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更新日:2022年12月23日

札幌市立学校・幼稚園の活動

各学校・幼稚園の活動について

 

札幌市立学校・幼稚園では、それぞれの特色を生かし、様々な活動を行っています。その取組の一端を、保護者や地域の皆様に定期的にご紹介します。

※このページは、株式会社北海道通信社の協力により、試行的に実施しております。

 

二条小学校の取組

地域にともす“雪あかり”児童らスノーキャンドルづくり・札幌市二条小

札幌市立二条小学校(大牧眞一校長)で九日、地域景観まちづくりイベント「二条の雪あかり」が開かれた。同校やまちづくりセンター、児童会館、地域住民が主催し、同校周辺をスノーキャンドルで飾り付けるイベント。児童や地域住民など約二百二十人が参加し、スノーキャンドルづくりやまちづくりゲームなどを楽しんだ。
同校は、二十七年度から、スノーキャンドルをつくり、同校周辺を飾り付けるイベント「二条の雪あかり」を実施。同校PTAのお父さん委員会が主催していた。
また、同校は二十九年度の改築を経て、大通・西まちづくりセンター、大通・西会館、二条はるにれ児童会館が併設され、市内初の三つの公共施設が複合化した学校施設となった。
三十年十一月、施設の特徴を生かし、イベントを拡充するべく、まちづくりセンターや児童会館、町内会、同校の教員、PTAなどで構成する二条雪あかりプロジェクトを発足。市まちづくり政策局の協力を得て、チラシ制作などの準備を進めてきた。「地域とともにある学校づくりの充実」「誰もが楽しんで取組に参画できる手法の創出」などを目的としている。
当日、児童や保護者など約二百二十人がイベントに参加。はじめに、オープニングセレモニーを体育館で挙行し、二条小スクールバンドなどが演奏を披露した。
児童会館横のスペースでは、お父さん委員会がつくり方を教えるスノーキャンドルづくりを実施。児童は約百五十個のキャンドルを制作し、同校周辺に飾り付けた。
まちづくりセンターでは無料の豚汁を振舞われた。図書館では図書館ボランティアが読み聞かせを行ったほか、体育館では輪投げや玉入れ、児童会館ではまちづくりゲームなどのコーナーを用意。児童は、地域の大人と交流しながら、笑顔でイベントを楽しんでいた。
夕方になると、スノーキャンドルに火がともされ、同校周辺を彩った。

【北海道通信(日刊教育版)2019年2月19日より】

 

手稲中央小学校の取組

札幌市手稲中央小「中国の方との交流会」折り紙などで親交深める中国の児童16人が来校

札幌市立手稲中央小学校(白崎正校長)は二十二日、同校で「中国の方との交流会」を開いた。二年生百八人と、中国の一~三年生十六人が参加。折り紙や鬼ごっこ、じゃんけん大会を行うなど、交流を深めた。
この取組は、中国からのインバウンドを中心に旅行業などを展開している(株)T&Tフェニックスについて、同校に関係のある地域住民から紹介を受けて実施したもの。
言葉のみならず、身ぶり手ぶりでコミュニケーションを図ることや、多文化を学ぶことなどをねらいとした。
中国の児童たちが各教室に分かれて入ると、お互いが日本語と中国語を交えてあいさつ。一緒に折り紙を折ってかぶとをつくったほか、ずいずいずっころばしなどの昔ながらの手遊びを行った。
このあと、体育館ではタンバリンが鳴った数だけ仲間をつくるゲームや鬼ごっこ、じゃんけん大会を実施。お互いに歌とプレゼントの交換も行った。
白崎校長は、北海道にもアジアの人たちがたくさん訪れることから、今回の交流について「子どもたちにとって貴重な機会だった」と話していた。

【北海道通信(日刊教育版)2019年1月30日より】

 

