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母乳中のダイオキシン暴露が乳児甲状腺機能に及ぼす影響に関する研究
第104回日本小児科学会学術集会
2001年5月、仙台市
松浦信夫*1、多田 裕*2、近藤直実*3、 中村好一*4、藤田晃三、福士 勝*5
生後1年の母乳栄養児337名と人工栄養児53名の甲状腺機能を比較したが両群に差はなく、また、母乳栄養児の推定ダイオキシン暴露量と甲状腺機能の間にも有意な相関は認められなかった。
*1 北里大学医学部小児科
*2 東邦大学医学部小児科
*3 群馬大学医学部小児科
*4 自治医大公衆衛生
*5 札幌市保健福祉局生活衛生部
札幌市における眼感染症サーベイランス
第2回アデノウイルス研究会
2001年7月、東京
有賀俊秀*1、小竹 聡*1、大野重昭*1、菊地正幸、赤石尚一、藤田晃三、音無克彦*2、能戸 清*2、 青木功慶*2
札幌市における1990~2000年の眼感染症サーベイランス成績を報告した。流行性角結膜炎、咽頭結膜熱、急性出血性結膜炎患者1361例(分離率47.9%)からウイルスが分離された。分離ウイルスの95.9%はアデノウイルスであり、血清型では8、19、37型が多く60.6%を占めた。
*1 北大医学部眼科
*2 札幌市眼科医会
札幌市の先天性代謝異常症ハイリスク・スクリーニング
日本小児科学会北海道地方会第52回ブロック大会
2001年8月、札幌
藤田晃三、田上泰子、花井潤師、野町祥、水嶋好清、福士 勝*1、山口昭弘*2、楠 祐一*3、窪田 満*4、長坂博範*5
当所で行なっている札幌市の先天性代謝異常症ハイリスク・スクリーニングについて、1990年~1996年3月と1996年3月~2001年3月に分けて成績をまとめ、今後の課題について報告した。
*1 札幌市保健福祉局生活衛生部
*2 札幌市IDL
*3 北海道療育園
*4 北大医学部小児科
*5 埼玉医大小児科
札幌市における妊婦甲状腺機能スクリーニングとその児のクレチン症検査結果
第4回札幌甲状腺セミナー
2001年09月、札幌市
水嶋好清、本間かおり、三上 篤、尾崎恒一、藤田晃三
札幌市で実施している妊婦甲状腺機能スクリーニングを実施した妊婦とその出生した児の甲状腺機能を調査し、関連性について考察した。
札幌市における新生児期のウィルソン病マス・スクリーニング
第29回日本マス・スクリーニング学会
2001年10月、横浜市
野町祥介、田上泰子、水嶋好清、尾崎恒一、藤田晃三、福士 勝*1、山口昭弘*2、窪田 満*3、 堤 裕幸*4
札幌市では1996年から新生児乾燥濾紙血液を用いて血清セルロプラスミン濃度を測定することにより、現行の先天代謝異常症等の新生児スクリーニングが可能かどうかを検討してきた。2001年3月までに104,117名の新生児を検査したが患児は見出されず、また1名の見逃し例があった。このことから、別の時期でのスクリーニング方法について検討する必要がある。
*1 札幌市保健福祉局
*2 札幌IDL
*3 北海道大学医学部小児科
*4 札幌医科大学医学部小児科
最近4年間の先天性代謝異常症ハイリスク・スクリーニング成績
第29回日本マス・スクリーニング学会
2001年10月横浜市
田上泰子、花井潤師、野町祥介、水嶋好清、尾崎恒一、藤田晃三、福士 勝*1、山口昭弘*2、楠 祐一*3、窪田 満*4
全国で実施されている現行の新生児マス・スクリーニング対象疾患は項目が限られている。札幌市では1990年から、痙攣、意識障害等により、他の代謝異常疾患が疑われる児に対して乾燥濾紙血液、尿検体を用いたハイリスク・スクリーニングを実施している。今回1996年4月から2000年3月までのスクリーニング結果を報告する。
*1 札幌市保健福祉局
*2 札幌医科大学病理教室
*3 北海道療育園小児科
*4 北海道大学医学部小児科
札幌市の生後6か月と14か月の神経芽細胞腫スクリーニング発見例の比較
第29回日本マス・スクリーニング学会
2001年10月 横浜市
花井潤師、竹下紀子、水嶋好清、尾崎恒一、藤田晃三、西 基*1、畑江芳郎*2、内藤春彦*3、武田武夫*4
札幌市の神経芽細胞腫スクリーニングで発見された生後6か月と14か月の患児について、尿中VMA、 HVA値を中心に、生物学的性状を比較した。その結果、14マス症例は、6マス症例と生物学的に類似した傾向が認められた。
*1 札幌医大・公衆衛生
*2 国立札幌病院小児科
*3 国立札幌病院外科
*4 南郷医院
尿中VMA値の日内変動と神経芽腫スクリーニングの最適採尿時刻
