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更新日:2023年1月20日

東区H317遺跡(概要)

東区の遺跡H317遺跡H317遺跡は、東区丘珠町584-2にあります。平成4年と5年に、サッポロさとらんどをつくる前に発掘調査をしました。この遺跡は続縄文時代と擦文時代の遺跡です。擦文時代では、竪穴住居が12軒、たき火の跡が3カ所と土器や石器などがみつかりました。擦文時代の地層からは、アワ、ヒエ、キビなどの雑穀類とともに、オオムギやコムギなどの穀類の種子もみつかっていることから、当時すでに穀類を栽培していた可能性があることがわかりました。続縄文時代では、当時の河川に沿った高まりの上から、たき火の跡が93カ所と土器や石器がみつかりました。なお、サッポロさとらんどをつくる前に行った調査では、H317遺跡の他にもH508遺跡がみつかっています。H508遺跡は縄文時代晩期の遺跡で、現在も、サッポロさとらんどの地下に保存されています。

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