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日時 | 2005年6月17日(金曜日)14時~ |
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場所 | 記者会見室 |
記者数 | 17人 |
冒頭、市長から下記の話題について発表しました。
引き続き、次の話題について質疑が行われました。
言うまでもなく、この国際大会を運営するためには、たくさんの市民ボランティアの皆さん方のお手伝いがなければ不可能なことであります。去る、1972年の札幌オリンピックでも、多くの市民の皆さん方にボランティアスタッフとなっていただきまして、語学のボランティア、あるいは道案内等、こまごまとしたお手伝いをいただいたという実績があって、やっと大きな大会を成功させることができたということであります。
その点、札幌市民にはそういう伝統があると、力があるということを前提にいたしまして、2、000人ほど最終的には募集をしたいというふうに考えております。
とりあえず、来年のプレ大会に向けて500人の皆さん方を募集させていただいて研修を重ねていただくと、そういうふうなことでボランティアスタッフを募集するということでございます。
ポスターもできまして、これから機運が盛り上がっていくということになります。
それから懸垂幕でありますが、2007年2月、3月はFISノルディックスキー大会がこの札幌で行われるということを示す幕を垂らす。JR札幌駅の前に組織委員会の事務局が(入居しているビルが)ございますが、そこにお願いをしようというふうになっております。これは、7月2日が大会まで600日という節目の日でございますので、その日を期してやろうと。
そして、その日に街頭広告といいますか、私も含めて、道行く人々にそのことをお知らせする街頭啓発もやろうというふうに考えておりますので、取材のほうもお願いできればありがたいというふうに考えております。
これは、前回もお話を申し上げましたし、「広報さっぽろ」でも特集として7月1日にグランドオープンをすると、こういうことで皆さん方に周知をしているところでありますけれども、いろいろな行事の、こまごまとしたものについて日程が決まりましたので、まとめさせていただいたところでございます。
グランドオープン記念式典を7月1日の午後5時30分から行うということだとか、「札幌・ジュニア・ジャズスクール」所属の中学生がコンサートをやるだとか、「海の噴水」の通水式、これを1日の午後7時10分から行うというようなことでありますので、取材等をいただければありがたいというふうに思います。
イサム・ノグチ展「ゼロからほとばしるエナジー」というのも7月2日から芸術の森美術館で行われます。
それから交通アクセス、これが一番問題でありますけれども、モエレ沼公園へのアクセスということで、通常の路線バスに加えまして、地下鉄の東豊線栄町駅から丘珠空港、サッポロさとらんどを経由してモエレ沼公園まで、約20分のコースでありますが、これを30分置きにシャトルバスが運行するということも決まっておりますので、ご利用いただきたいというふうに思います。片道200円であります。7月1日から3日まで、また、9日から11月の3日まで、土・日、祝日にこういう運行をするということにしておるところであります。
それから、モエレ沼公園とサッポロさとらんどの間の周遊馬車の運行も開始をいたします。7月1日から始まりまして、7月の2日から9月17日までの土・日、祝日および8月15日から19日まで、こういう期間に1日に8往復(程度)、往復400円で、馬車でさとらんどとモエレ沼公園を結ぶと、こういうのんびり味わっていただくというような企画でございますので、どうぞこれをご利用いただきたいというふうに考えております。
子どもワンダーランド事業というものを新規事業として始めるということでございます。
札幌にはたくさんの外国の方が住んでおられます。そして特に留学生がたくさんおられますので、そういう皆さん方に札幌の子どもたちと交わっていただき、札幌の子どもたちの国際感覚だとか、国際問題についての理解、感性を育てていこうということで企画をしているものでございます。
留学生の皆さま方にご協力をいただきまして、6月25日から12月までの土・日の全5回、2時間ほどの時間ではありますけれども、子どもたちと外国の皆さん方との間での交歓といったものをしていただきます。
参加者の募集等については、「広報さっぽろ」等でも記載をしておりますけれども、パンフレット等もございますので、ぜひご利用いただきたいということでのご案内でございます。
ICCと言っておりますが、「インタークロス・クリエイティブ・センター」(札幌市デジタル創造プラザ)が豊平の旧教育研究所に設置されておりますけれども、ここで、さまざまな活動が行われています。