手稲山口小学校の取組

札幌市手稲山口小が文字フェスタ・書くことの良さ実感

大筆で揮ごうに挑戦

札幌市立手稲山口小学校(佐々木雅哉校長)は三十年十二月中旬、同校で文字フェスタを開いた。全校児童や教職員、札幌龍谷学園高校の生徒など約九百人が参加。児童は、書道パフォーマンスを見たほか、大筆での揮ごうに挑戦するなど、書くことを楽しんだ。
この取組は、子どもたちに文字文化を継承し、手で文字を書くことの良さを伝えていくことが目的。開催に当たっては、ちゅうでん教育振興財団と札幌龍谷学園高書道部の協力を得た。
この日、札幌龍谷学園高書道部の十三人が書道パフォーマンスを披露した。
また、高校生が毛筆で書いた"もみの木"に、代表児童三十人が紙に書いた漢字をモニュメントとして飾り付けた。文字を書く際には、高校生から漢字の成り立ちを教わるなど、書くことを楽しんだ。
参観した保護者は「学校を会場にして、生のパフォーマンスが見られて感激した」「書写や書道の概念が変わった」などと感想を述べていた。
佐々木校長は「これからも、日本の文字を大切にして、手書き文字の良さや価値を感じながら生活してほしい」と話していた。
同校では、今回の経験を今後の日常の学習や書写学習に生かしていくこととしている。

【北海道通信(日刊教育版)2019年1月18日より】

 

西園小学校の取組

札幌市西園小「おとどけアート事業」・オリジナル曲を一緒に演奏

札幌市立西園小学校(山吹明範校長)で十月下旬から今月上旬まで「おとどけアート事業」が行われた。音楽家の永田壮一郎さんが授業や給食など様々な活動を通してコミュニケーションを図ったほか、スクールバンドの児童とともに演奏会を開催。児童は永田さんとの楽しい時間を過ごした。
事業は、芸術家を小学校に「転校生」として派遣。子どもたちにとってより身近な存在とし、芸術家が展開する活動を通して、普段の学校生活では味わうことのない刺激的な時間と空間を提供するものとなっている。
主催はAISプランニングが事務局を務めるおとどけアート実行委員会。本年度は三校で事業を実施している。
同校では、子どもたちにいろいろな可能性があることから、人とのふれあいを通して自身の可能性や才能に気づいてほしいと思い、事業を活用した。
十月下旬から今月上旬まで音楽家の永田さんが活動した。
永田さんは児童の依頼から、インタビューを受けたほか、音楽の授業に協力。一緒に給食を食べるなど、コミュニケーションを図った。
また、永田さんが今回の活動で感じたことなどを作曲した曲を、同校のスクールバンドの児童と練習。九日には、演奏会で練習の成果を披露した。
同校では、児童が永田さんにインタビューしたほか、音楽の授業をお願いするなど、主体的に取り組んでいる姿にふれ「永田さんとの出会いを通して、失敗を恐れずに取り組むことなどを学んでほしい」と話していた。

【北海道通信(日刊教育版)2018年11月27日より】

 

みなみの杜高等支援学校の取組

地域ぐるみで演奏楽しむ・札幌みなみの杜高等支援が協力

みんなの杜コンサート初開催

市立札幌みなみの杜高等支援学校(宮田佳幸校長)で一日、みんなの杜コンサートが開かれた。市内で活躍するバンド「Crann Fields」がアイルランド音楽を中心に演奏。生徒や地域住民など約二百三十人が参加し、音楽を楽しんだ。
この取組は、南区役所と同校が共催し、札幌文化芸術交流センターSCARTSが協力して今回初めて開催したもの。文化芸術を生かした地域活動の活性化や、文化芸術を親しむ機会を区民に提供することが目的。同校生徒と地域住民が、音楽を通じて相互理解の醸成や交流を促進することもねらった。同校では、会場を提供したほか、生徒が来場者先着プレゼントを制作するなどした。
この日、体育館でコンサートを開催。はじめに、同校の小山学教頭があいさつに立ち、コンサート開催の経緯等を説明した。自身が司会進行と音響を務めることにふれ「心地よく音楽を届けられるよう頑張る」と意気込みを語り、出演バンドCrann Fieldsを紹介した。
地域住民と生徒が交互に座った客席の真ん中のステージに、バンドが登場。ヴァイオリンを演奏する坂本夕佳さんが「楽しんでもらえたらうれしい」と述べ、メンバーを紹介した。
坂本さんらが客席の周りを歩きながらアイルランドの音楽を中心に演奏した。また、メンバー一人ひとりが楽器を紹介したほかソロ曲を演奏。会場では、自然に手拍子が起こり、観客の笑顔であふれた。

