ここから本文です。
本市水道水源の98%をまかなう豊平川の水源水質を将来にわたって保全していくために、豊平川上流域におけるヒ素、ホウ素などの水質悪化の要因を排除するとともに、災害発生時においても良質な原水を確保することを目的として、「バイパスシステム※」を構築する豊平川水道水源水質保全事業を実施しています。(下記イメージ図参照)
※バイパス水路を用いて、通常時は上流における水質悪化要因となる自然湧水をせき止め、浄水場の取水地点より下流まで迂回させることにより排除し、一方、事故・災害時には、一時的に水の流れを切替え、清浄な河川水を浄水場まで直接導水するシステム
詳しくは、豊平川水道水源水質保全事業について(PDF:1,332KB)をご覧下さい。
しゅすいぜき 玉川橋取水堰
|
川の水をせき止め、バイパス水路に取り入れるための施設 形式:可動堰(洪水時に堰を倒すことにより水量を制御) 堰の高さ:1.6m 堰の長さ:45.8m |
バイパス水路 (導水路) |
取り入れた水を浄水場の取水地点より下流へう回(バイパス)させるための水路 内径:2,000~2,200mm 延長:約10km |
定山渓水路橋 (水管橋) |
バイパス水路が豊平川を横断するための水管橋 内径:2,000mm 橋長:60m |
せつごうせい 定山渓接合井
|
下水処理水をバイパス水路に取り込むための施設 |
管理センター (放流調整池) |
バイパスした水を豊平川へ放流する前に、水圧・水質を調整する施設 処理方式:凝集沈でん処理(水中のヒ素などを大きなかたまりにして沈めて取り除く処理) 着水井:1池119m3 混和池:1池113m3 フロック形成池:4池1,571m3 沈でん池:4池7,425m3 天日乾燥床:4床5,600m2 濃縮槽:2池774m3 |
平成17(2005)年度 |
測量、地質調査、環境調査、基本設計の着手 国庫補助事業採択 |
平成18(2006)年度 |
関係機関(北海道開発局、北海道等)と事業許可に係る協議開始 |
平成21(2009)年度 |
実施設計着手 |
平成24(2012)年度 |
関係機関へ許可申請 水管橋新設工事(下部工)着手(平成26(2014)年度完了) |
平成26(2014)年度 |
導水路新設工事その1工区着手(令和元(2019)年度完了) 導水路新設工事その2工区着手(令和元(2019)年度完了) 水管橋新設工事(上部工)着手(平成27(2015)年度完了) |
平成27(2015)年度 |
導水路新設工事その3工区着手(令和元(2019)年度完了) |
平成28(2016)年度 |
導水路新設工事掘削開始 |
平成29(2017)年度 |
取水堰新設工事着手(令和3(2021)年度完了) |
平成30(2018)年度 |
放水口新設工事着手(令和2(2020)年度完了) |
令和元(2019)年度 |
斜面管路新設工事着手(令和2(2020)年度完了) |
令和2(2020)年度 |
管理センターほか新設工事、定山渓接合井ほか新設工事着手 |
令和4(2022)年度 | 天日乾燥床ほか新設工事着手予定 |
令和7(2025)年度 |
供用開始予定 |
令和8(2026)年度 |
白川浄水場へ接続する緊急導水管の整備により事業完了予定 |
令和3(2021)年度までに、玉川橋取水堰、約10kmのバイパス水路(導水路)トンネル、放水口、斜面管路の工事などが完了しました。
令和4(2022)年度は引き続き、管理センター(放流調整池)、定山渓接合井などの工事を進め、新たに天日乾燥床などの工事に着手します。
工事区域は、国立公園や国有林野などの自然豊かな環境にあることから、導水路新設工事の途中で予定していた立抗(2箇所)の設置を取り止めるなど、森林内での作業を減らし、環境への影響をできるだけ低減した方法により工事を行っております。
事業計画について | 水道局給水部計画課 | 電話011-211-7052 |
工事について | 水道局給水部工事課 | 電話011-211-7056 |
関連リンク
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
このページについてのお問い合わせ