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ユキヒョウ「アクバル」
【令和5年10月9日追記】
ユキヒョウ「アクバル」の病理組織検査を、病理解剖に引き続き北海道大学獣医学部で実施していただいておりましたが、下記の最終診断となりましたのでお知らせいたします。
・重度の脱水
・重度の線維素化膿性壊死性気管支肺炎
・軽度の尿細管腎症と腎髄質壊死
(※備考:腎臓の病変は軽度であり、慢性腎臓病は示唆されない)
・限局性の慢性膀胱炎
【令和5年8月20日追記】
ユキヒョウ「アクバル」の病理解剖を、8月19日に北海道大学獣医学部で実施していただきました。肉眼解剖所見は次のとおりです。
・重度脱水
・急性肺炎
・慢性膀胱炎
・肝臓および腎臓の混濁
急性肺炎、慢性膀胱炎、肝臓および腎臓の混濁については、肉眼的には直接的な死因となるほどの病変ではありませんでしたが、これらの所見に暑熱などの要因が複合的に影響して食欲不振、嘔吐、下痢を引き起こし、一般状態の悪化に至ったと推察されます。
【令和5年8月19日掲載】
治療、療養中のユキヒョウ「アクバル」が、8月19日(土曜日)に死亡しましたのでお知らせいたします。
「アクバル」は平成18年(2006年)3月に多摩動物公園から来園して以来、これまでに3頭の子孫を残し、長きにわたり円山動物園で活躍してくれました。応援いただいた皆様には厚くお礼を申し上げます。
献花台につきましては、8月19日の午後より動物園センター案内前に献花台を設置いたします。
【個体情報】
愛称・性別・享年:アクバル・オス・18歳
生年月日:平成17年(2005年)6月7日、多摩動物公園生まれ
来園月日:平成18年(2006年)3月30日
死亡年月日:令和5年(2023年)8月19日
【経過】
令和5年(2023年)7月27日(木曜日)に、前年に抜け落ちる冬毛が残ったままであったことから、熱中症となることを防ぐため、麻酔下により冬毛の除去及び爪切り、血液検査等の健康状態の確認を実施しました。その後、7月31日以降に血尿や嘔吐、歩行のふらつきなど体調がすぐれない状態が続いていたため、治療、療養を続けておりました。8月19日午後から病理解剖を実施する予定です。結果については、ホームページでお知らせいたします。
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