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札幌市の配水管は、主にダクタイル鋳鉄管など強度の高い管を使用しているため、地震によって管そのものが割れたり、折れたりすることは少ないといえますが、継手と呼ばれる配水管の接続部分が、地震による地盤変動で抜け出す恐れがあります。
そこで、新しい配水管を布設する場合や古い管を更新する際など全てにおいて、継手の抜け出しを防ぐ機能の付いた耐震管を使用しています。実際に北海道胆振東部地震でも、耐震管には被害がありませんでした。耐震管が採用される以前に布設された管路については、管路の重要性などから優先度を設定し、計画的に耐震管へ更新しています。
幹線は、口径が大きく、配水量が多いため、大きな地震などが発生した際に被害を受けると、市内で大規模な断水や濁水が発生することが懸念されます。
そこで、より災害に強い水道システムを構築するために、幹線の耐震化を実施しています。耐震化にあたっては、重要度の高い管路や災害時のリスクが高い管路などを優先して進めています。
水道局では災害時における重要度の高い医療機関や小中学校や区の体育館などの指定避難所へ向かう配水管を優先的に耐震化する事業を進めています。この耐震化事業によって、医療機関の断水リスクを軽減することができ、災害時の医療活動をより多く実施することが可能となります。
令和6年度末までに累計89箇所の医療機関へ向かう配水管を耐震化することを目標に、これまでに累計96箇所の耐震化を完了しております。
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