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更新日:2011年3月1日

平成15年度第7回定例市長記者会見

日時 2003年10月16日(木曜日)14時~
場所 記者会見室
記者数 17人

冒頭、市長から下記の話題について発表しました。

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

発表内容

「記者会見室の新設について」

本日から、この場所で記者会見を実施させていただくということになりました。新しく記者会見室を設けさせていただきました理由は、当然のことながら、多くの市民の方々に、私どもの市役所が今何をしているのかということについてリアルタイムでお知らせしたいというような気持ちもございまして、ここの記者会見室と1階のロビーのテレビモニターを接続いたしまして、直接私が話をしている内容を皆さま方にリアルタイムでお伝えすることができるような設備にさせていただいたということが大きな理由でございます。
今まで、こういうふうな形にしようということについて、記者クラブ主催の記者会見でございますので、皆さま方にはいろいろお世話をちょうだいいたしましたけれども、今後ともよろしくお願いを申し上げたいと思います。

「札幌市北京駐在員事務所の開設について」

札幌市では、全く初めての海外駐在員事務所でございますけれども、ことしの11月11日付をもって北京市に事務所を開設する運びになったということについてのお知らせでございます。

この駐在員事務所は、北京市にございます財団法人日中経済協会北京事務所の中に設置をさせていただいているわけです。中国は、申すまでもなく、非常に経済成長が著しい発展を遂げている国でもございます。そういう中国と札幌市の中小企業の方々のビジネスチャンスといったものを探りたいというようなことを一つの目標にしておりますし、また、中国の方々に札幌市に観光でおいでいただく、あるいはいろいろな形で北海道に、札幌においでいただきたいというような呼び掛けをする観光の目的もございます。

そういうことで、人的な交流あるいは情報収集・発信ということの拠点にするということで、この北京事務所を設置するということに相なりましたので、そのことのお知らせでございます。正式には、財団法人日中経済協会北京事務所の中に「札幌経済交流室」というものを設けるということでございます。シティPR等に全力を挙げて取り組んでいきたいと考えているところであります。

11月11日に北京でこの開設に関し式典を行うということで、私もそこに出席をさせていただいて、中国の要人の方々と直接お目にかかって、札幌との交流といったものを促進していきたいという考え方でございます。

既に準備の段階で、室長として札幌市から課長職を1人派遣させていただいて、現地採用の方をお二人、こういう3人体制でこれから執務を続けていきたいと考えているところでございます。

「日本消化器関連学会週間の誘致成功について」

札幌市は、コンベンションセンターを造って、いろいろな会議を誘致しようということで盛んに努力をしてまいりました。東京事務所もその先端で頑張っていただきまして、いろいろな学会に働き掛けたり、国際的な催し、あるいは日本中のさまざまな学会に働き掛けをしてきたわけでありますが、2006年、平成18年の10月に、この日本消化器関連学会というものを誘致することに成功したということのお知らせでございます。

これは、消化器関連の5つの学会が合同で行われるものでございます。いつもの例でいきますと、1万3、000人から1万5,000人の会員、家族、関係者等がお集まりになる非常に大きな学会でございます。

そういう意味で、札幌市がこれまで誘致をした学会の中では最大の学会が、こういうふうな形でコンベンションセンターにお集まりいただいて、ご利用いただけるということで大変うれしく思っております。これからもこういうコンベンションを一生懸命誘致して札幌の理解を深めていく努力をしてまいりたいと考えておりますので、どうか皆さま方のご注目をいただきたいということでございます。

「荒井山シャンツェのリニューアルオープンについて」

荒井山ジャンプ台というのは、札幌では一番古いジャンプ台でございまして、ミディアムヒルと言うのだそうですが、50メートルのK点のものと、スモールヒルと言いまして、25メートルのK点のジャンプ台が設置されておりました。

