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展示場に慣れる準備中の「エイタ」(2025年7月25日撮影)
【令和7年(2025年)8月20日(水曜日)掲載】
8月18日(月曜日)にシセンレッサーパンダ「エイタ」の麻酔下での歯科処置を実施しましたのでお知らせします。
「エイタ」は、7月4日の検査で重度の歯周病と歯の動揺(歯がグラグラすること)が認められたことから、8月18日に麻酔下での歯科処置を実施しました。
歯周病によって動揺した歯を放置すると歯周病の進行によって顎の骨が折れたり、全身に歯周病菌が広がるリスクがあるため、動揺のあった左下顎の奥歯1本と右上顎の奥歯の抜歯と、その他の歯の歯石除去および研磨を実施しました。
麻酔の覚醒後も状態は良好でしたので、翌日19日には、いつも飼育している屋内展示場に戻しています。奥歯の半分以上が抜け落ちている上に歯が摩耗しているため、硬い食べ物や大きな食べ物をうまく食べることができませんので、今後は餌の形状や硬さなどに配慮して飼育していく予定です。
引き続き「エイタ」が元気に暮らしていけるよう、皆様の応援をお願い致します。
【令和7年(2025年)8月15日(金曜日)掲載】
シセンレッサーパンダ「エイタ」についてお知らせします。
「エイタ」は、7月4日の麻酔下での検査時に重度の歯周病が認められており、一部の歯については抜歯が必要な状態となっておりました。
一度の麻酔で全身の検査と歯科処置を同時に行うと麻酔時間が長くなってしまい、身体にかかる負担が大きくなってしまうため、7月4日の麻酔時には処置をしておりませんが、歯周病を長期間放置すると命に関わるため、近日中に全身麻酔下で歯科処置を行う予定です。全身麻酔に伴い腰を痛めることがないよう、細心の注意を払って麻酔を実施する予定です。
引き続きご心配をおかけしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
【令和7年(2025年)7月30日(水曜日)掲載】
シセンレッサーパンダ「エイタ」の現在の状況についてお知らせします。
「エイタ」はこれまでお知らせしていたとおり、寝室での療養を続けておりましたが、歩様が安定してまいりましたので、不定期ではありますが、室内展示場での展示を再開いたしました.
今回の展示再開にあたっては関節や腰などに負担がかからないように室内展示場の木の配置を変更し、また、万が一、落下した時の衝撃を和らげるため床材の量を増やすなどの対応を行っています。
「エイタ」の状態を十分に確認しながら、少しずつ室内展示場での展示に慣らしていくため、当面の間は不定期での展示となります。
ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。
【令和7年(2025年)7月10日(木曜日)掲載 第2報】
シセンレッサーパンダ「エイタ」の現在の状況についてお知らせします。
「エイタ」は7月4日から歩様(歩き方)に異常が認められたため、麻酔下での検査を行いました。
現在は投薬治療を継続しながら、寝室で安静に過ごしています。
本日(7月10日)までに、「エイタ」の歩様は少しずつ改善してきており、飼育員が寝室に入ると近くまで歩いて寄ってきたり、採餌(餌を食べること)や排便も確認できています。
引き続き、「エイタ」には安静に過ごしてもらい、投薬治療を続けてまいります。しばらくは、「エイタ」を観覧頂けない日が続いてしまいますが、ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。
【令和7年(2025年)7月6日(日曜日)掲載 第1報】
シセンレッサーパンダ「エイタ」(15歳、雄)について、令和7年7月4日(金曜日)午後、移動時のふらつきが認められ、安静下で状態を見るため寝室に収容しましたが、歩様(歩き方)に改善が認められなかったことから、同日中に園内動物病院で麻酔下検査を行いました。
検査の結果、脊椎(背骨)に異常が認められましたが、症状からは脳や脊髄などの神経の疾患、四肢の骨、関節、筋肉の疾患の可能性も考えられます。
「エイタ」は安静にしながら、投薬治療等を継続して行う必要があるため、しばらくは観覧頂けません。ご理解いただきますようお願い申し上げます。
エイタの様子(2025年7月10日撮影)
7月6日朝の「エイタ」の様子
抜歯した歯(2025年8月18日撮影)
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