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神経芽細胞腫の腫瘍マーカーとして、患児の尿中VMA・HVAに加え、血清中NSEを測定した結果、スクリーニングの対象となる1才以下の早期発見例においては、尿中VMA・HVAがより有効な指標であったが、病期がIII期、IV期の進行例においては、NSEが予後の予測の有用な指標となった。(39-43ページ)
新生児ろ紙血中のガラクトース(Gal)及びガラクトース-1-リン酸をケイ光用マイクロプレートリーダを用いて、簡便に測定し、ガラクトース血症を全検体について一次からスクリーニングする方法を検討した。(44-47ページ)
(48-52ページ)
札幌市の一般住居におけるダニ・カビ類の季節的消長について調査したところ、浮遊真菌数とダニ個体数に関連性が認められた。即ち、低温低湿な冬期にはダニ個体数、浮遊真菌数は少ないが、断熱性、気密性で優れている最近の家屋では、冬期でもこれらが増加する傾向にあることがわかった。(53-59ページ)
食物繊維の主成分であるセルロースを用いて有害金属に対する吸着効果をinvitroで検討したところ、Pbでは有効な吸着効果が認められたが、Cdでは共存物質により吸着作用が著しく抑制された。(60-64ページ)
昭和59年6月と、60年2月に行った学童とその両親の食生活実態調査結果のうち、夏冬とも調査に協力した個人のデータを基に、父親、母親、男子学童、女子学童の4群ごとに、各調査期間中に摂取した栄養素を食品群別に集計し、有意差の検定(個体比較によるT検定)を行った。その結果、男子学童ではカルシウム、鉄、及びナトリウムの摂取量に、母親では脂肪の摂取量に有意差が見られた。また、夏冬の相関係数は、栄養素摂取量では、弱い正の相関を示し、食品群摂取量では、特に父親で個人の嗜好の強さに応じて高い値を示すものがあった。(65-70ページ)
多環芳香族炭化水素の測定を昭和60~61年の4期に分けて、市内3ヶ所において行った。各PAH相互の挙動はよく類似しており、非常に強い相関関係がみられた。各PAH濃度は冬期、初冬期、春期、夏期の順に高い値を示し、暖房による影響が大きい。この季節変動はFt,Pyのように分子量の小さいPAHほど大きかった。又PAH濃度は気象要因によっても大きく左右され、NOx、SO2とも強い相関関係がみられた。地点間の差をみると市中心部と住宅地では、ほぼ同レベルの濃度であったが郊外はその1月2日程度の濃度であった。(71-78ページ)
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