主に少年のジャンプ台ということで、子供たちが、あの大倉山で飛ぶ、あるいは宮の森で飛ぶという、その前段階でここで訓練をしていくという形で利用されていたわけでありますが、ジャンプのスタイルが変わったといいますか、V型ジャンプに今変わってきておりますので、その飛行に適合するようなものに造り替えなければいけないというようなこと、それから、ミディアムヒルは50メートルがK点でございましたけれども、もう少し延ばした方がいいということでK点を55メートルにするということで改修工事を進めてまいりました。将来のオリンピック選手がそこから育っていくような、そんなふうに、これからも大いに子供たちに利用していただきたいということで、このような改修をしたわけでございます。

また、新規にスロープカーというものを設けまして、10人ぐらい引っ張って上まで上がっていけるというような設備も設置をさせていただきました。

10月25日には記念式典を荒井山のシャンツェロッジ前でさせていただくということと同時に、引き続いて記念ジャンプ大会を実施するということでございます。

今の季節になぜできるかというと、もう一つ改修点がございまして、これはサマーヒル化というのですが、夏でも飛べる人工芝を設置したということでございますので、それをご披露するというようなことも兼ねまして、記念ジャンプ大会をこの10月25日に行うということになっております。

中学生ミディアムヒル、小学生スモールヒルということで実施をさせていただくということでございますので、ご案内を申し上げます。

「札幌市環境マネジメントシステムによる平成14年度の取り組み成果と環境方針の改訂について」

平成13年の11月に導入いたしまして、札幌市の施設の中で国際環境基準でありますISO14001というものを取得をいたしました結果、どういう成果があったのかということについて、とりまとめが完成いたしましたので、平成14年度の取り組みの成果を発表させていただきます。

各部局で目標をつくりまして、エネルギー消費等について一生懸命努力をし、目標を達成していこうということで努力をした結果が、この取り組み成果ということでペーパーを配布させていただいておりますけれども、資源、エネルギーの使用状況という項目で言いますと、電気使用量が平成13年に比べれば3%減ったというようなことだとか、あるいは、一般廃棄物の排出量が13年度に比べれば16%減っただとか、こういうような具体的な成果が出ているわけであります。これが経費節減効果にどのように結びついているかということになりますと、この節減効果というところにございますように、14年度は13年度の比で3億545万円、3.7%節減されたという結果が出ております。このように、環境にいいことをやるということになりますと、経費の節減にもなるということがここで結果として表れているということをお示ししておきたいというふうに思います。

そして、こういう節約をいたしますと、何のためにやっているかというと、二酸化炭素のCO2排出量を抑えていくという、環境を保全するためということになるわけでありますが、その効果はどのぐらいあったかということについては、14年度というのは、13年度と比較いたしまして、二酸化炭素は6、515トンが削減されたという結果になりました。これは、札幌ドームにいっぱい炭酸ガスを詰めて、その2.1杯分に当たるという大変な数字でございます。

こういったものが私どもの札幌市庁舎の中でしっかり実現をしてきているということでございますので、環境に良い結果そして経費的にも節約ができるという結果が生じたということを、結果報告ということでご案内をさせていただきたいと思います。

このような努力が将来的にもしっかり展開できるように、持続的にやっていけるようにということで、これまでも「環境方針」といったものを策定させていただいておりましたけれども、少し改訂をさせていただきまして、ことしの10月1日に「環境方針」というものの改訂版を出させていただきました。

この黄色いペーパーの最終ページに記載がございます「環境保全行動への決意」ということで明らかにしておりますけれども、地球の温暖化というものは単に気温が上がることではありませんと。気候が変動し、異常気象が起こりますと。そして、私たちが今まで通りの生活をしていると、2010年ころから気温が急激に上昇し、そして、異常気象だとか、農作物の不作だとか、生態系の破壊などがさらに深刻化するというふうに言われています。あと10年しかないのだというふうな危機意識を持とうではないかということを、二酸化炭素といいますと、目に見えないものでありますので、なかなか今すぐ頑張ろうという気持ちが起きないというのが普通でございますけれども、もう我々に与えられた、環境を守ることができる、運動ができる期間というのは本当に限られたものなのだということをしっかり私どもも自らそのように認識し、そして、市民の方々にもこのことをしっかりお伝えしたいということで、こういう環境方針というものを出させていただきました。