【北海道通信(日刊教育版)2018年11月14日より】

 

啓北商業高校の取組

貧困など世界の課題を学ぶ・JICAワークショップ

札幌啓北商業高3年生が受講

市立札幌啓北商業高校(鈴木恵一校長)は十月中旬、同校でJICAワークショップ「世界がもし百人の村だったら」を開いた。三年生の英語演習C受講者四十八人が参加。生徒が世界の人々になりきり、様々なカテゴリに実際に分かれる活動などを通して、世界で課題となっている事柄について理解を深めた。
同校は、札幌市教委の国際理解教育研究指定校。国際協力をテーマに、異文化理解に関する教育活動を推進している。
この日、研究指定校の活動の一環でJICAワークショップ「世界がもし百人の村だったら」を開催。講師には、青年海外協力隊としてニジェール共和国で活動した大倉綾氏を招いた。
はじめに、同校の齋藤菜奈子教諭が、大倉氏を紹介。ワークショップを通して「富の不平等などについて考えて」と生徒に呼びかけた。
大倉氏は「世界がここにいる生徒四十八人しかいなかったら」と仮定してワークショップを行うことを説明した。
生徒に「性別」「国籍」「年齢」「使用言語」などが書かれた役割カードを配布。カードに書かれた人物として行動するよう求めた。
つぎに、「男女比」「世界で一番話されている言語」「各地域の人口比・密度」「貧富の差」などをテーマに活動。
貧富の差に関するプログラムでは、富裕層となった生徒一人ひとりに、菓子を二~三個配布した。
貧困層となった生徒には、約十人のグループにお菓子を一個配布し、分け合うよう指示。生徒は、実際に世界で起こっている課題などを、疑似体験を通して学んだ。
ワークショップ後、生徒から「日本で当たり前になっていることが、海外ではそうではないことにあらためて気が付いた」「世界が今どのような状況なのか理解できた」などの感想が寄せられた。

【北海道通信(日刊教育版)2018年11月7日より】

 

上白石小学校の取組

積み上げた練習の成果披露・札幌市上白石小鼓隊が演奏発表会

札幌市立上白石小学校(久保幸範校長)は九月下旬、同校で第五十七代上白石小鼓隊室内演奏発表会を開いた。全校児童や保護者合わせて約三百人が参加。六年生四十人がこれまで積み上げてきた練習の成果を披露した。
上白石小鼓隊は、昭和三十七年に結成されて以来、五十年以上続いている同校の伝統ある取組。現在は六年生の総合的な学習の時間の一環として実施するなど、毎年、演目や演奏隊形などに工夫を加えながら受け継がれている。
発表会は、六年生が白石区PTA連合会が主催する親子ふれあいコンサート「Kitaraで光ろう!」で発表した曲を児童や保護者に披露することが目的。また、一~五年生については、同校の伝統である鼓隊に取り組む立派な六年生の姿を見ることで、六年生の成長を再認識するとともに、伝統を引き継いでいこうという気持ちをもたせる機会とした。
この日、六年生四十人が「Departure」「大脱走マーチ」などを演奏。大太鼓や木琴、シンバルなどを使ってこれまで積み上げてきた練習の成果を披露した。
一~五年生は目を輝かせながら六年生の迫力ある演奏を聴いていた。
久保校長は子どもたちの自己肯定感を高めるため「子どもたちが常に誇りに思える学校でありたいと思っている。長年続いている鼓隊の活動は、学校として誇らしい」と話していた。

