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母親「ラーチャ」のおなかにしっかりとしがみつく赤ちゃん
【2021年7月16日(金曜日)掲載】
7月15日(木曜日)にシロテテナガザルの赤ちゃん(メス)の体調が悪化したため、人工哺育に切り替えることにいたしました。
赤ちゃんの状態を確認したところ、母親の乳の出が悪かったせいか痩せており、脱水の症状も見られました。現在はミルクを飲む様子も見られ、少し落ち着いてきております。
なお、シロテテナガザルの出産に伴い閉鎖している熱帯雨林館ですが、7月19日(月曜日)から開放を予定しております。
【2021年7月10日(土曜日)掲載】7月4日に生まれたシロテテナガザルの赤ちゃんは、授乳もしており、「ラーチャ」にしがみつきながら元気に育っています。まだ性別は確認できておりません。
「ラーチャ」と赤ちゃんを安心させるため、しばらくの間、熱帯雨林館の屋内は閉鎖させていただきますが、晴れの日には、シロテテナガザルが屋内放飼場と屋外放飼場を自由に行き来できるようにいたしますので、屋外で親子の姿をご覧いただけるかもしれません。事前にご覧いただける時間をお知らせできませんが、屋外放飼場で親子を見かけた際には、静かに見守ってくださいますようお願い申し上げます。
【2021年7月5日(月曜日)掲載】
7月4日(日曜日)、アジアゾーン熱帯雨林館で飼育展示中のシロテテナガザルに待望の赤ちゃんが誕生しました。現時点で性別は不明です。母親は昨年10月14日に来園した「ラーチャ」になります。来園以来、オスの「コタロー」と相性が良く、仲良く暮らしてきました。
当園でのシロテテナガザルの出産は、2016年10月以来、5年ぶり2例目となります。
「ラーチャ」は、赤ちゃんをおなかにしっかりと抱いてはおりますが、授乳ははっきりと確認できておりません。
今後は、子育てを見守りながら、皆様に1日でも早くご覧いただけるよう、準備を進めてまいります。
1 シロテテナガザルの赤ちゃんについて
生年月日:令和3年(2021年)7月4日
性別:不明
全長(頭からお尻まで)20cm程度、体重500gぐらい(推定)
2 両親個体の情報
(1) 父親 コタロー(オス16歳)
2004年10月26日 旭川市旭山動物園生まれ
2012年6月6日 来園(借受)
(2) 母親 ラーチャ(メス推定20歳)
2003年10月 市川市動植物園が警察より保護受け
2020年10月14日 来園(借受)
3 当園での繁殖状況(過去1例)
・愛称「そら」(オス)2016年10月4日生まれ
2020年10月12日東武動物公園へ転出
父親「コタロー」、母親「アイ」2020年10月12日市川市動物園へ転出
【シロテテナガザル 豆知識】
分類:霊長目 テナガザル科 学名:Hylobates lar
IUCN(国際自然保護連合)レッドリスト:絶滅危惧1.B類
中国南西部や東南アジアの熱帯雨林に生息し、一夫一婦のつがいとその子どもを加えた4頭程度の小さな群れで暮らします。主な行動範囲は樹冠部から中層辺りで地上に降りることは滅多になく、長い腕と鈎型の手を使い、振り子のようにはずみをつけ、勢いよく枝から枝へ移動する腕わたり(ブラキエーション)をします。野生では主に果物を主食としていますが、木の葉、芽、花なども食べます。四肢の先端部が白色であることが和名の由来です。
体長は50~60cm前後、体重は5~6kg。
交尾期は年中、妊娠期間は200~212日、一回の出産で1頭の子どもを産みます。
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