ISO14001環境マネジメントシステムというものを活用いたしまして、世界に誇れる環境都市というまちづくりをしていきたいというふうに考えて、そのことを目指していきたいということを決意として表明させていただいているところでございます。

具体的に何をするかということについては、「環境保全行動への基本方針」の環境配慮の取組みというところで、9点ここに記載してございますけれども、この8点までは今まで通りでございますが、9点目として環境保全産業の創出といったものを支援していきたい、このようなことを付け加えているところであります。

環境産業というものを、環境だけを目標にやっていこう、投資をしていくということが、もっと現実的な形でみんなが参加できるというふうになるためには、そういう産業を興していくというようなことにも私たちは意を用いていかなければならないのではないかということを考えまして、そういう環境にいい産業といったものを展開していくことに支援をしていきたいというふうに考えております。

例えば、省エネルギーの住宅を建てていくだとか、そういうようなことは新しい産業になる、あるいは風力だとか、太陽光だとか、そういう熱を利用する産業を興していくような方々が出てくることを支援していきたい、そんなことも考えているところでございます。それが環境方針ということで、札幌市の環境マネジメントシステムの14年度の実施結果報告ということで、この概要を今お配りさせていただいたところでございます。

これからも環境、札幌市はこれを目指して環境保全ということを本当に大事に考えて、しっかり取り組みをしていきたいということを皆さま方にお伝えをしておきたい、このように思っております。

「札幌市水環境計画の策定について」

平成10年度に札幌市では環境基本計画というものを策定いたしまして、環境について札幌市はどういうふうに取り組んでいくかということについての基本的な計画を発表させていただいたわけでございますが、その水部門の総合的な実行計画、札幌市水環境計画というものを策定させていただいたということで、実現していこうということでございます。
札幌市というのは緑豊かな山だとか、あるいは大小590余りの河川がございまして、山があり川があるという本当に自然環境に恵まれた都市でございます。

しかしながら、そういういい条件にありながら、都市化をしていくということになりますと、宅地化をする、あるいは道路等で、どんどんアスファルトで表面が自然ではなくなっていくというようなことも不可避なこととしてあるわけでございまして、そうしますと水の環境が良くなくなる、水が浸透しなくなっていく、あるいは河川に水が少なくなっていくというようなこともございます。そうしますと、水がなくなるとどうなるか。やはりそこの生態系が狂ってくる、あるいは、護岸工事などを善かれと思ってやっても、そのことによって生態系が狂ってくるというようなこともございます。

そういうふうなことから、環境破壊といったものにつながってくるということについて、私たちは最小限にその影響、人が生活をする負荷というものを自然になるべく与えないような生活様式にしていくなり、あるいは失われたものを回復していく、そんな努力をしようではないかというふうなことをこの札幌市水環境計画の中で訴えているところであります。
これは行政だけでできることではございません。市民参加の下で、しっかり協働関係ということで実現していかなければなりません。こういう環境計画の概要版というのをつくりましたけれども、ここにもございますように、望ましい水環境像というものを3つ提起をいたしまして、環境目標を9つ書かせていただきました。

その中で、目標の8番、地域で親しむことができる水辺を創出し維持するというようなことだとか、あるいは9番目の生物が生息できる水辺を保全、そして回復するという目標、ここら辺は本当に市民と行政が一体となってやらなければならない仕事だというふうに考えておりますので、ぜひ多くの市民の方々にこの概要版、あるいは、本文についてはいろいろなところで展示をさせていただくようになっておりますので、ご覧いただいて、札幌市の取り組みについてもご理解を賜りたい、このように思うわけであります。

