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更新日:2011年3月3日

エゾヒグマ館オープンのお知らせ

エゾヒグマ館

陸上では日本最大の生物で、北海道を代表する動物でもある「エゾヒグマ」。
そんなエゾヒグマが生き生きと快適に過ごす様子をご覧頂ける施設を新設しました。
北海道の森の一部を切り取ったかのように様々な植物が植えられ、小高い丘や池(プール)、洞穴や倒木が配置された展示場の中で、ヒグマがエサを探して食べる様子や、休憩・睡眠をとる姿などが間近で観察できます。
新施設には雌の1頭が既に生活しており、時期は未定ですが、雄の導入も予定しております。
下記の通りオープニングセレモニーを行うとともに、一般公開を開始しますので、ぜひお越しください。
オープニングセレモニー
(1)日時 平成22年4月17日 10時~
(2)場所 エゾヒグマ館(エゾシカ・オオカミ舎南側(山側))
(3)次第
・開式
・財団法人日本宝くじ協会から札幌市へ贈呈状の授与
・札幌市から財団法人日本宝くじ協会へ感謝状の贈呈
・財団法人日本宝くじ協会からのあいさつ
・札幌市からのあいさつ
・札幌市立大学からのあいさつ
・テープカット及び除幕
・閉式
~飼育員によるガイド
【今後の予定】エゾヒグマの「とわ」の足の怪我の治療のため、展示日時を下記の通りとします。何卒ご了承ください。
4月17日(土曜日) 10時~オープニングセレモニー 15時まで展示
4月18日(日曜日) 10時~15時
4月19日(月曜日)~4月28日(水曜日)非展示(動物はおりませんが、放飼場はご覧いただけます)
4月29日(木曜日)~9時~17時通常通り展示
※なお、とわの状態によっては、変更もあり得ますので、動物園までご確認ください。

平面図
資料提供:札幌市立大学デザイン学部助教 片山めぐみ

エゾヒグマ館について
1施設の概要
(1)竣工日 平成22年2月26日(工期 平成21年7月~平成22年2月)
(2)総工費 1億4616万円 財団法人宝くじ協会助成事業(宝くじ協会1億4300万円)
(3)建物 鉄筋コンクリート造平屋建
延べ面積 屋内施設 152.21平方メートル 屋外施設 525.24平方メートル
(4)植栽の種類 約12種類(放飼場内)シラカンバ、ミズナラ、ツルアジサイ、※1モンタナマツ、フキ、オオイタドリ、クマイザサ、オオカメノキ、アキグミ、ツリバナ、ノリウツギ、マユミなど
※1北海道に自生するハイマツの類似種です。
2展示動物
エゾヒグマ 雌1頭(2008年1月14日生まれ)体重約110kg 愛称:とわ のぼりべつクマ牧場から2010年3月23日来園。
※エゾヒグマの雄1頭も今後展示予定ですが、導入時期は現在未定。
3展示目的
エゾヒグマは、陸生動物の中で日本最大の動物です。
札幌市内にも生息し、極めて身近にいるにも関わらず、その自然の姿はあまり知られていません。
エゾヒグマ館は、エゾヒグマが生き生きと快適に過ごせる空間づくりに配慮し、エゾヒグマの本来の姿や生態を展示することで、身近なところから環境問題や北海道の自然を考えるメッセージを発信する場となるよう設計しています。
4施設の主な特徴
・放飼場を広く見せる視覚的効果
メイン観覧スペースからみて、敷地対角線の視点上に、手前からプール、放養場、丘、敷地外の林・山が重なることにより空間が広く見えるよう工夫しています。
また、室内飼育スペースを丘の下に設けることで、最大限に放飼場のスペースを確保しています。
・ヒグマの行動を間近で観察
2ヶ所の観覧スペースには大きなアクリル窓を設置し、「プール」や「雨宿りスペース」、エゾヒグマが手を使って餌をかき出す「えさ穴」やヒグマの休憩場所となる「洞穴」を配置することで、ヒグマの様々な行動を間近で観察することができます。
・北海道の大自然の臨場感ある雰囲気を再現
高低差が5mに及ぶ丘や池などを配置し、放飼場内の植栽は約12種類にも及びます。
さらに観覧スペースと放飼場に連続性を持たせることで、あたかも観覧者が自然の中に入り込んだかのような臨場感ある雰囲気を再現しています。
5基本設計・施設デザイン
エゾヒグマ館の設計・デザインにあたりましては、札幌市立大学デザイン学部の多大なるご協力をいただいております。
札幌市立大学 原田学長からのメッセージ
ランドスケープ・イマージョン手法(動物行動とその生息環境を再現し体験創出する)による「エゾヒグマ館」の設計が観客にどのような感動を生み出すかが楽しみである。
札幌市立大学学長 原田昭

 

このページについてのお問い合わせ

札幌市円山動物園

〒064-0959 札幌市中央区宮ケ丘3番地1

電話番号:011-621-1426

ファクス番号:011-621-1428