ここから本文です。

更新日:2011年3月1日

平成18年度第17回定例市長記者会見

日時 2007年1月4日(木曜日)10時~
場所 記者会見室
記者数 16人

冒頭、市長から下記の話題について発表しました。

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

発表内容

「年頭に当たって」

皆さま方に心から新年のお喜びを申し上げたいというふうに思います。本年もどうかよろしくお願い申し上げたいと思います。

札幌市が進めます「市民が主役のまちづくり」ということにつきましては、いろいろな施策を立て、あるいは問題提起をさせていただいておりますが、報道各社の皆さま方の協力なしには市民に届くすべがございません。そういう意味でも、ことし(平成19年)も引き続き札幌市の発展のために皆さま方のお力をお借りしたいということをお願い申し上げたいというふうに思います。

年頭の会見ということでありますので、若干ことしの決意、意気込みということについてお話をさせていただきたいと思います。

市長に就任をいたしまして早いもので3年半が経過いたしました。この間、私は、「市民の視点、市民の生活感覚をしっかり持ちながら、伸ばすべきものは伸ばし、そして変えるべきものは思い切って変えていく」というふうなことを目標にさせていただきまして、これが民間から出てきた、行政のことをあまりよく知らない人間が市長になったということの特色である、あるいはそういう私を札幌市の市民が選んだのだというふうなことを背景にいたしまして、私に課せられた課題だというふうに考えて、市政運営に当たってきたところでございます。

任期最後の年をスタートするわけでありますので、そうした思いをさらに強くしているところでございます。残す任期半年、「市民の力みなぎる、文化と誇りあふれる街」札幌というものを実現するために全力を挙げて取り組んでいきたいというふうに思います。あらためて決意を表明させていただくところでございます。

具体的には、昨年制定いたしました自治基本条例がまちづくりの最高規範であるということをうたいまして、これが札幌市全体に浸透して、そして市民の皆さんがその効果を実感できると、そういうふうな取り組みを進めていきたいというふうに考えております。

この自治基本条例が4月1日に施行ということになりますが、それに先駆けまして昨年の暮れに立ち上げました「札幌市市民自治推進本部」を核にいたしまして、全庁一丸となって市役所の仕事の仕方を変えていくということと同時に、市民の皆さんへの周知を図りまして、さらなる「市民自治」といったものを推進していきたいと、このように考えているところでございます。

また、自治基本条例にもあります「市民によるまちづくり活動」というものを促進いたします市民活動促進条例、継続審査ということになっておりますが、これも、ぜひとも制定させたいというふうに考えております。そのためにも市民の皆さん方の深いご理解、ご協力をちょうだいしたいと、このように考えているところでございます。
平成19年第1回定例市議会におきまして、町内会やNPO、さらにはボランティア団体などによります自主的・自発的な活動がまちづくりの担い手として大きな役割を果たして、広がりを見せているという、そういう現状といったものをしっかりご理解をいただきながら、幅広い市民活動を支援していくためのこの制度の重要性といったことを引き続き訴えさせていただきたい、このように考えているところでございます。

また、子どもの権利条例も今年度中に議会へ提案をすべく、現在作業を進めさせていただいているところであります。
札幌の未来を担う子どもたちには、みずからの権利を学ぶことで、自分の行動に責任を持ち、そして、相手の権利を大切にするという社会性のある大人へ成長・発達をしていくという思い、期待といったものがあるというふうに思います。
そのための環境づくりに向け、大人は何をしなければならないのか、行政は何をしなければならないのか、具体的に行動の指針となる条例といったものを進めていきたいなというふうに考えているところであります。

このほかに、行財政改革についても、昨年2月に策定いたしました「札幌市集中改革プラン」を着実に進めていくということがわれわれの現在の課題でございます。

また、昨年の「夕張市が財政再建団体に」という非常にショッキングな出来事に象徴されますように、現在、地方自治体が非常に厳しい時代の大きな転換期にあるということは、札幌市も変わるところではございません。
こうした難局を乗り越えていくためには、前例にとらわれない大胆な改革の必要性があるというふうに考えております。勇気を持って「スリムな市役所」づくりといったものを進めていく所存でございます。

個別の事業では、いよいよ「世界ノルディックスキー2007」が開催されることになります。2月22日の開幕まであと50日を切りました。この国際的なビッグイベントを札幌で開催できるということの喜びをあらためてみんなで確認をしたいというふうに思っております。

