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更新日:2017年1月26日

認知症を知る

 

 認知症とは

認知症は脳の細胞がいろいろな原因で衰え減少していく病気です。一般的な症状として「物忘れ」や「見当識の低下」「理解・判断力の低下」などが挙げられます。物忘れでは新しい事を記憶できなくなることが特徴です。言付けが伝えられない、バスに乗って外出しても目的地を忘れてしまうなどがその例です。また見当識障害と言って日付や季節、場所が分からなくなる症状を認めます。さらに進むと親しい人の顔が分からなくなる、服を上手に着られなくなる、ファックスやATMの操作が下手になります。妄想や徘徊といった症状もやがて出てまいります。(中核症状、行動・心理症状については、下記をご参照ください。)

原因となる病気には幾つか種類があります。最も多いのは、脳の神経細胞がゆっくりと壊れていくアルツハイマー型認知症。次に多いのが脳卒中の後遺症として発症する脳血管性認知症です。この二つで全体の約8割を占めています。札幌市の統計では高齢者(65歳以上)10人に1人が認知症と考えられ今後さらに増加が見込まれています。

中核症状、行動・心理症状とは

「中核症状」とは、脳の細胞が壊れて直接起こる症状のことです。

  • 記憶障害・・・・体験や出来事を忘れるなど、新しいことが覚えられません。
  • 理解・判断力の障害・・・・考えるのが遅くなったり、2つ以上のことが重なると混乱してしまいます。
  • 実行機能障害・・・・調理の手順がわからなくなるなど、計画を立て、段取りを行うことができません。
  • 見当識障害・・・・時間や季節の感覚が薄れたり、道に迷うことがあります。

「行動・心理症状」とは、認知症のご本人の心身の状況や新しい環境、介護者の関わり方などが影響して出現する症状のことで、主に以下の症状が挙げられます。また、行動・心理症状は治療や対応によって治る可能性があります。

  • 不安や焦り
  • うつ
  • 幻覚・妄想
  • 徘徊
  • 興奮・暴力
  • 不潔行為など

 チェックリスト

認知症の可能性をチェックするリストです。複数当てはまる方は相談してみましょう。

同じことを何度も言うと周りから言われることが多い

探し物をしていることが多い

いつも財布や通帳など大切なものがなくなる

約束を忘れたり、待ち合わせの場所に行き着けなくなった

片付けや料理、運転などが以前のようにうまくできなくなった

テレビのドラマは筋を追うのが面倒くさい

身だしなみを整えることがおっくうになり、構わなくなった

趣味や好きなことに関心がなくなった

何をするのもおっくうになった

※出典:認知症介護研究・研修東京センターひもときカレンダー(認知症ケア高度化推進事業)

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 認知症の治療

認知症の治療法は薬物療法とリハビリテーション法です。

薬としては根治薬は未だありませんが、症状の改善をもたらし進行を遅らせる薬が普及し使われています。薬の有用性を高めるためには早期発見、早期治療が大切です。リハビリテーション療法では運動療法、音読・学習療法などが期待され実施されています。

認知症の人が「妄想(お金を盗ったなどと周囲の人を攻撃する)」、「介護への拒否(着替えや入浴などを拒否する)」、「易怒性(ちょっとしたことで怒り興奮する)」などの症状を持つと日常生活に支障がでてきます。妄想や介護拒否、易怒性は治療可能ですので医療機関で相談しましょう。また、札幌市では、「札幌市認知症サポート医登録者名簿」を掲載しています。

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 認知症の予防

現在のところ、アルツハイマー病を予防あるいは進行を遅らせる方法は確立されていません。しかしながら、1.健康なライフスタイル(運動や栄養)、2.積極的な社会参加、3.生涯にわたる脳の活性化など、生活全般を活性化することが有効であるとされています。

また、認知症あるいはアルツハイマー病の危険因子と防御因子については、危険因子として、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症などの「血管性危険因子」や「喫煙」、「一部の遺伝的危険因子(アポリポ蛋白)」があります。防御因子として、定期的な運動、食事、余暇活動、社会参加、活発な精神活動、認知訓練、適度な飲酒が挙げられます。

Q.食事は何が良いのでしょうか?

A.野菜・果物・魚をまんべんなく食べること。これらに含まれるビタミンCやビタミンE等はサプリメントではなく、直接食物から摂取することが良いとされています。

また、適度の飲酒は血管性認知症やアルツハイマー病を予防することが報告されています。

Q.運動はどんな効果がありますか?

A.歩行など定期的な運動が高齢者の認知症やアルツハイマー病の予防、あるいは認知機能の低下を抑制するとの結果が出ていますので推奨されます。また、すでに発症したアルツハイマー病の進行を抑制する二次予防の効果があるとの報告もされています。

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 札幌市認知症ガイドブック

札幌市では、市民の皆さまに認知症について理解していただくとともに、ご自身やご家族が認知症になったときの不安を少しでも軽減していただけるよう、札幌市内でどのようなサービスや支援を利用することができるのかを、「札幌市認知症ガイドブック」としてまとめました。

 

 

 若年性認知症

若年性認知症の人と家族への支援の手引き

64歳以下で発症する認知症疾患の総称である、若年性認知症については、現役世代で発症することから、就労の継続や経済的な問題など、65歳以上の認知症とは異なる課題があります。

札幌市では、若年性認知症に関する基礎知識や、活用できる各種サービスの利用方法、相談機関等について掲載した手引きを発行しています。

手引き表紙 手引き1(表紙~6p)(PDF:3,153KB)
手引き2(7p~12p)(PDF:2,857KB)
手引き3(13p~18p)(PDF:4,332KB)
手引き4(19p~24p)(PDF:3,367KB)

手引き5(25p~30p)(PDF:3,079KB)

若年性認知症の方の受入対応事業所について

札幌市が、平成27年8月に、市内の介護保険事業所へ実施した、若年性認知症の方の受入状況調査の結果、受入意向があると回答のあった事業所を公開しています。

札幌市若年性認知症受入対応事業所リスト(通所系)(PDF:332KB)

札幌市若年性認知症受入対応事業所リスト(入所系)(PDF:203KB)

※事業所リストは、調査時点(平成27年8月)における回答状況を掲載しているものです。

※掲載事業所は、調査の際に、「定員に空きがあれば積極的に受け入れる」と回答されたものですが、受入可否の確認、受入れに際してのご相談は、個々の事業所へお問い合わせください。

NPO法人北海道若年認知症の人と家族の会(ひまわりの会)

若年認知症の本人とその家族が中心となり、若年性認知症に関する情報交換や、家族や本人が抱える悩みを話し合える場として、活動しています。

電話や面談による若年性認知症に関する相談対応のほか、介護家族が集まっての情報交換・勉強会などを行う「つどい」などを実施しています。

NPO法人北海道若年認知症の人と家族の会(ひまわりの会)(外部ページにリンク)

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このページについてのお問い合わせ

札幌市保健福祉局高齢保健福祉部介護保険課

〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市役所本庁舎3階

電話番号:011-211-2547

ファクス番号:011-218-5117

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