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更新日:2011年3月1日

平成16年度第14回定例市長記者会見

日時 2004年11月10日(水曜日)14時~
場所 記者会見室
記者数 18人

冒頭、市長から下記の話題について発表しました。

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

発表内容

「札幌駅前通交通社会実験の実施と創成川通地上部の再整備に関する市民意見の募集について」

これまで、市民議論を踏まえて、この2つの事業を実施するということを決断させていただきまして、その上で、この駅前通、創成川通のそれぞれのこれからのつくり方について、さらに市民意見を求めていくというふうなことを申し上げてきたところであります。

地下歩行空間の整備については、地上、地下、そして沿道が一体となった空間づくりを目指すというふうな趣旨で、沿道の建物への出入りと歩行者空間としての機能を向上させる必要があるという位置付けをしておりまして、車道を縮小し、歩道を拡大することと、停車スペースや自転車走行レーンを設置するというようなことを目標としているわけです。

そこで、11日から17日までの1週間、北2条から北3条までの駅前通の区間に、実際に荷さばきの車両だとかタクシー、バスなどの停車スペースを設けるとともに、歩道上に自転車走行レーンを設置いたしまして、停車や自転車の走行についてルール化するための課題などを検証する社会実験を行うということでございます。1週間という短い期間ではありますけれども、それの効果を測って、地上部の道路の設計等に反映させていきたい、こういうふうに考えているところであります。

もう1つの創成川通でありますけれども、11日から16日まで、日本生命札幌ビルの1階にオープンハウス形式の「まちづくり広場」というものを設けまして、地上部の再整備に関して市民の皆さんの意見を募集すると、こういうことでございます。

この「まちづくり広場」では、再整備についてのパネルだとか模型、そして映像等によりまして整備のイメージの説明を行い、デザインの方向性についての市民の皆さんの意見をお聞きするとともに、職員が常駐をいたしまして、市民の皆さん方のご質問にお答えするというようなものでございます。

ここで寄せられましたご意見につきましては、現在検討を進めております「創成川通の整備基本計画」に反映をさせていきたいというふうに考えております。

駅前通と創成川通というのは都市部における重要な通りでございますので、今回の取り組みにぜひ多くの市民の皆さんにご協力をいただいて、貴重なご意見をちょうだいしたいと、このように考えております。

「上野幌アンダーパスの開通について」

平成6年度から整備を進めてきておりました上野幌アンダーパスが完成いたしまして、これを含めました厚別東通の東栄通から国道274号線までの区間、延長約1.3キロでありますが、これが12月1日に開通をいたします。この完成によりまして、里塚霊園からJRの厚別駅までを結びます厚別東通、全長9.86キロメートルでありますが、この全線が開通するということになります。

完成した上野幌アンダーパスは延長60メートル、両側に歩道の付いた片側2車線の道路であります。今回の整備によりまして、将来の交通量として、平成27年には1日当たり15、500台がそこを利用するというふうに想定をしております。
北広島市との往来というものがスムーズになるほかに、上野幌駅へのアクセスが非常に改善するということが期待をされているところであります。

「時計台の図柄を使った自治宝くじの発売について」

今月の17日から発売される「関東・中部・東北自治宝くじ『ふるさと観光シリーズ』」のトップバッターとして、札幌市のシンボルであります時計台の絵柄が選定をされたということであります。初雪が舞う美しい時計台というイメージでありますので、札幌の観光にも一役買っていただけるというふうに思います。ぜひ皆さん方にもお買い求めいただきたいと思います。

1等は1000万円だというふうに聞いておりますので、どうぞご利用いただきたいと思います。

「新年互礼会の開催取りやめと市長等の期末手当の削減について」

既に新聞等でも報道されておりますけれども、毎年1月に行ってまいりました札幌市新年互礼会については、平成17年、来年から取りやめることにいたしました。

新年互礼会につきましては、ことし1月、これまでと内容を変えまして、簡素化をするという形で開催いたしましたけれども、いろいろなご意見が市のほうにも寄せられておりまして、その後も機会あるごとに互礼会に対する意見だとか感想といったものをお伺いするとともに、市内で開催される他の新年会あるいは新年互礼会、交礼会、いろいろな名前で呼ばれておりますけれども、これらの状況だとか他都市の開催状況などを参考に検討を重ねてまいりました。

市内においても各団体ごとに関係者が集まって新年互礼会が多数開催されるようになっているという事実や、私ども市の執行部、特に市長は多くの団体や各区で開催されます新年互礼会に出席しておりまして、あいさつを交わしているということ。それから、多くの市民が一堂に会するということは現実に厳しい状況にあると。187万人という大所帯の街になって、その中から誰に、どのように呼び掛けるのか。そして、一堂に会するといっても極めて限界があるというようなことも考えられるわけであります。

