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水道水を安定してお届けするよう、配水池で水量・水圧を調整し、
市内に網目状に埋設された配水管に送ります。
浄水場でつくられた安全な水を適切な水量・水圧で各家庭に送り届ける役割を担っているのが、配水池・ポンプ場・配水管などの配水施設です。浄水場から送水管により運ばれた水道水は配水池に蓄えられ、そこから自然流下やポンプ揚水により配水管へと送りこまれます。
これらの配水施設のうち、配水池やポンプ場を集中的に管理をしているのが配水センターです。また、配水管の布設や維持管理は、中部・北部・南部・西部の4つの配水管理課が行っています。
配水センターは、コンピューターを駆使した「配水情報管理システム」によって、時々刻々と変化する流量や水圧、配水池の水位などの情報を収集・解析し、配水施設が効率よく運営されているか、また、異常が起きていないかなどを24時間体制で監視しています。まさに、送・配水管理の中枢といえます。
配水センターの管理室
配水池は、日中と深夜など時間的に増減する水の使用量と、浄水場から送られる水量との差を調整すると同時に、適正な水圧を保って安定した給水を行う機能を持った水道水のストック施設です。
札幌市内には、藻岩・平岸・清田・西部などの大規模な配水池があり、これらに蓄えられた水道水は配水管により各給水区域へと送られます。
清田配水池 ![]() |
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配水池からの自然流下で給水できない高台地区には、標高に応じてポンプ場や高区配水池を建設し、ポンプ揚水により給水することで、その需要にこたえています。
ポンプ場
配水管とは、各ご家庭まで水道水を送り届ける管のことです。
市内のほとんどの道路の下に網の目のように張りめぐらされ、総延長は約6,000キロメートルにも及びます。直径10センチメートル前後の管が主流ですが、太いものでは直径2メートルのものもあります。
また、川のあるところは水管橋(すいかんきょう)という橋などで水道水を送っています。
配水管の布設状況 |
水管橋 |
水道局では、より災害に強い水道システムを作り、水道水を安定して送り届けることを目的とした配水管整備計画を策定し、令和7(2025)年度から第1期事業となる「配水管整備事業2025-2034」を実施しています。
事業の詳細はこちらのページでご覧いただけます。
なお、令和6年度まで実施していた「配水管更新事業」の詳細についてはこちらのページでご覧いただけます。
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