更新日：2024年5月9日

「オランウータンとボルネオの森」2024年5月21日オープン！

2024年5月21日11時にオープン！
※天候の良い日は屋外展示となり、屋内ではオランウータンをご覧いただくことができません。

第6章　市民参加

 （2）ボランティア活動による施設整備支援

今回、新しい屋内放飼場に自然乾燥木の組み木を設置するにあたって、動物園で活動しているボランティアの方々に協力していただきました。
組み木に使用したのは、動物園の敷地内で発生した倒木1本と、危険木として伐採した樹木1本、計2本のニセアカシアです。組み木を設置する約2年前から、使用できそうな倒木や伐採木をストックして乾燥させるなど、計画的に作業を進めていきました。

ニセアカシアの樹皮には弱い毒があるため、動物の放飼場で使用する際には樹皮を取り除く必要があります。また、今回組み木を設置する屋内放飼場内には人工降雨装置で雨を降らせるため、乾燥木を長持ちさせるために樹皮を取り除いた後に塗装することにしました。
そこで、園内で活動する円山動物園ガイドボランティアと円山動物園の森ボランティアの方々に、樹皮はぎ作業と塗装作業にご協力いただきました。

樹皮は専用の道具を使ってはがしていきます。また、幹全体の皮をはがすため、10人以上で力を合わせて8mほどもある幹の向きを変える作業もありました。
8月の猛暑の中での作業だったため、ボランティアの皆さんも園職員も、汗をかきながらの大変な作業となりました。

樹皮をはがし終えたら、次は塗装作業です。塗り残しがないよう、丁寧に2回塗りで塗装を行いました。

オランウータンの新しい施設の組み木設置のためご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
ボランティアの方々と樹皮はぎ、塗装を行ったニセアカシアの幹は、屋内小放飼場に設置していますので、どのような組み木になっているかどうぞご期待ください。