ホーム > 健康・食育・衛生 > エキノコックス症について > エキノコックスまめちしき
ここから本文です。
本来、エキノコックスは下の図のように、主にキツネと野ネズミに寄生しています。(実線矢印)
ヒトは、エキノコックスの主な生活サイクルの中に入っていませんが、キツネやそのふんをさわったり、虫卵(キツネのふん)で汚染された山菜や沢水などを口にすることにより感染し、幼虫が主に肝臓に寄生します。(点線矢印)
ヒトからヒトへは感染しません。
ヒトの感染源となるのは、エキノコックスが寄生したキツネ(犬)のふんに含まれる虫卵です。
直径0.03ミリメートルほどでとても小さく、肉眼では見えません。
シャープペンの芯(しん)が左の黒い丸くらいの大きさだとすると、エキノコックスの虫卵は右のオレンジの丸くらいの大きさです。
キツネのエキノコックス感染率は、年によって変動はありますが、だいたい30パーセントほどです。
全てのキツネがエキノコックスに感染しているわけではありません。
ヒトがエキノコックス症に感染するのは、キツネのふんに含まれるエキノコックスの虫卵が口から入ってきたときです。
万が一キツネにかまれても、傷口からエキノコックス症に感染することはありません。
(細菌感染などの可能性があるため、念のため医療機関を受診しましょう。)
※キツネは元々おくびょうな動物で、キツネからおそってくることはほぼありません。
子育て中の親ギツネは、子ギツネを守るためにヒトを威嚇する場合があります。
キツネを見かけたら、近づかないで静かに離れましょう。
ヒトがエキノコックス症に感染するのは、キツネのふんに含まれるエキノコックスの虫卵が口から入ってきたときです。
エキノコックスの虫卵は乾燥に弱いため、空気中に舞い上がるほど乾いた状態では、感染性はなくなっています。
犬はキツネ同様、エキノコックスが寄生した野ネズミを食べた場合にエキノコックスに感染することがあります。
犬はキツネやそのふんからは感染しません。
犬同士でも感染しません。
犬は、感染しても一般的に無症状(又は軽い下痢程度)です。
犬がエキノコックスに感染すると、ふんの中にエキノコックスの虫卵を排出するため、そのふんを片付ける飼い主の感染の危険性が高まります。
飼い犬をエキノコックスに感染させないために、放し飼いやロングリードでの散歩など、犬が飼い主の目の届かないところで野ネズミを食べることがないように注意しましょう。
関連リンク
このページについてのお問い合わせ
※緊急の対応が必要な場合は、直接お電話にてご連絡をお願いします。
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.