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昭和19(1944)年、白石に開設された陸軍兵器補給廠の附属弾薬庫(36ヘクタール)です。道内・樺太・千島列島の部隊に砲弾、銃弾などを送るために9棟の倉庫には一個大隊が3か月間補給なしで戦える4千トンの弾薬が常に保管されていました。空襲を避けて倉庫は林のくぼ地の中に造られ、女学校の生徒や地元の女子青年団が火薬詰め作業の勤労奉仕をしました。戦後は米軍に接収された後、自衛隊が引き継ぎましたが、後に自衛隊が移転してからは、跡地に札幌副都心計画による新札幌駅や百貨店、厚別区役所などが立ち並ぶ一大副都心に変貌しました。