中でも、ショートフィルムの制作というのが、コンテンツビジネスの中で非常に突出して素晴らしい成果を挙げているというようなこともございまして、アメリカの「カリフォルニア・インディペンデント・フィルム・フェスティバル」というところで、ICCから出た監督が、ミニショート部門でグランプリを受賞するとか、そういうふうな非常に高い評価を受けている活動が展開されております。
そこで、「(仮称)札幌短編映画祭」を平成18年度に札幌市で開催するという予定を立てておりまして、そのプレイベントとして、ことし「ショートショートフィルムフェスティバル2005in北海道」(平成17年7月3日~9日、札幌ショートショート実行委員会主催)の中で、フォーラムを7月の4日と7日に実施しようというものでございます。
このゲストといたしまして、「カリフォルニア・インディペンデント・フィルム・フェスティバル」(創始者)のデレク・ゼムラック氏をお招きいたしまして、ご講演いただくというようなことも含めて、札幌に新しい産業を興す、そして発信をしていくということの第1歩というふうに考えて取り組んでいるものでありますので、ぜひ皆さん方にもご覧いただいて、多くの方にお知らせいただければありがたいと、このように考えております。
札幌駅周辺に、新たに2,100台分の駐輪場を設置いたしまして、既存のものと合わせて約4,900台分の駐輪場を確保いたしました。それに伴いまして、7月1日から、この札幌駅周辺を自転車等の放置禁止区域に指定させていただきます。これによりまして、歩道上などに放置されている自転車等の即日撤去ということが可能になりました。街の景観がきれいになるということと同時に、安心、安全な歩行空間というものが確保できるということになります。
自転車をご利用の方は、ぜひ、この駐輪場をご利用いただくということで、駅前等については放置をしないという習慣をつけていただきたいというふうに考えておりますので、その点についても皆さん方のご理解をいただきたいと、このように考えております。
それから、10月1日からは有料化ということにもなります。駐輪場のですね。このことも周知をしていきたいというふうに思います。
(6月)18日に公募市民によります交流団が出発いたしまして、市長訪問団それから議員訪問団は、22日、来週の水曜日から、28日、火曜日まで約1週間お邪魔をするということになっております。
ここでは、姉妹都市の交流の再確認といいますか、「これからもっと発展させていくぞ」という、両市長による確認書を再度締結するというようなことを中心に、日本のさまざまな文化をお知らせするということと、「都市セミナー」といいまして、札幌市を(ノボシビルスク)市民の方々に知っていただこうというセミナーを開催させていただき、私が講師になりまして、札幌をご案内するというようなことをやろうと。これまでの交流事業の中では、そういうことはなかったようでありますけれども、私が一応ご案内役を務めさせていただいて、札幌市を宣伝しようということにさせていただいております。
ノボシビルスク市では「まちの日」というのがございまして、ことしは6月26日で、大変にぎやかなお祭りになるようでありますが、それに合わせて日本をしっかり印象付けるというような手はずを取っているところで、楽しみを一緒に共有するとともに、札幌の良さといったものを知っていただこうというふうに考えているところであります。
もちろん、ノルディックの世界選手権大会があるということもしっかりお伝えをし、ロシアからもおいでいただきたいというようなことを言ってくるつもりでございます。
これまでは、各記者の皆さん方、各メディアの皆さん方が、各(まちづくり)センター等に出向かれまして、「どんなことをやっているのかな」ということでお話を聞いていただいたり、注目をしていただけるような活動について、ところどころご紹介いただいたりというふうなことで、大変お世話になっておりましたけれども、これからは、私どもから2、3カ所ずつ、こんな活動が行われていますよというふうなことを少しまとめさせていただきまして、皆さま方に話題を提供させていただく。できれば、興味、関心を持っていただいたものについては、さらに取材をしていただいて、ご批評をいただいたり、励ましていただいたり、多くの方に知っていただいたりというようなことで、ご協力いただければありがたいというふうに考えて、このようなことをさせていただきたいというふうに思っております。
きょうは3つ、まちづくりセンターから紹介させていただきます。まず、山鼻まちづくりセンターからですが、「山鼻地区交通安全、防火・防犯、清掃の集い」というものがあり、地域の問題を地域の中で解決するというふうな活動が活発に行われているということでございます。
7月10日に中央区ゲートボール場で、約350人の方々が集まって、地域における交通安全、防火・防犯、清掃、こういう悩み事を解決していく実践を、みんなでやっていこうというふうなことが行われるということでありますので、お時間があれば取材のほうをお願い申し上げたいと思います。
それから、「地域ふれあいコンサート」、これは東区の伏古本町まちづくりセンターからでありますけれども、PMFの指揮者でありますクーベルベック氏が、PMFのメンバー20人ぐらいとともに、地元の中学生を指導したり、中学生と一緒に演奏したりというふうな交流をしていただけるということです。
