ここから本文です。
円山動物園では空きスペースを有効活用や在来種の保全などに活かすため、エゾタヌキ外放飼場奥の空きスペースを整備して、エゾタンポポを栽培しています。
エゾタンポポは北海道や東北地方を中心に自生する日本固有(在来種)のタンポポです。外来種であるヨーロッパ原産のセイヨウタンポポが国内で繁殖し、生息域を広げているためエゾタンポポの生育場所が減少しています。普段皆さんが目にしているタンポポの多くはセイヨウタンポポであり、エゾタンポポを目にすることが難しいのが現状です。
エゾタンポポの栽培場所の看板前に身近に、エゾタンポポを観察できるよう鉢植えを設置しています。5月14日(水)現在、少しずつエゾタンポポが開花し始めています。
エゾタンポポは年に1回しか咲くことがないので、この時期を逃すと開花しているエゾタンポポを見ることが難しくなります。近くでエゾタンポポを見ていただき、セイヨウタンポポとの違いを確認してみてください。
下に、エゾタンポポとセイヨウタンポポの特徴を記載しています。主な特徴は総苞外片(※)がエゾタンポポでは開いておらず、セイヨウタンポポでは開いて反り返っています。
※総苞外片(そうほうがいへん):黄色い花の下にある、緑色のがくのように見える部分のこと。(写真の赤い四角部分)
【エゾタンポポ】
エゾタンポポの特徴
セイヨウタンポポの特徴
エゾタンポポの展示場所
このページについてのお問い合わせ
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.