こういうふうな理由から、札幌市主催の新年互礼会がなくても、その目的を果たす機会は他に十分確保されているというふうに判断したものでございます。

また、特別職の市長、副市長、そして収入役の期末手当についてでありますけれども、三役の期末手当につきまして、札幌市を取り巻く厳しい社会経済情勢、そして札幌市の置かれている財政状況等を考慮いたしまして、本年12月から私の在任中、削減をするという方針を固めさせていただきました。

削減の割合は、私、市長が期末手当50パーセント、副市長が40パーセント、収入役が30パーセントというふうにさせていただきたいと考え、その旨、第4回定例市議会に特別職の給与条例の改正案を提出する予定でございます。
今回の改正は、自らの期末手当を削減することによりまして、現在札幌市で進めている行財政改革を一層進めていこうという決意を示したというふうにお考えいただきたいと思います。

あるいは、一緒に働いております市役所の職員、彼らは人事委員会の勧告によりまして6年連続年収が減額しているというふうな状況にもございます。一緒に働く仲間との連帯といったものを大事にしていきたいというふうに考える結果でもございます。

「市長の韓国訪問について」

今月13日から18日まで、世界ソーラーシティー総会への出席のために、それからIT企業の札幌進出を促す、要請することなどのために、韓国の大邱(テグ)市や大田(テジョン)広域市、それからソウル特別市の3市を訪問することとなりました。

まず大邱市でございますけれども、14日から開催されます第1回世界ソーラーシティー総会に出席するものでございます。この会議は、将来的な国際的ネットワークの構築を目指して、太陽光をはじめとする新エネルギーの普及拡大、エネルギーの効率性向上のための技術開発などについて情報交換や政策の提案などを行うものであります。

私といたしましては、市長サミットや市民フォーラムに参加をし、札幌市における新エネルギーの活用を含めた地球温暖化対策やこれらにかかわる市民団体等の活動について報告をする予定とさせていただいております。

大田広域市では、先月27日に札幌テクノパークのエレクトロニクスセンター内にオープンいたしました「札幌市IT産業交流スペース」をPRすることとともに、大田市のIT企業にぜひ札幌へ企業進出していただきたいということを要請することにしております。

また、ソウル特別市でございますけれども、「ソウル・札幌の物産と観光フェア」の会場となる新世界百貨店を訪問し、来年1月の第3回開催への協力を要請するとともに、このフェアを契機に、韓国市場で広がりを見せ始めております札幌市の特産物、これは主として食品でございますけれども、その流通状況といったものを視察するということにいたしております。

配布資料

質疑内容

「市長等の期末手当の削減について」

HTB

今回の期末手当の削減について、政令都市の中で最下位ということなのですけれども、これについてはどのように。

市長

どの街も厳しい状況にあり、それぞれに工夫をしていろいろな政策をとっておられると思いますけれども、私どもは最下位を別に狙ったわけではなくて、自分たちのできる範囲のことをやりたいというふうなことであります。結果的にそうなったということでご理解いただきたいと思います。

「新年互礼会の開催取りやめについて」

北海道新聞

新年互礼会、先ほど取りやめになられる理由を述べていただきましたけれども、ことしの1月は、君が代の斉唱などをやめるというふうに見られることで欠席者が出たというようなことがありましたが、それは今回の決定に何か影響があるというふうに考えていいのでしょうか。

市長

特に関係はないというふうにご理解いただきたいと思います。といいますのは、昨年も既に、新年互礼会の意義というものが果たしてあるのかというふうな議論がありまして、(内容が)詰まらないまま、ことし実施したという経過がございます。これまでも何年か、私が(市長に)就く前から、そろそろ変えたらどうかというふうに市役所内部で議論されていたということもありまして、その後、ことしは非常に簡略化をして実施させていただきましたけれども、参加をされた皆さん方のご意見、市民の声、そういったものをその都度お聞きして、そろそろやめましょうかと、こういうふうな結論になったというふうにご理解いただきたいと思います。

「市立大学について」

NHK

市立大学のほうは、学長を含めて進ちょく状況というのでしょうか、どんな感じなのでしょうか。

市長

一生懸命やっております。

NHK

教員のほうは。

市長

教員のほうも、当初出足が悪くてだいぶご心配いただいたこともあったかと思いますが、何十倍という、たくさんのご応募をいただいて、書類上は大変優秀な方々がたくさんご応募いただいているというふうにお聞きしておりますので、私どもの新しい大学をつくるという理念に沿った人選をこれからさせていただくということで、事務局もフル回転で今頑張っているところであります。また、ご報告できる状況になったときに情報を提供させていただきたいと、このように思います。

(以上)

この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

(作成:札幌市広報課報道係)

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