この概要版にも記載がございます市民の役割というところに、水環境に関心を持ち、自らできる水環境保全に取り組む、また、町内会あるいは市民活動団体、事業者が市の水環境保全に対する取り組みに積極的に参加するというようなことを市民の皆さま方にも役割としてお願いをしているというのがこの内容でございますので、ぜひそのことについて、メディアの皆さん方のご理解もちょうだいしながら、市民とともに水環境といったものを守る、あるいは維持・発展させていくという運動にご賛同をいただきたい、このように思っているところでございます。

「元気活動プロポーザル事業の実施について」

これは、創意工夫に満ちた市民活動を元気にやっていただきたいということでございまして、そのような活動をする団体のご提案をいただいて、いろいろな企画をちょうだいして市民活動を盛んにしていく、発展させていく、そのことに寄与していきたいということでこのようなプロポーザル事業を実施したいということでございます。

どういうことかといいますと、既に先行的に活動されているNPOだとか、あるいは、法人格を持っていなくても結構なのですが、さまざまなボランティア活動団体だとか、そういう市民活動をされておられる団体から、その経験に基づいて、設立間もない市民活動団体の支援をする、あるいは育成をしていく、そのような事業を行う企画を募集したいということが一つであります。

もう一つは、市民活動団体間の交流・連携を図るような事業、こういったものについての企画をそういう活動の経験のある方々にしていただいて提案をしていただきたい。そして、それの中から、公益性がある、実現の可能性がある、あるいは効果が大きいというような事業を選ばせていただきまして、その企画費等について委託費をお支払いしたいというのがこの元気活動プロポーザル事業の実施ということでございます。

11月4日から11月25日まで受け付けをさせていただいて、審査をして、12月上旬には委託契約というものを締結させていただいて、今年度中にその企画を実施していただく、こういうふうな活動でございます。

「アサヒビールチャレンジアジア野球選手権2003の開催について」

これは、来年のアテネオリンピックの野球について出場権を争う大会でございまして、アジアの7カ国・地域が参加をいたしまして、オリンピックへの代表権をかけた戦いが札幌ドームで10月31日から11月7日までの間、この準決勝と決勝リーグの12試合で熱い戦いが繰り広げられるということでございますので、多くの市民の方々に関心を持っていただきたいということでのお願いでございます。

長嶋茂雄監督が率いる日本チームは、すべてプロ野球選手ということになりまして、初めてのことでございますけれども、アメリカなどによくありますドリームチームと呼ぶのでしょうか、そういうものを日本でもつくるということで、長嶋監督以下チームの試合が札幌で見られるということでございますので、ぜひ多くの市民の方々に観戦をしていただく、あるいは、アジアの中でどんな野球の選手がいるのかというようなこともしっかり見ていただければ大変いいのかなと、いいチャンスだなというふうに思っておりますので、ぜひそのことを多くのメディアの方々のご協力を得て、熱い戦いにさらに進みますように報道方お願い申し上げたい、このように思うわけでございます。

配布資料

質疑内容

「衆議院議員選挙について(1)」

毎日新聞

最初に、10月28日公示、11月9日投票の次期衆議院選挙で、高橋はるみ知事が自民党支持を全面に打ち出していますけれども、上田市長は今回の衆議院選についてどのようなスタンスをとられる予定でしょうか。

また、高橋はるみ知事の姿勢についてどのように思われておられるのか、ご意見をお聞かせ願いたいと思います。

市長

最初から厳しいご質問でございます。まさに政治の季節でございまして、世間ではさまざまな関心が私に、あるいは知事という公職にある者に向けられているということでございますけれども、私は基本的には、市民の皆さんから選任をされたという立場で今市長職についておりますので、公務というものを最優先に考えていくという姿勢でございます。