PMFは大変素晴らしい演奏をしていただくということと、そこでのアカデミー生が大変素晴らしい指導者に恵まれて、大きく音楽的な発達を遂げていかれるという、音楽フェスティバルとして既に国際的にもその評価が定着しているものでございますけれども、市民に、札幌で行われていることを知ってもらい、札幌の市民がこのフェスティバルを本当に楽しみ、そして利益を受けているのだというふうなことをもっと実感していただくというふうなことで、このような取り組みが昨年から行われているところであります。
ことしも7月10日に東苗穂小学校において、そういう取り組みが行われるということでありますので、ご覧いただければありがたいなというふうに思います。
さらに、白石まちづくりセンターからですが、「白石まちづくりフォーラム」というのを、白石地区ネットワーク会議等が主催いたしまして、行うことにしております。7月3日であります。区民センターの3階で、まちづくりについてのいろいろな知恵をみんなで出し合い、勉強し合おうという試みでございます。
これは第2回というふうになっておりますが、第1回は、昨年7月に行われました。全国でまちづくりについてのコーディネーターをされております清水義晴さんという方をお招きいたしまして、まちづくりの実践といったものをご紹介いただきながら、180人ぐらいの区民の皆さん方が集まって、「なるほど、これなら私もできる」というような勇気を持つ、あるいはアイデアのきっかけをつくっていただける非常に有意義なフォーラムを行ったわけであります。
それの第2回目ということで、再度、清水義晴さんをお招きいたしまして、「新しいコミュニティづくりを考える」というテーマでグループワークショップなどをしながら、みんなで議論を重ねていこうと、こういう試みでやられるわけであります。
内容的にも大変期待が持てるものでございますので、関心を持っていただける皆さん方には、ぜひご覧いただいて、発信をしていただければありがたいなというふうに考えております。
私は、先ほど申し上げましたように、6月22日から出張ということになります。この出張報告につきましては、7月1日に記者クラブ等で報告をさせていただく予定になっておりますので、その時にまた報告させていただきます。
札幌市は、6月20日、月曜日から、サマータイムに取り組むことになりました。8月12日までということで、1時間早めて仕事をし、早めて仕事を終わろうと、こういう運動であります。
昨年は、200人ほどの市職員が参加いたしましたけれども、ことしは1、500人程度の職員が参加をし、そこからサマータイム制度というものの理解を深める、あるいは実感をしていただくと。そこでデータをとって、自分たちにとってサマータイムはどういうふうにメリットがあり、あるいはどんなデメリットがあるのかというようなことについても率直な意見を述べていただくことによって、この制度の今後について検討する資料を得たいというふうに考えております。
一般市民の皆さん方に、役所の仕事でご迷惑を掛けることはございませんけれども、そういう内部的な取り組みをしていくということでございます。
売却の可能性が出ている厚生年金会館のことについてお伺いしたいのですが、先日も文書でコメントを発表されていましたけれども、市としてどのように対応していくのかというのをあらためてこの場でお聞きしたいのと、それから、札幌市の方で買い取ることができないかと、存続を求める団体から意見も出ておりますけれども、これについても市長のお考えを伺いたいと思います。
新聞報道等では、今、国会で審議されているというようなことでもございますし、これは北海道だけの問題ではなく、全国にさまざまな波紋を起こしている問題であります。
札幌市あるいは北海道にとっても、北海道厚生年金会館というのは、文化・芸術の殿堂という位置付けを持った大変な施設ですので、その機能を維持してもらえるように努力をしてほしいという要望を、私どももその路線で今考えているところであります。
過日、第2回定例市議会の最終日の会議が終わった後で、全会派の議員さんの合意の下で、議長さんがおまとめになり、国に対して、厚生年金会館の持つ役割、機能が維持されるように要望するという要望書が提出されました。
札幌市も、現在のところ、その路線で国のほうにも要望していこうという考え方でありますが、札幌市だけではなくて、北海道との関連でも、これは十分議論をしていかなければならない問題であると思います。
今、知事は、まだ何もそのことについてコメントは発表されておりませんけれども、たぶん、これから議会もありますので、そこら辺で、札幌市とも議論しなければならないというような話になってくるだろうと思います。
そういう状況の中で、結論的には、それを誰が買うとか買わないとかという問題、これはかなり複雑な問題でもございますので、軽々に申し上げることはできません。
