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防災について改めて学ぼう!
~「令和5年度豊平区防災訓練」開催~
8月30日(水曜日)午後1時から、西岡北小学校(西岡3条6丁目)で「令和5年度豊平区防災訓練」が開催された。
この訓練は、豊平警察署や豊平消防署などの各機関や企業、団体の協力を得て、豊平区が主催したもの。市内東部を震源とする地震が発生し、区内においても甚大な被害が発生した状況を想定して行われ、地域住民や西岡北小学校の児童など、約140人が参加した。
グラウンドでは、煙が充満した建物内を再現したテントの中を、消防士に教わった歩き方で通り抜ける訓練や給水タンクから水を汲む訓練などのコーナーが用意された。また、パトカーや消防車の他、電気自動車のバッテリーから給電した災害対応型自動販売機も展示され、参加者は各コーナーの説明に熱心に耳を傾けていた。
体育館では、避難所運営や応急手当の訓練が行われ、段ボールベッドの組み立てや非常食の試食、三角巾を使用した手当、AED(自動体外式除細動器)を活用した心肺蘇生法の説明が行われた。
また、防災無線を使用して区災害対策本部と避難所間でのやりとりを想定した本部情報伝達訓練が区で初めて実施され、実際に無線を使用した参加者は「携帯電話の通話くらいスムーズにやり取りができた、緊急時には活用していきたい。」と話していた。
その他、小学生向けのプログラムとして「災害救助犬とかくれんぼ」が市内で初めて行われ、倒壊家屋に見立てた大型段ボール箱の中に隠れた小学生を災害救助犬が嗅ぎ当てると見学者から拍手が起こった。
訓練を終えて、芝井 静男(しばい・しずお)豊平区長は、「本日の訓練を受けて、改めて日頃の防災活動の大切さ、災害への備えの重要性を実感した。引き続き地域の防災対策にご協力いただきたい。」と講評した。
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