ただ、私の選挙は2度戦いをしたわけでございますが、その一緒に戦った方々に対する礼を失するようなことはしたくないという心情も一つございます。公務を停滞させてはいけない、それを最優先に考えるということと、市民の方々の私に対する期待といったもののバランスの中で、また、札幌市政というものが障害なく運営されるように私の行動をこれから律していきたい、このように考えているところであります。

道知事の対応についての感想のお尋ねでございますが、それは政治家としての知事が選択をされる問題でありますので、私からは論評を避けたいというふうに考えております。

「十勝沖地震を受けての防災体制の見直しについて」

時事通信

先月の十勝沖地震からきょうで約3週間程度たつところなのですけれども、市の清田区内とかでも液状化現象が起き、また苫小牧市や石狩市に消防が協力で出動するといったことがありました。あと貸付金制度も市のほうで打ち出しておりますけれども、そういったことに関連して、対応策という意味ではそういったものがとられたのですが、今後の防災体制の見直しといったものは、何かハザードマップとかも含めて考えておられることがありましたらお聞かせください。

市長

札幌市の地震対策についてでございますけれども、平成10年に、阪神・淡路大震災での貴重な教訓を踏まえまして、地域防災計画を全面的に見直すというふうなことをしているところであります。

現在、札幌市の地層の深さだとか地層の地下構造がどういうふうになっているのかということを探るための地下構造調査というものを、これは文部科学省から交付金がございまして、それを一生懸命やっているという過程にございます。その地下構造調査というものを進めて、その結果によりましては、地域防災計画の見直しといったものをしっかり検討していくというふうに考えているところであります。

「アジア野球選手権へのかかわり方について」

時事通信

もう一つ、先ほど最後に市長からもご説明がありましたアジア野球選手権についてですけれども、北京事務所の開設とも時期がうまい具合に重なっているというか、アジア各国が集まって、札幌市というものをアピールするチャンスだと思うのですけれども、そういったことについて、かかわり方というか、率直に言いますとご観戦なさる予定があるかとか、そういったことも含めてどういったかかわり方をしていくのでしょうか。

市長

もちろん応援に駆けつけたいというふうに思っておりますが、札幌にアジアの強豪が集まるということでございますので、当然いい印象を札幌市について持って帰っていただきたいという気持ちでございます。札幌市としてもレセプション等を開かせていただいて、札幌の良さというものをアピールしていくというようなことに努めてまいりたいというふうに考えておりますし、市民の皆さま方にも、熱い応援をする中で、札幌市民のホスピタリティーを発揮できるような状態にしていくように市民の方々に呼び掛けていきたいなと考えているところであります。

「日本消化器関連学会週間の経済効果について」

読売新聞

資料の消化器関連学会なのですけれども、ことし、IUGG、ああいう大きな学会が開かれましたが、学会の開催規模とすればそれ以上になるのかなと思います。この経済効果というのもかなり期待できるのではないかなと思うのですけれども、どれぐらいを見込んでいるかというのは数字的には分かりますでしょうか。

市長

IUGGが5,000人規模ということでのコンベンションでございましたけれども、今回誘致したものは例年1万3、000人から1万5,000人はおいでになるというものでございます。これは前に行われました広島での経済効果の発表がございましたので、それを参考にこのぐらい上がるのかなということになりますが、直接的経済効果は15億円ぐらいあるだろう。間接的な経済的効果は29億6,000万円というのが発表されているところでございます。合わせますと45億円ぐらいの経済効果はあるのではないかというふうに、広島ではそのように言われておりました。

札幌でもそのぐらいのことが見込まれるのではないかというふうに考えておりまして、非常に大きなこの誘致ができたことについては、満足的な活動であったというふうに考えているところであります。