世界のトップアスリートが存分に力を発揮できますように最高の舞台をしっかり準備し、たくさんの皆さんに見に来ていただき、そのすごさと美しさといったものを感じていただきたいなと、こういうふうに思うところであります。

同じく2月には「第58回さっぽろ雪まつり」も開催されるところであります。ことしの冬は、特に世界中からたくさんの方々をお迎えすることになります。札幌においでになりました方々に「また札幌に来たい」と思ってもらえるように、市民の皆さまも、お勧めのスポットを紹介したり、あるいはカメラのシャッターを押してあげたりというふうな心温まる「おもてなし」といったものが観光客の皆さま方に受け入れていただけるというふうに思いますので、ぜひ市民の皆さま方もそのような、みんなで温かいお迎えをするようなご努力をいただきたいなと、こんなふうに考えているところであります。

報道機関の皆さんにも、世界ノルディックスキー2007、雪まつりを通じまして冬の札幌の魅力というものを広く発信していただきますように心からお願いを申し上げたいと、このように思います。

なお、お手元に、ことし予定しているイベントやオープン予定の施設などについて資料をお配りさせていただいておりますので、詳細につきましては各担当に問い合わせをしていただきたいと存じます。

「平成19年度予算編成の基本的な考え方について」

昨年(平成18年)10月に編成方針を策定いたしまして、11月の各局の要求状況を公開させていただきまして、市民の皆さん方からもご意見をいただき、考えの対象に入れながら、年末に一通りの査定を行ったところでございます。
査定では、事業の内容を確認いたしまして、必要な指示をさせていただきました。現在、財政局を中心にその調整や整理をしておりまして、予算編成も大詰めの段階に立ち至っております。

19年度予算は、選挙の年でもありますために、義務的な経費や継続的な事業を中心とした「骨格予算」といたしますけれども、私の任期は6月まででありますので、この新しい体制で編成される「肉付け予算」が成立するまでの間、市政運営に空白が生じないように、また、子育てに対する支援、あるいは安全・安心な暮らしの確保、教育環境の整備など、とにかく札幌の街が元気に、健やかに発展していけるように、さまざまな政策課題にしっかりと応えていく予算にしたいというふうに考えているところでもございます。

今月下旬には、今申し上げましたことを含めて予算案の全体像をご説明したいというふうに考えているところであります。

「新幹線推進室の新設について」

ここ1、2年が北海道新幹線の札幌延伸の正念場だというふうにさまざまな方が言っておられますし、私どももそのような認識の中で、平成19年4月に市民まちづくり局に新幹線推進室というものを新しく設置することといたしました。これによりまして、部長級の室長を置きまして、中央への要請・要望活動、そして市民への情報発信というものをより強力に担っていく、推進をしていく所存でございます。

「『さっぽろ雪の絵本』の配布について」

既に昨年(平成18年)11月29日の記者会見でもご案内いたしました「さっぽろ雪の絵本」ができました。各区役所などで配布をしておりますほか、あした(平成19年1月5日)から、まちづくりセンターあるいは土木センターでも配布をいたしますので、ぜひ手に取って内容をご覧いただきたいなというふうに思います。

この絵本は、よく寄せられております疑問だとか要望、質問、これに対して登場人物が語り合うという物語を絵本という形にさせていただいたわけであります。ある町内会の声を聞きながら、雪対策について理解を深めるだけでなく、市民の皆さんに「自分たちや町内会でも何かできないか、一緒に考えてみませんか?」という問題提起をする、そんな内容になっているものでございます。

ことしのお正月は雪がなくて非常に快適だったという考え方もございますが、必ず付けは回ってまいりまして、いつかはどかっと降るというふうに思います。本格的な積雪期というものを迎えて、この絵本を1つのきっかけといたしまして、市民の皆さんとともに雪について考えながら、地域、除雪事業者、そして行政が一体となってより満足度の高い雪対策といったものを展開していきたいというふうに考えているところでございます。

私も、ありがたいことに、これからの新年会にたくさんお招きをいただいておりますので、そこでこの絵本を配布させていただきまして、自らこの取り組みをPRしていきたいというふうに考えております。皆さま方におかれましても、積極的な報道あるいはご提言等をいただければ大変ありがたく思うところでございます。

「AEDを積載した消防隊の救急支援出動について」

救急出動に対する需要が年々増加しております中で、札幌市では、一刻も早く救急処置を行うために、これまでの救急車に加えまして、消防隊も救急現場に出動するということといたしました。