【北海道通信(日刊教育版)2018年10月16日より】

 

東橋小学校の取組

札幌市東橋小にラグビー選手来校・児童と交流深める

元オーストラリア代表3人

ラグビー元オーストラリア代表選手が二十一日、札幌市立東橋小学校(野村幸明校長)を訪問した。北海道胆振東部地震で停電などを経験した子どもに元気を届けるという目的で行われたもの。二・四・五・六年生約二百二十人が参加し、元代表選手とラグビーを体験するなど、交流を楽しんだ。
市国際観光誘致事業実行委員会が主催。来年、日本で開催されるラグビーワールドカップで、オーストラリアチームが札幌で試合を行うことから、ラグビー元オーストラリア代表選手三人が観光プロモーションのため来札。北海道胆振東部地震で停電などを経験した子どもたちに元気を届けたいという思いで、同校を訪問した。
この日、はじめに元オーストラリア代表選手のジャスティン・ハリソンさん、モーガン・トゥリヌイさん、マーク・ジェラードさんがあいさつ。ジャスティンさんは「ここに来られてうれしい。楽しい時間にしよう」と呼びかけた。
続いて、元代表選手によるラグビーのデモンストレーションを実施。ラグビーで一番大切なプレーとしてパスを挙げ、前にボールを投げられないことを説明しながら、長い距離を素早く投げるパスを実演した。
また、ラグビー体験を希望した児童約十人にパスの出し方を指導したほか、ラインアウト体験などを行った。ラインアウト体験では、元代表選手二人が児童を担ぎ上げ、高い位置でボールをキャッチさせた。
このあと、代表児童四人が元代表選手にラグビーを始めたきっかけや、強いチームの特徴などについて質問。また、訪問のお礼として、各学年が合唱やよさこいなどを披露した。
児童は、元代表選手のデモンストレーションに歓声を上げるなど、笑顔で交流を楽しんでいた。
野村校長は「子どもたちがラグビーの面白さ、楽しさを体感していてよかった」と話していた。

【北海道通信(日刊教育版)2018年9月28日より】

 

 

福住小学校の取組

札幌市福住小にプロバスケ選手・体動かす楽しさ感じて
札幌市立福住小学校(鈴木真校長)で七月二十三日、レバンガ北海道学校訪問プロジェクトが行われた。川邉亮平選手が来校。参加した五・六年生二百四十人は選手との交流を通して、運動を楽しんだ。
レバンガ北海道では、子どもたちとのふれ合いを通して、チームの認知度向上や、体を動かす楽しさを知ってもらおうと同プロジェクトを実施。同校では、バスケットボールを通して、運動への興味・関心を喚起するほか、プロで活躍する選手とふれ合う機会を通して将来の目標につながることをねらった。
準備運動のあと、シュート練習を実施。児童は川邉選手から「ボードの黒い四角の角をねらって優しく打つこと」とアドバイスを受けながら、バスケットゴールに向かってシュートを打った。
また、児童チームと川邉選手・同校教諭チームとの試合を行った。
このあと、代表児童が「シュート練習や試合を通してバスケットの楽しさが分かった」と感謝の気持ちを述べた。
川邉選手は、自分が分からないことについて分からないままにせず、先生や友達などに聞くことを求めたほか「これからも勉強や運動に励んでほしい」と呼びかけた。
鈴木校長は「実際にプロの優れた技術や動きなどを通して、運動への興味を少しでももってもらえたら」と話していた。

【北海道通信(日刊教育版)2018年8月1日より】

 

