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7月14日は「世界チンパンジーの日」です。
円山動物園では、来園者の皆さまにチンパンジーをより深く知ってもらうため、7月10日(日曜日)に北海道大学の早川卓志先生を講師に招き、特別イベントを実施します。また、チンパンジー館内で特別パネル展を行います。この機会にぜひ、ご参加ください。
【世界チンパンジーの日とは?】
「世界チンパンジーの日」は、野生チンパンジー研究の創始者であるジェーン・グドール博士が1960年7月14日に初めてタンザニアのゴンベ渓流国立公園へ足を踏み入れた日であることから、制定されました。ジェーン・グドール博士は今日までの約60年間にわたり、野生チンパンジーの研究内容や生息地の現状を広く世界中に伝え、保全活動を行ってきました。世界チンパンジーの日は、ヒトに一番近い進化の隣人ともいわれるチンパンジーを深く知り、敬意を表す日であり、チンパンジーの暮らしを守ることや保護、保全には世界規模での協力が必要であるということについて人々の意識を高める日です。野生および飼育されているチンパンジーの暮らしを支え、彼らを守る人々を応援し、またより多くの人々を魅了することを目的としています。
【講演会】
日 時 7月10日(日曜日)10時00分~12時00分
場 所 円山動物園 科学館ホール
定 員 先着30名
参加方法 当日円山動物園科学館ホールまで直接お越しください。
(動物園への入園は、所定の入園料がかかります)
【チンパンジー観察会】
日 時 7月10日(日曜日)13時00分~14時00分
場 所 円山動物園 チンパンジー館 屋外観覧場所
参加方法 当日円山動物園チンパンジー館まで直接お越しいただくか、
Instagramの円山動物園アカウントをフォローし、インスタライブにご参加ください。
円山動物園Instagramアカウント https://www.instagram.com/maruyamazoo_official/
※特別イベントの様子は後日YouTubeの円山動物園アカウントでアーカイブ配信を行います。
※会場で参加される場合、来園者の方が映り込む場合があります。
10時00分~11時00分
「グルメな進化の隣人~アフリカの森がはぐくむチンパンジーの食べ物~」
北海道大学 大学院地球環境科学研究院 助教 早川卓志氏
11時00分~11時30分
「円山動物園での飼育の歴史・飼育下チンパンジーの採食事情」
円山動物園 飼育展示課 祐川猛・高岡智子
11時30分~12時00分
質疑応答など
13時00分~14時00分
「チンパンジー研究者とチンパンジーを観察しよう!」インスタライブ配信
解説 北海道大学 大学院地球環境科学研究院 助教 早川卓志氏
早川卓志(はやかわたかし)氏
2015年、京都大学大学院理学研究科博士後期課程(霊長類学・野生動物系)修了。博士(理学)。その後、京都大学霊長類研究所・特定助教、公益財団法人日本モンキーセンター・キュレーターを経て、2019年から、北海道大学大学院地球環境科学研究院・生態遺伝学分野・助教(現職)。国内外の野生動物の行動、生態、進化について、ゲノム科学の手法を用いて研究している。特に霊長類、有袋類、単孔類の味覚や腸内環境を遺伝子から調べることに注目している。チンパンジーについては、大学院生時代、タンザニア、ウガンダ、ギニアのアフリカ3か国で、野生個体群の採食や遺伝子についての研究をおこなった。近年はオーストラリアを拠点として、コアラ、カモノハシ、ハリモグラなどを対象に、日豪間の国際共同研究プロジェクトを進めている。北海道大学の研究室では、指導する大学院生たちそれぞれが、さまざまな野生動物について研究し、生息地保全や動物園などの飼育下での福祉に還元することを目指している。札幌市円山動物園とも、シンリンオオカミ、ユキヒョウ、トガリネズミ、フンボルトペンギンなどについて共同研究をおこなっている。
展示期間 7月10日(日曜日)~8月7日(日曜日)
展示場所 円山動物園 チンパンジー館 屋内観覧場所
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