心筋梗塞(こうそく)などで突然倒れたときには心臓がけいれんを起こしている場合がありまして、細動、細かく震えると。従いまして、ポンプの役割を果たしていない、こういう状況に相なります。それを一刻も早く回復するためには、電気ショックという形でショックを与えると。強い衝撃を与えることによって元の状態に戻る可能性があるということがございます。それがそのAED(自動体外式除細動器)の役割でございます。

このAED、対処が早ければ早いほど救命率が高まるというものでございます。このために消防車にもAEDを搭載いたしまして、心肺停止状態などが疑われる119番通報に対し、救急隊よりも早く到着できる場合、消防隊が現場に出動するということで救命活動を展開すると。もちろん、救急車が来るまでの間つなぐということでございますが、そういう制度でやっていきたいというふうに考えております。

現在、消防局におきまして訓練を行っているところでありまして、運用開始はこの(平成19年)1月9日からということになっております。

消防隊と救急隊が連携をして救命活動に取り組むということによりまして、万が一のときに市民の皆さんの命を少しでも多く守ることができる可能性を追求していきたい、そんな期待を込めてこのような制度に切り替えたということでございます。

「『雪と灯りによる冬の札幌魅力アップ事業』の実施について」

札幌市では、民間企業などと連携をいたしまして、藻岩山や路面電車という貴重な札幌市の財産を活用いたしまして、観光や商業の振興、そして路面電車沿線の活性化と、この冬の札幌の新しい魅力、これを創出するということを図りまして、「雪と灯りによる冬の札幌魅力アップ事業」というものを実施することといたしました。

この事業では、冬の藻岩山でアート・プロジェクト「BARTHE ICE(バー・ジ・アイス)」を開催しているのに加えまして、路面電車の1日乗車券、もいわ山ロープウェイ往復乗車券引換証、そして観覧車の乗車券の、この3枚をセットにいたしまして、都心の飲食店など46店舗で使える特典クーポンが付きましたお得な共通パスポートを発売することとしたほかに、イルミネーションを施した路面電車を走らせることにいたしました。

共通パスポートは、旅行代理店、都心の商業者、観光協会などの民間事業者や団体と札幌市や国が連携して実施する試みでございます。このような官民の連携、さらには事業者によるまちづくり活動は、これからのまちづくりに非常に大切な要素と考えているところでございます。

また、イルミネーションを施しました電車は、札幌市立大学の学生有志10人がデザインをしたものでございまして、飾り付けも、企業、大学、団体の有志の市民の手によって行われるものでございます。また、この結果、費用もとても安く上がるという報告を受けております。

このことは、まさに市民によるまちづくりの実践事例でございまして、私も大変素晴らしいことだというふうに思っておりますので、皆さま方にも興味・関心を持っていただければ大変ありがたく思うところでございます。
報道各社の皆さんには事業の周知に加えまして、これらの事業にかかわっている方々を取り上げていただければ、とてもありがたく思うところでございます。

「副市長・収入役の年頭あいさつ」

田中副市長のあいさつ

皆さま、明けましておめでとうございます。

昨年(平成18年)からことしにかけて、大みそか、新年と、大変穏やかに迎えました。28日まで大変忙しい日々を送っていましたが、この6日間、やっとこ休めまして、充電ができた気がいたします。

市長は先ほど職員への新年のあいさつの中で、「飛躍の年」というお話をされました。札幌市が培ってきましたまちづくり、そして上田市政がしっかりと積み重ねた3年半の実績、私は、まさに、その実績の上に飛躍があれば、本当に市民の中に穏やかな日々、暮らしの豊かさがあるのではないかと思います。この静けさの中にしっかりと元気の種を植えて、元気な市民が生まれるように、われわれ行政はしっかりと市長の市政の執行を補佐していきたいと思います。

報道の立場にあられます皆さまにおかれましては、札幌市政に対するさらなる理解とご協力、時には叱咤(しった)激励などをいただければ幸いでございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

小澤副市長のあいさつ

仕事的には、上田市長の(任期の)最終コーナーで、しっかりゴールに着くように、水先案内人になったり、あるいは後ろから背中を押したり、時には厳しくけ飛ばしたりしながら前へ進めていきたいという思いでございます。