豊明高等支援学校の取組

札幌豊明高等支援が特別授業・校門前のモニュメントを手づくり

市立札幌豊明高等支援学校(村岡章子校長)は十三日、同校の校門前のモニュメント「古代の太陽」のミニチュアオブジェをつくる授業を行った。工芸ものづくり科の生徒など八人が参加。講師にモニュメントの作者の川上りえさんを招き、制作時の思いを聞きながら、熱心に作業した。
作家から創作意図や素材の特性を聞きながらモニュメントを鑑賞し、良さや美しさを感じてもらうことなどを目的に実施。工芸ものづくり科の二年生三人と産業科窯業班の三年生五人が参加した。
この日、講師としてモニュメント作者で彫刻家の川上さんを招へい。授業の冒頭、モニュメントの前で、川上さんが制作意図や素材について紹介した。
川上さんは、モニュメントについて、古代に生きる人々のたくましさやエネルギーの源となる太陽の光を意識して作品を構想したことを説明。
モニュメントが三つの太陽で成り立っていることにふれ「友達の数を意識した」と述べた。
「二人より、三人で付き合う方が気配りや思いやりが必要。これは、一歩引いて全体を眺める視点をもつことにもつながる」と話し、作品に込めた思いを生徒に伝えた。生徒は制作期間やモニュメントにあるくぼみなどについて積極的に質問した。

このあと、生徒は川上さんと一緒に、モニュメントのミニチュアオブジェを制作。粘土をモニュメントの石こう型にはめ込み、自分のサインを入れるなどして、丁寧に作業していた。参加した生徒は「何気なく見ていた古代の太陽が、深く掘り下げると歴史がどんどん明らかになっていくんだなと感じた」「川上さんの話を聞いたり、一緒につくったりして、楽しかった」と話していた。

【北海道通信(日刊教育版)2018年7月30日より】

 

和光小学校の取組音楽通じ交流深める・札幌市和光小が台湾の児童と

札幌市立和光小学校(日戸靖彦校長)は十一日、同校で台湾のロ(くさかんむりに呂)光國民小學校との音楽芸術交流会を開いた。全校生徒や保護者など約五百二十人が参加。ロ(くさかんむりに呂)光小の児童四十七人で構成するリコーダー合奏団の演奏や、同校の児童によるダンスや琴の演奏を通して、交流を深めた。
ロ(くさかんむりに呂)光國民小學校のリコーダー合奏団から、札幌市の小学校と音楽や芸術交流がしたいという要望があり、和光小が受け入れて実現したもの。リコーダー合奏団は、三~六年生で構成。二十七年三月に開催された全日本リコーダーコンテストでは台湾代表として金賞を受賞するなど、様々な功績を挙げている。
和光小では、交流会を実施することで、異文化交流などを通じてお互いの良さを認め合う大切さなどを感じてもらうことをねらった。
この日、はじめに両校の児童は、折り紙など日本の遊びにふれる授業交流を全学級で実施した。
表現交流会は、体育館で開催。冒頭、代表の六年生が「お互いの文化を披露し合い、台湾と日本の関係を深めよう」と呼びかけたあと、会の進行について説明した。また、六年生が琴で「さくら」を披露し、琴が平安時代からある日本の楽器ということを紹介した。
続いて、日戸校長があいさつ。日本と台湾が様々な交流を行っていることにふれ「きょうの交流でまた一つ仲良くなれれば」と話した。
このあと、ロ(くさかんむりに呂)光國民小リコーダー合奏団が有志によるダンスを発表したほか、リコーダーとピアノの演奏に合わせ「You raise me up」と「ふるさと」をそれぞれ英語と日本語で歌った。
また、和光小の児童が運動会で発表した「和光ソーラン」などの表現種目を、一・二年生、三・四年生、五・六年生ごとに披露した。
ロ(くさかんむりに呂)光國民小リコーダー合奏団は、様々な種類のリコーダーなどを使ってG・ホルストの楽曲などを演奏。音楽や芸術の発表を通して両校の児童が交流した。
石森直記教頭は、六年生が日本文化を伝えようと意欲的に琴の練習をしてきたことにふれ「児童同士のふれ合いもあり、互いの良さを認め合える交流だった」と話していた。