第29回日本マス・スクリーニング学会
2001年10月 横浜市
西 基*1、花井潤師、藤田晃三、畑江芳郎*2、 武田武夫*3
札幌市の神経芽細胞腫スクリーニングの精査目的で入院中の真陽性例から1回尿を採尿し、VMAの日内リズムから、スクリーニングにおける最適採尿時刻を推定した。
*1 札幌医大・公衆衛生
*2 国立札幌病院小児科
*3 南郷医院
神経芽細胞腫スクリーニングにおけるヒストグラム作成ソフトの活用、38施設から得られたデータの解析
29回日本マス・スクリーニング学会
2001年10月 横浜市
児玉京子*1、花井潤師、沼田公介*2、 木下洋子*3、穴沢 昭*4
平成13年度開催された母子愛育会、神経芽細胞腫検査技術者研修会において、各施設の検査データを同一のヒストグラム作成ソフトに入力依頼し、尿中VMA、HVA値のヒストグラムおよび基礎統計量を算出した。
*1 名古屋市衛生研究所
*2 大阪血清微生物研究所
*3 神奈川県予防医学協会
*4 東京都予防医学協会
札幌市における妊婦の甲状腺機能スクリーニングとその児のクレチン症スクリーニング成績結果について
第29回日本マス・スクリーニング学会
2001年10月 横浜市
本間かおり、三上 篤、以頭まゆみ、日浦典子、水嶋好清、尾崎恒一、藤田晃三、福士 勝*1
2000年3月までの5年間の成績と、受検妊婦から生まれた児のクレチン症スクリーニング結果について検討した。妊婦における甲状腺機能異常は高頻度に認められ、妊娠中の治療管理に有効であり、新生児一過性甲状腺機能低下症の低下が期待できた。
*1 札幌市保健福祉局
札幌市における胆道閉鎖症スクリーニング
第29回日本マス・スクリーニング学会
2001年10月 横浜市
水嶋好清、荒井修、花井潤師、藤田晃三、服部幸子*1、船田さゆみ*1、館石宗隆*1、佐々木文章*2、松井 陽*3
札幌市では平成13年5月から、1ヶ月児を対象とした便色調カードを用いた胆道閉鎖症スクリーニングを開始した。この検査用紙は母子健康手帳へ綴じこめており、高い受検率が期待できる。検査の結果1名の患児を発見し、60日以前の早期手術を行うことができた。
*1 札幌市保健衛生部
*2 北海道大学医学研究科小児外科
*3 筑波大学臨床医学系小児科
21-水酸化酵素欠損症の遺伝子診断と地域別変異解析
第29回日本マス・スクリーニング学会
2001年10月 横浜市
三上 篤、水嶋好清、尾崎恒一、藤田晃三、福士 勝*1、田島敏広*2、藤枝憲二*3
21-水酸化酵素欠損症遺伝子の分化過程を解明するため、日本各地と数カ国の変異アレル頻度の比較を行った。異なる地域で同様のパターンを示す場合があることから、人種交流等についての調査も今後必要になると考えられた。
*1 札幌市保健福祉局
*2 北海道大学医学部小児科
*3 旭川医大小児科
札幌市における大気中の酸化エチレン濃度について
第27回北海道東北支部環境研研究連絡会議
2001年10月、山形市
立野英嗣、恵花孝昭、山本 優、小塚信一郎、藤田晃三
平成12年度から有害大気汚染物質モニタリングの対象物質になった酸化エチレンについて、分析方法の検討結果及び平成12年度の調査結果について発表した。
札幌市における大気中の酸化エチレン濃度は幹線道路沿線でND~0.28μg/m3、一般環境ND~0.30μg/m3、発生源周辺ND~0.42μg/m3であり、環境庁が行った平成8年化学物質環境調査結果とほぼ同様の濃度であった。
結核菌の制限酵素多型分類
第69回日本細菌学会北海道支部学術総会
2001年10月 札幌市
川合常明、廣地 敬、赤石尚一、大谷倫子、藤田晃三、高瀬愛子*1、品川雅明*2、伊達義昭*3
札幌市内の2医療機関より提供された結核分離菌株129検体について制限酵素断片長多型(RFLP)分析を行った。ジゴキシゲニン標識済プローブDNAは約1.0pg/μLまで検出することができた。129検体中同一パターンを示した検体は11種類で、2~5検体がそれぞれのパターンに属し合計40検体であった。また、集団感染が疑われた事例においてはRFLPパターンが一致し、同一感染源であることが裏付けられた。
*1 札幌市保健所
*2 国立療養所札幌南病院
*3 北海道社会保険中央病院
札幌市における胆道閉鎖症スクリーニングについて
第53回北海道公衆衛生学会
技術部会第19回研修会
2001年11月 岩見沢市
荒井 修、花井潤師、水嶋好清、尾崎恒一、藤田晃三、服部幸子*1、舘 睦子*1、館石宗隆*1、佐々木文章*2