「衆議院議員選挙について(2)」

読売新聞

先ほどの質問に関連しまして、衆議院選での市長の考え方といいましょうか、どういう態度であるのかということなのですが、厳しく自分の行動を律していくということなのですけれども、その中身を我々はどういうふうにとったらいいのかということなのですが、市長の今までの選挙戦などを通じての体制を見ていると、横路さんとは昔からのことで、先ごろ行われましたパーティーなんかで市長が出席していたということもありますし、今回の衆議院選では、市長選での選対本部長を務めた荒井さんが3区、それから遊説隊長を務めた石田さんが2区から出る。

今市長がおっしゃったように、そういう意味での恩義みたいなものがあると思うのですけれども、そういういろいろ関連した人たちが今回衆議院選に出るわけで、実際に例えば街頭に立って応援するとか、選挙カーに乗るとか、あるいは、心中では応援するにしても、公務に専念して全く表に行動を出さないのか、その辺は今の段階ではどうなのでしょう。

市長

本当に悩ましい問題ではあるのですけれども、選挙カーに乗るというようなことはないというふうに思います。ただ、集会等でという話になれば、それは少し、場合によってはというようなことも。本当に一緒に戦っていただいた方々がみんな頑張るということですと。私の立場もよく理解をしていただいている方々であります。ですから、私の仕事の本務というのは市政をしっかりつかさどるということでありますので、そのこととの対比において、私もいろいろな状況の中で考えていきたいと思いますけれども、とにかく公務に差し支えないようにというふうなことは一番最初に理念として考えておきたいということでございます。

読売新聞

極めてレアなケースととらえていいのでしょうか。表に立ってというのは。

市長

そのように思いますが、あるとすればそういうことにならざるを得ないのかなというふうに思いますけれども。

「市長プレビューを終えての感想」

北海道新聞

新年度の予算案についてお聞きします。

市長プレビューというのがこの間、終わったところだと思うのですけれども、あらためて今の新年度予算、間もなく編成方針が出るのでしょうけれども、お感じになっていることをお聞きしたいと思います。

市長

ことし初めて市長プレビューといいまして、予算編成方針を決めるための前提として、どんなことを各部局で企画するということがまだ固まらない段階で、企画の素案といったものを私の方に提示をしてもらい、その全体を見渡して、これを重点にするべきだということをこれから検討するということにしているところであります。

もちろん私の市長選での公約というのがありますので、その公約を実現するために多くの市の職員が一生懸命知恵を絞っていろいろな企画をしていただいているわけでありますが、もちろん財政との関係がございますので、その中で何を優先的に、重点的にやるのかということは本当にこれから決めるという状況でございます。

そういう状況でございますので、近々重点的なものを選定してさらに深めていくという作業過程でございます。今のところは、大体いろいろなことが上がってきているという状況でありますので、感想としては、たくさんいろいろな企画を立てていただいたということで、市の職員は頑張ってくれたなというふうに私は思っているということでございます。

「長野県が行った住基ネットへの侵入実験について」

朝日新聞

住基ネットなのですけれども、先日長野県がネットワークに侵入できるかどうかの侵入実験をしまして、その結果、住基ネットへの侵入が可能だという報道も一部されていますけれども、現段階ではそういう報道を受けて、市長は選択制ということについて、今の気持ちというか、その姿勢というのはどのようになっているのかお聞かせください。

市長

報道では侵入が可能であったというふうに発表されておりますけれども、公式な発表もいただいておりません。していないのではないか、私の方の耳には届いていないのですが、そして、どういうことでどういうふうになったのかというその過程についても何も聞かされておりませんので、結果論としてそれが本当に侵入できたのか、侵入できて、それがどういうふうに操作ができたのかできなかったのか。そこら辺も含めて十分な検討材料をちょうだいした上で考えたいというふうに思いますが、そういう実験が行われたという事実は、一つのこの問題に対する物の考え方の視点に非常に大きな影響をもたらす実験であっただろうという感想を現在持っているということであります。

(以上)

この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

(作成:札幌市広報課報道係)

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