/ハプロタイプ解析を行い、日本人ウィルソン病遺伝子に2種類の共通ハプロタイプが存在することがわかった。

* 北海道教育大学小児保健

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