札幌市では平成13年5月から、1ヶ月児を対象とした便色調カードを用いた胆道閉鎖症スクリーニングを開始した。この検査用紙は母子健康手帳へ綴じこめており、高い受検率が期待できる。検査の結果1名の患児を発見し、60日以前の早期手術を行うことができた。
*1 札幌市保健衛生部
*2 北海道大学医学研究科小児外科
甘草使用食品におけるグリチルリチン酸量
第53回北海道公衆衛生学会
2001年11月、岩見沢市
扇谷陽子、相澤 博、大谷倫子、藤田晃三
市販の甘草使用表示のある漬物・調味料のグリチルリチン酸量の測定を行なった。単独使用の食品は少なく、糖類等との併用による食品のグリチルリチン酸量は、その多くが100μg/g以下であった。
札幌市における乾性沈着量について
第53回北海道公衆衛生学会
2001年11月、岩見沢市
惠花孝昭、立野英嗣、山本 優、小塚信一郎、藤田晃三
平成11年度から2年間の乾性沈着成分濃度データを用い、沈着速度が既知のSO2、SO42-、HNO3、NO3-の各沈着量と酸性沈着量に占める乾性沈着量の割合を推定した。SO2沈着量は0.6~2.1mmol/m2/月、SO42-沈着量は0.04~0.14mmol/m2/月、HNO3沈着量は0.5~2.1mmol/m2/月、NO3-沈着量は0.006~0.065mmol/m2/月であった。酸性沈着に占める乾性沈着の割合は、SO42-として32~45%、NO3-として50%であった。
麻疹撲滅に向けての実践的研究-札幌から麻疹ゼロへ-
第27回札幌市医師会医学会
2002年2月、札幌
富樫武弘*1、綿谷靖彦*2、館石宗隆*3、高瀬愛子*4、藤田晃三
札幌市の子どもの麻疹予防接種率の向上を図り、麻疹の流行を阻止するための方策を検討し、それを実践する方法について報告した。
*1 市立札幌病院小児科
*2 綿谷小児科
*3 札幌市保健福祉局保健衛生部
*4 札幌市保健所
総セルロプラスミン測定ELISAを用いた1歳2カ月尿スクリーニングの基礎的検討
平成13年度厚生科学研究(子ども家庭総合研究);マススクリーニングの効果的実施及び開発に関する研究研究斑全体会議
2002年2月、東京
野町祥介、藤田晃三、中原恵美理、田上泰子、水嶋好清、尾崎恒一、福士 勝*1、山口昭弘*2
札幌市における新生児ろ紙血液によるウィルソン病マススクリーニングでは、1995年から10万人以上の検査で患者は発見されず、この間1例の患者の見逃しがあった。新生児ろ紙血によるスクリーニングは難しいと考え、1歳2か月尿スクリーニングの可能性を探るための前段階としての総セルロプラスミン測定ELISA法の検討成績を報告した。
*1 札幌市保健福祉局生活衛生部
*2 札幌医科大学
検査済み乾燥濾紙血液の倫理面に配慮した管理・有効利用法の研究-検査済み乾燥濾紙血液の保管・管理に適した採血用濾紙の検討-
平成13年度厚生科学研究(子ども家庭総合研究);マススクリーニングの効果的実施及び開発に関する研究研究斑全体会議
2002年2月、東京
福士 勝*1、三上 篤、本間かおり、梅橋豊蔵*2、 成瀬 浩*3、住吉好雄*4、黒田泰弘*5
新生児スクリーニング検査済みの乾燥濾紙血液の管理・有効利用において個人情報保護の観点から、利用条件と濾紙の様式について検討した。
*1 札幌市保健福祉局生活衛生部
*2 化学及血清療法研究所
*3 東京顕微鏡院マススクリーニング精度管理センター
*4 神奈川県労働福祉協会
*5 徳島大学医学部小児科
北海道における3歳児健診を利用したウイルソン病スクリーニング
平成13年度厚生科学研究(子ども家庭総合研究);マススクリーニングの効果的実施及び開発に関する研究研究斑全体会議
2002年2月、東京
中山憲司*1、中島美知子*1、浦口弘子*1、山崎由香*1、林三起子*1、林玲子*1、市原侃*1、久保亜希子*1、加藤芳伸*1、澤田幸治*1、田村正秀*1、寺井格*2、窪田満*3、小林邦彦*3、宮本晶恵*4、藤枝憲二*4、野町祥介、水嶋好清、実吉孝幸*5、木村浩男*5、藤井千恵子*6、斉藤勝衛*6、白坂亜紀*7、影久真美*7、鈴木健*8、青木継稔*9
3歳児検診時の尿検査検体を用いたウイルソン病のパイロットスクリーニングを道央圏の3市で実施した。968名受診し、再検査は68名、2名の精査を実施した。
*1 北海道立衛生研究所
*2 北海道医療大学医療科学センター
*3 北海道大学小児科
*4 旭川医科大学小児科
*5 岩見沢保健所
*6 小樽保健所
*7 北広島保健所
*8 東京都予防医学協会
*9 東邦大学医学部第2小児科
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