少なくとも機能は残していただく、残るような方策を見つけていかなければならないというふうには考えておりますので、そういう方向で検討を重ねていきたいというふうに思っております。
先ほど、サマータイムのお話がありましたけれども、6月20日、市長の1日はどういう感じで始まるのでしょうか。
私は、24時間仕事をしなければならないという、就業時間というものがない立場なのですが、職員の皆さん方に、こういう運動にみんなで取り組もうという呼び掛けをしている立場でもございますので、6月20日は、少なくとも7時45分には市役所に着くように頑張ろうかと思っております。
厚生年金会館の件ですけれども、市長は今、機能を残すという話をされました。機能を残すということは、必ずしも厚生年金会館そのものを残すのでなくてもいい、別に何かそれに代わる施設があればいいというお考えなのでしょうか。
現実的な問題として、2、300(席)のホールを別に建てて、そして、厚生年金会館を壊すかと、そういう話にはならないでしょう。どこも財政的に大変な時代でありますので。
厚生年金会館のあのホールを、誰が所有し、誰が管理をしていくかというふうなことについて、社保庁(社会保険庁)では、それはもうできないという状況の中で、困ったなと言っているわけですので。
そういう話になると、すぐ自治体が買えばいいのではないかという話になります。しかし、自治体としてもいろいろな事情があります。
これまでのホールの持ち方について、さまざまな前提があって、文化施設を建築し、保有してきたという経過がありますので、突然、その1つの核である厚生年金会館が怪しくなってくるという状況については、どこの自治体でも困惑しているわけです。そういう中で、上手な解決方法はないだろうかということを考えていかなければならないということであります。
市議会の改革について伺いたいと思います。改革検討委員会で話し合いが進められていますが、その改革のスピードについては、どのように感じていらっしゃいますでしょうか。
特に、市議会議員の駐車場利用については、どんな結論を期待されていますか。
改革のスピードについては、市民の皆さん方の判断が一番だというふうに思います。私も「市役所改革」というふうに言って、「改革のスピードが遅いではないか」と言われている立場でもございますので、私から「市議会はどうした」というふうに、今申し上げる、論評する立場にはございません。
ただ、市民から提起されている問題についてはなるべく早く解決するというのが、負託を受けた者のなすべき態度であろうというふうに考えますので、私が所轄をいたします市役所改革も含めて、議会の皆さん方も真摯(しんし)に市民の声を受け止めて早急に結論を出されるように私も希望したいと、こういうふうに思います。
駐車場の問題については、これは解釈の問題があり、従前、(費用弁償の額が、)どういう経過で12、500円、それが1万円になりましたけれども、実費弁償なのかというふうなところで、その中に駐車代金が入っているのかどうなのかということについては、争いがあるようであります。
ここは歴史的な事項といいますか、しっかり整理をされ、その上で、市民が納得できるような解決というふうにされるべきだろうと思います。
一部報道にもあったように、芸術の森のイサム・ノグチさんの作品、これは移設は、なしということで。
貞尾昭二さんが前回おいでになったときに「モエレ沼公園に移したらどうか」というふうなお話があって、それが全体の意見かどうかというふうなことで、財団のほうにも問い合わせをさせていただきましたけれども、「貞尾昭二さんの個人的な意見では、あるかもしれないけれども、これまでの経過の中で芸術の森に置いておくことが相当である」と、こういうふうな判断をいただいておりますので、当面、従前どおりの扱いをさせていただくと、こういうことでございます。
ノルディックスキーなのですけれども、ようやくいろいろPRを始めるそうなのですが、上田市長は、率直に、市民への浸透度はいかがなものと思っていらっしゃいますか。
1パーセント台だろうというふうに思います。まだ。
まだだいぶ先だという認識ということだろうなというふうに思いますが、盛り上がっているとは決して言えないという状況でありますので、そろそろ本当に頑張らないと間に合わないという危機感を持ちながら、「7月2日から出発するぞ」と、こういうふうな決意でおりますので、どうか皆さん方にもよろしくお願いをしたいと思います。
何かPRの中で、懸垂幕とかありますけれども、今時点で、こんな仕掛けというのは何か。特には、まだですか。
来年のプレ大会というのが、一番充実させて知らせていかなければならないものだというふうに思いますので、そこに目掛けた準備、徐々に市民の皆さん方に浸透する、分かっていただけるような仕組みを考えていきたいというふうに思います。
(以上)
この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。
(作成:札幌市広報課報道係)
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