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昭和56(1981)年8月、樺太(サハリン)中部に発達した低気圧から南にのびる前線が北海道中央部に停滞し、これに北上した台風12号の影響が加わって豪雨となりました。石狩川流域では3日夕方から6日朝まで雨が降り続いた結果、その総雨量は札幌で294mmを記録し、大洪水を引き起こしました。さらに、その約2週間後の23日、追い打ちをかけるように台風15号が北海道を襲い、総雨量229mmもの豪雨が再び発生したことによって、二度目の記録的な大洪水をもたらしました。
これらの大洪水は、観測史上最大の降雨量、流量を記録し、北海道全域で死者3人、氾濫面積614km2、被害家屋約30,991戸もの甚大な被害を及ぼしました。この洪水の特徴は、石狩川の一部で、水が堤防を越えて溢れ出したばかりでなく、水位が増した石狩川に流れ込めない支流や排水路などの水が溢れる被害が目立った点でした。
※右図は札幌市域における昭和50(1975)年、昭和56(1981)年の浸水実績(北海道開発局石狩川開発建設部、北海道提供)及び平成12(2000)年の浸水実績(札幌土木現業所提供)を示しています。
※出典:国土交通省北海道開発局ホームページ
(http://www.hkd.mlit.go.jp/)
札幌市ホームページ「河川」
(http://www.city.sapporo.jp/kensetsu/kasen/)
札幌市水害実績図_昭和56(1981)年
(2.02MB)
大洪水時の豊平川_昭和56(1981)年
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