個人的には、団塊の世代でありますので、学生のころに、高倉健とか富司純子のやくざ映画を好んだり、あるいは学生運動に情熱を燃やしたり天下国家を論じたりというようなことをした経験を持っているものですから、この世代が、きょうの新聞にも出ておりましたけれども、社会にどっと卒業していくとどんなことになるのかな。ただ、学生時代のそういうような経験というのは、これから60(歳)を過ぎても多分どこかで燃え続けている残りがあるのだと思いますので、この世代はきっと面白いことをやってくれるのかな、その仲間に早く入りたいなというふうな思いでおります。

加藤副市長のあいさつ

皆さん、明けましておめでとうございます。

ことしはイノシシの年ということですけれども、所管に円山動物園がございます。一生懸命頑張って今、園運営、さまざまな工夫をしておりますけれども、この年を迎えるに当たっては「何としても(実物の)イノシシがいなければ始まらないよ」ということで、青森の牧場に呼び掛けて「お正月の期間だけでもイノシシさんにいてもらわないとしょうがないな」というようなお話を実はしていて、何とか手配が付いたという格好でございますけれども、実は、イノシシさんが手に入らなければ、私が柵の中に入らなければならないということになってございました。

従って、職員は私をイノシシ型だと見ているようですけれども、行政分野、さまざまな領域がありまして、まだまだ課題はたくさんあります。最終コーナーあと半年ということですけれども、猪突猛進では困りますが、1つ1つ目標を定めてしっかり結果を出していく、そういう年にしたいというふうに思っております。

さまざま、各社には書かれたりすることが多い分野をたくさん持っておりますけれども、それを含めて温かくどうぞ見守っていただければと思います。

ことしもどうぞよろしくお願いいたします。

牧野収入役のあいさつ

皆さん、明けましておめでとうございます。

ことしの年末年始は非常に穏やかで、雪もなくて、私の性格どおりゆったり過ごせたという年末年始でございました。

先ほど市長が新年のあいさつで、ことしのキーワードを「緩やかな連帯」という言葉にしたいというお話がございました。私も、行政マンとしてだけではなくて一市民として、やはりいろいろな町内会活動、それからいろいろなボランティア活動を含めて、市民活動促進条例の成立に先駆けて、積極的にことしは地域と一緒になっていろいろな活動をしていきたいという思いでおります。今までも何もやっていなかったわけではなくて、そういうものをもう一度見直して再スタートするという年にぜひしたいと思っております。

配布資料

質疑内容

「ことしのキーワード『緩やかな連帯』について」

札幌タイムス

今収入役がおっしゃったのですけれども、職員に向けてのメッセージの中で、昨年(平成18年)は「響振」をキーワードとして、ことしは「緩やかな連帯」という言葉をキーワードにしたいというふうにおっしゃったようですけれども、その辺についてお伺いしたいのですけれども、いかがなのか。

市長

毎年正月、1月1日になりますと、自分で手帳に冒頭に何を書くかということで、個人的なこと、あるいは仕事のことを含めていろいろ考えているわけでありますが、自治のあり方というのは、1人1人が地域で生活をする、その方々が自分の個性なり、あるいは性格、今までやってきたこと、そんなことをベースにしてそれを生かすことができるという、そういう余裕のある社会でなければいけないだろうというふうに思います。

そしてまた、それが1人1人ばらばらであるわけではなくて、地域で暮らすということは、そこで何かを題材に連帯感を持てる、そんな温かい地域社会といったものをつくっていくということが、私は課題ではなかろうかというふうに思います。あまりぎすぎす、義務感というようなことで連帯を形づくっているということには、私はいささか抵抗を感じるわけでありまして、そこはやはり個性を生かしながら連携・連帯を取っていくと。そんな安心・安全、そして快適というものを追求するためには、そういう「緩やかな連帯」といったものが必要ではなかろうかというふうに私は考えたところでございます。
抽象的で、あまりよくその意を尽くすことはできないかもわかりませんが、雪を取ってもごみ問題を取っても、みんなでやらなければならないことをみんなで築いていくと。これだけ大きな都市になったわけでありますから、価値観の多様化といったことがあるわけであります。それを結び付けていくというときには、このような標語といったものが有効性を持つのではないか、私はそう思ったわけであります。

