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更新日:2025年3月20日

アジアゾウ「タオ」の展示について

【2025年3月20日(木曜日)掲載】

3月13日(木曜日)より様子を見ながら展示を再開したアジアゾウ「タオ」ですが、行動や睡眠、元気は以前と同様な状態に戻っております。そのため現在は、通常の展示時間(11時00分~15時30分)のうち、トレーニングや傷口の確認時間を除く多くの時間「タオ」をご覧いただけるようになっております。

今後につきましても、「タオ」の良好な動物福祉を維持するために広い展示場で展示を続けながら、傷も完全には治っていないことから、もうしばらく様子を見ながらの展示を継続したいと考えております。「タオ」の状態確認や治療が必要となった場合には、ご覧いただけないこともありますが、ご理解いただきますようお願いいたします。


【2025年3月13日(木曜日)掲載】

3月9日より尾の先のケガのため展示を中止していたアジアゾウ「タオ」ですが、元気、食欲とも通常の状態に戻ってきているため、傷口の状態を確認しながら、本日(3月13日(木曜日))より展示再開に向けて、広い放飼場で短時間の展示を行ったところ、いつもと変わらない様子を確認しています。今後も短時間の放飼を行い、「タオ」の状態を確認しながら、展示再開に向けて準備を進めます。ご心配をおかけいたしますが、ご理解いただきますようお願いいたします。

※尾の先のケガの治療経過※

3月9日(日曜日)11時3分ごろ、ゾウ舎のメス放飼場において、動物福祉向上を目的に設置している、チェーンで吊るされたブイ(楕円形30cm程度)で遊んでいた「タオ」の尾の毛がチェーンに絡まりました。その後、絡まった毛を取ろうと「タオ」が走った際に、絡まった尾の毛に力がかかり、絡まった毛が生えている先の部分とみられる尾の先端部がちぎれてしまいました。尾全体は約1mですが、切れた先端部分は扇状に平らになった7cm程度で、尾椎も2個ほど含まれていました。11時20分には尾の端部の治療のためトレーニングエリアに収容して傷の状態を確認し、閉園後から鎮静剤を使ってゾウを落ち着かせつつ、尾の先の止血処置、抗生剤等の投薬治療を行いました。治療後は母親のパールと一緒に落ち着いており、餌も食べていましたが、少し睡眠時間が短い状態でした。

10日(月曜日)には、少し警戒する様子も見られましたが、トレーニングにも反応してくれ、食欲も増してきました。

12日(水曜日)にはタイヤを蹴って遊ぶなど、いつもの元気な様子となっております。


【2025年3月10日(月曜日)掲載】

3月9日(日曜日)午前11時頃、アジアゾウの「タオ」の尾の毛がエンリッチメント用のおもちゃを吊るしているチェーンにはさまり、尾の先端が欠損しました。そのため、展示を中止して傷の状態を確認するとともに、閉園後に鎮静下で止血処置を行い、抗生剤等の投薬治療を行いました。当面の間は傷の状態を観察し、必要な処置を行ってまいります。

「タオ」は治療後、自力で摂餌をするなどしておりますが、治療と経過観察のため、しばらくの間、「タオ」と母親の「パール」は観覧ができませんのでご了承ください。

なお、負傷の原因となったチェーンについては、カバーの設置を行い、同様の事例が発生しないように、細心の注意を払ってまいります。皆様のご理解をいただきますようお願い申し上げます。

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