令和5年度決算の概要（高速電車事業会計）

決算総括表

（単位：百万円、金額は消費税込み）

区分	収入	決算額	支出	決算額	収支差引 （▲）
収益的収入及び支出	営業収益	45,193	営業費用	36,292	8,901
	乗車料収入	42,305	人件費	4,400
	広告料収入	1,144	経費	17,066
	その他収入	1,744	減価償却費	14,826
	営業外収益	6,657	営業外費用	4,156	2,500
	小計	51,850	小計	40,448	11,402
	特別利益	0	特別損失	278	▲278
	計	51,850	計	40,726	11,123
資本的収入及び支出	企業債	7,886	建設改良費	12,850
	出資金	1,534	企業債償還金	18,624
	国庫補助金	613
	他会計補助金	1,130
	投資	3
	計	11,166	計	31,473	▲20,308
当年度分損益勘定留保資金等		11,667			11,667
当年度分収入及び支出	合計	74,682	合計	72,200	2,482
過年度分内部留保資金		1,025			1,025
総計		75,707		72,200	3,507

※表中の数値は、各係数ごとの四捨五入で表示しているため、合計値とは一致しない場合があります。

• 収益的収支は、消費税込みで算出した場合、11,123百万円の黒字となりました。なお、消費税抜きで算出した場合は、10,086百万円の黒字となりました。
• 資本的収支は、建設改良費などの財源を、企業債、補助金、出資などの収入で賄っていますが、企業債元金償還金のため、収支差引で20,308百万円のマイナスとなりました。
• 資金過不足額は、3,507百万円の資金残となります。

財政状況の推移

1日平均乗車人員及び年間乗車料収入

（金額は消費税込み）

1日平均乗車人員、年間乗車料収入ともに、令和2年度に新型コロナウイルス感染症の影響等により大幅な減少傾向となりましたが、その後、乗車人員の回復やSAPICAポイントの見直し等により回復傾向が続いています。

経常収支及び累積欠損金

（金額は消費税抜き）

経常収支は、新型コロナウイルス感染症の影響等により令和2年度は赤字となりましたが、令和3年度以降は乗車料収入の増加によって、黒字を継続しています。

企業債（借入金・償還額・残高）

令和5年度は企業債の償還額が借入額を上回った結果、残高については減少傾向が続いています。

資金の状況

令和5年度は資金不足は発生していませんが、特別減収対策企業債残高を除いた地方財政法上の資金過不足額は144億円の不足となっています。

線別収支

（単位：百万円、金額は消費税込み）

区分		南北線		東西線		東豊線
		金額	構成比	金額	構成比	金額	構成比
収入	営業収益	15,236	92.6%	19,763	90.5%	10,194	75.1%
	（うち乗車料収入）	(14,144)	(86.0%)	(18,643)	(85.4%)	(9,518)	(70.1%)
	営業外収益	1,212	7.4%	2,062	9.5%	3,382	24.9%
	計	16,448	100.0%	21,825	100.0%	13,576	100.0%
支出	営業費用	9,906	93.9%	14,742	87.5%	11,644	89.2%
	人件費	1,397	13.2%	1,813	10.8%	1,190	9.1%
	経費	5,391	51.1%	7,149	42.4%	4,527	34.7%
	減価償却費	3,119	29.6%	5,780	34.3%	5,927	45.4%
	営業外費用	639	6.1%	2,109	12.5%	1,407	10.8%
	計	10,545	100.0%	16,851	100.0%	13,052	100.0%
経常収支（▲）		5,903	-	4,974	-	525	-

※表中の数値は、各係数ごとの四捨五入で表示しているため、合計値とは一致しない場合があります。

実施した主な事業

• 安全の確保
  • 南北線シェルター耐震改修工事
• まちづくりへの貢献
  • 交通資料館等新築工事
  • エスカレーター・エレベーター更新工事
• 快適なお客さまサービスの提供
  • すすきの駅リフレッシュ改修工事