【北海道通信(日刊教育版)2018年6月18日より】

 

定山渓中学校の取組

札幌市定山渓中に内閣総理大臣表彰

札幌市立定山渓中学校(髙谷義仁校長)は、三十年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰を受賞した。緑化推進運動の実施について、顕著な功績のあった個人または団体に対し、内閣総理大臣が表彰するもの。髙谷校長は地域住民など様々な人たちの協力によって受賞できたことにふれ「今後は学校体制を整備し、活動を広げていきたい」と話していた。
緑化推進運動の実施について、顕著な功績のあった個人または団体に対し、内閣総理大臣が表彰するもの。国土の緑化に関し、関係行政機関相互の緊密な連絡を図り、総合的かつ効率的な諸施策を推進するために設置した緑化推進連絡会議(内閣府のほか、九省庁で構成)で、受賞候補者を選考。内閣総理大臣が受賞者を決定する。
同校は、豊かな自然に囲まれた自然環境を生かし、この地域でしかできない特色ある活動を実践。昭和二十五年から、国有林において学校部分林契約を締結し、植林・林業体験などを実施してきたほか、昭和六十年の学校部分林伐採後は、その周辺の森林を活用した動植物観察や環境体験学習など様々なフィールドワークを行ってきた。
二十二年からは、同校裏庭苗圃で自ら育苗した苗木を植栽し、学校林として森林を育成する活動を展開。また、森林と人の生活との関係を学ぶため、森林内での学習にとどまらない活動など、地域との連携を築きながら活動に取り組んできた。
今回、同校が継続的に取り組んでいる環境教育活動が評価され、受賞の栄に浴した。
四月二十七日、東京都内の憲政記念館で執り行われた表彰式には、髙谷校長が出席。表彰状と記念盾を受け取った。また、レセプションで天皇皇后両陛下に、自校の取組を伝えた。
髙谷校長は、地域住民など様々な人たちの協力によって受賞できたことにふれ「(受賞を)誇りに思う」と話したほか、今後について「学校体制を整備し、大切な教育活動の一つとしてさらに活動を広げていきたい」と話していた。

【北海道通信(日刊教育版)2018年5月28日より】

 

山鼻南小学校の取組

開業100年の節目祝う・山鼻南小児童が市電車内を装飾

札幌市立山鼻南小学校は、札幌市の路面電車開業百周年に当たって路面電車の車内装飾を行った。四年生四十九人が参加。「まちの人が笑顔になりますように」などと願いを込めた「しゃんしゃんふうりん」百個を路面電車に装飾して百周年の節目を祝った。
同校では、札幌大通まちづくり株式会社などの外部機関と連携。四年生の総合的な学習の時間で路面電車の歴史やまちづくりに関する出前授業のほか、路面電車の見学などの学習を実施している。
また、児童一人ひとりが魅力的な市電についてプレゼンテーションする機会も設けた。
今回、これまで学習してきた市の路面電車が開業百周年を迎えることから、メッセージを添えたしゃんしゃんふうりんを路面電車に装飾することとした。
市の路面電車の前身が馬車鉄道だったため、四年生四十九人は馬の絵のほか、短冊に「まちの人が笑顔になりますように」「たくさんの人に乗ってもらえますように」などと願いを込めたしゃんしゃんふうりん百個を作成。三月初旬には、路面電車の内部に装飾した。
中駄愛美教諭は、今回の学習について市の路面電車の歴史など、生まれ育ったまちを学ぶことのほか「プレゼンテーションを通して、物事を順序立てて説明する力が育ったと思う」と話していた。

【北海道通信(日刊教育版)2018年4月2日より】


 

 

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