ここから本文です。
*スズメ目 *ムクドリ科 |
分布 | インドネシアの固有種でバリ島にのみ分布し、落葉林やサバンナに生息しています。 |
---|---|
特徴 |
丈の高い草の生えた明るい林で暮らしており、ムクドリ類の中では最も希少の種です。 繁殖期には雄は長い冠羽を立て、頭を上下に動かすディスプレイ(ボビングディスプレイ)をして、雌の気を引きます。 巣はたいていキツツキ類の古巣の樹洞につくります。 |
食性 | 雑食で、昆虫、果実、種子等 |
寿命 | 野生下:不明 飼育下:約15年 |
減少の理由 |
開発による生息地の破壊、ペット用の乱獲等により生息数が激減しています。 1971年にインドネシアでは法的に保護の対象とされ、生息地がバリ・バラト国立公園に指定されていますが、密猟されることもあります。 1987年からアメリカ合衆国、イギリス、インドネシアが共同で国立公園内の整備や監視を行ったり、飼育下繁殖個体を再導入したりする試みが進められています。 日本の横浜市繁殖センターでは、カンムリシロムクの飼育繁殖に取り組み、野生復帰の支援を目的として2004年から10年間で合計125羽をインドネシアに送致してきました。 インドネシアでは、送致したカンムリシロムクで繁殖に取り組み、繁殖した個体を野生に放鳥しています。 1970年代後期から1980年代前期における生息数は200羽、1990年における生息数は13~15羽、2006年後期には、野生での姿が見られなくなりました。 |
その他 | レッドリスト:CR(IUCN2018) CITES:付属書Ⅰ |
このページについてのお問い合わせ
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.