ホーム > 健康・福祉・子育て > 食の安全・食育 > 食の安全情報 > 食中毒 > 1歳未満の乳児に「はちみつ」を食べさせないようにしましょう

ここから本文です。

更新日:2023年1月13日

1歳未満の乳児に「はちみつ」を食べさせないようにしましょう

平成29年、東京都において、乳児に「はちみつ」を混ぜたジュースを与えたことによる乳児ボツリヌス症死亡事故が発生しました。

1歳未満の乳児に「はちみつ」(はちみつ入りの飲料・お菓子を含む)を与えないようにご注意ください。

乳児ボツリヌス症とは?

乳児ボツリヌス症は、1歳未満の乳児に特有の病気です。

1歳未満の乳児がボツリヌス菌に汚染された食品を食べた後、便秘、筋力の低下、ほ乳力の低下、泣く声が小さくなるなどの症状を発症します。ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあります。

ボツリヌス菌とは?

ボツリヌス菌は、土壌中などに広く存在している細菌です。ボツリヌス菌が食品などを介して口から体内に入ると、大人の腸内では、ボツリヌス菌が他の腸内細菌との競争に負けてしまうため、通常、増殖しません。
一方、1歳未満の乳児の場合、まだ腸内環境が整っておらず、ボツリヌス菌が腸内で増えて毒素を出すため、乳児ボツリヌス症を引き起こすことがあります。

「はちみつ」にボツリヌス菌が混入しているの?

一般的に、ハチミツは包装前に加熱処理を行わないため、ボツリヌス菌が混入していることがあります。

「はちみつ」を加熱すれば大丈夫なの?

ボツリヌス菌(芽胞)の耐熱性は120℃、4分とされており、通常の加熱調理では死にません。

「はちみつ」はあぶないの?

1歳以上の方にとっては、はちみつはリスクの高い食品ではありません。

「はちみつ」以外で乳児ボツリヌス症を引き起こす食品はないの?

土つきの野菜や井戸水もリスクがあります。土つきの野菜はよく洗い、井戸水は飲まないようにしましょう。

 

 

 

 

このページについてのお問い合わせ

札幌市保健福祉局保健所食の安全推進課

〒060-0042 札幌市中央区大通西19丁目 WEST19ビル3階

電話番号:011-622-5170

ファクス番号:011-622-5177

こちらのフォームは掲載内容に関するお問合せにご利用ください(対応・回答は開庁日のみとさせていただきます。)。
食中毒の発生や不良食品に関する個別のご相談は直接相談窓口までお願いいたします。