「新幹線推進室の新設について(1)」
「札幌市長選に臨む決意について」

読売新聞

先ほど、(平成19年)4月1日付けで新幹線推進室を設置するという話が出ましたが、これに対するもう少し詳しいイメージと、推進室に懸ける市長の思い、これを聞きたいのが第1点と、ことしは統一地方選で、決戦の年になりますが、新年を迎えられまして、市長選に臨む市長の決意をあらためてお聞きしたいと思うのですが。

市長

新幹線推進室を新設するということをご報告申し上げました。これは、これまでも担当部局で努力をしてきたところでありますが、「真剣に取り組んでいるのだ」という姿勢を感じ取っていただくためには、1つ独立した名称を持った、この推進室というものをつくることが、非常に有効性があるだろうという判断で、このようなものを、新しい機構として位置付けをさせていただいているところであります。

これまでもやっていたことでありますが、より一層力を入れて、市民の皆さん方に、新幹線が持つ役割、まちづくりにどう活用できるのかということも含めて、多くの議論を皆さんでやっていただく材料を提供させていただく、さらには、もちろんのこと、中央に要望・要請活動をより活発に行うということを目的としたものでございます。

市長選への決意ということでございますけれども、これは、私は現職の市長でございます。今まで私がこの3年半やってきたことの延長線上にこの市長選というのはあるものというふうに私は位置付けをしております。これまでの私のやってきたことを評価していただく、そのための機会でありますので、私が今日まで「自治の種をまいてきた」という表現でやってまいりましたけれども、「それが芽生えを見せて、芽が出てきた」、それをしっかり皆さん方にお知らせをし、より参加をしやすいような形をつくっていく、コーディネートしていくというのも私のリーダーシップの1つであろうというふうに考えます。そのことをご了解いただくような情報の提供をしっかりさせていただきたいな、そんなふうに思っているところであります。

「収入役の廃止について」

札幌タイムス

収入役についてなのですが、道では収入役(出納長)のポストの廃止ということも考えられているようですけれども、札幌市としては、(平成19年)4月以降の機構改革という形になるとは思うのですけれども、その辺についてはどういうふうにお考えなのでしょうか。

市長

基本的には4月1日から廃止をするということで今準備をさせていただいているということであります。それに代わるといいますか、どう出納的な事務手続をするかについて、どの部局がどのようにするかという機構についても現在調整中でございます。

「『スリムな市役所』づくりについて」
「市民活動促進条例と子どもの権利条例について」

北海道新聞

冒頭の市長のお話の中で、「勇気を持って『スリムな市役所』を目指す」と、「前例にとらわれない大胆な改革」とおっしゃいましたけれども、収入役の廃止ということで大幅な機構改革ということ、あるいは職員の給与ということも含むのかもしれませんが、「スリム化」の意味をもう少し教えていただきたいのが1つと、それともう1つ、3条例のうちの残りの2つ、市民活動促進条例、子どもの権利条例ですけれども、これは(平成18)年度内の提案、そして成立を目指すものであるのかどうかということを確認させていただきたいと思います。

市長

行財政改革についての非常に大きな柱であります行政機構改革、そして「スリム化」ということは「札幌市集中改革プラン」の中にも述べられていることでありますので、それを考え抜いて、今のところできる、あるいは職員の皆さん方とのいろいろな議論もございますので、そういったものを踏まえて、できるところから始めていくということで頑張らせていただきたいというふうに考えております。

それから、2条例、市民活動促進条例、さらに子どもの権利条例、これはいずれも市民会議、あるいは子ども委員会等を通しまして築き上げてきた、議論を重ねてきた条例案でもございますので、ぜひ私の任期中に、しっかりとご議論いただいて成立を目指していきたい、こんなふうに考えているところであります。

「新幹線推進室の新設について(2)」

読売新聞

新幹線推進室、仮称ですが、これのスタッフというか、体制はどのようなイメージなのでしょうか。

事務局(総務局)

兼務課長1人と、あと担当の係長もおります。

「「新幹線推進室の新設について(3)」」

読売新聞

3人体制になるのですか。係員はいないのですか。

事務局(総務局)

そこまで具体的なところまではまだ整理されておりませんけれども、部長、課長、係長はおります。具体的には、(平成19年)1月の下旬に定数、機構、予算案について市長から発表されますので、そのときに。

(以上)

この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

(作成:札幌市広報課報道係)

平成18年度定例市長記者会見記録へ戻る

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

このページについてのお問い合わせ

札幌市総務局広報部広報課

〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市役所本庁舎11階

電話番号:011-211-2036

ファクス番号:011-218-5161