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更新日:2023年1月4日
厚別区は札幌市の東部に位置し、北東は江別市に、南東は北広島市に接しています。また、南は清田区と、西は厚別川および一部三里川を区境に、白石区と隣り合っています。南北9.9キロメートル、東西5.0キロメートルの広がりを持っており、面積は24.38平方キロメートルで、10区の中で最も小さな区です。
地形は、大きく分けるとJR函館本線を境に、北は平野部、南は丘陵部に分かれ、丘陵部には厚別川、野津幌川、三里川および小野津幌川が流れて、全体にゆるやかな起伏となっています。 厚別区は、開拓以来、農業・酪農地帯として街並みを形成してきましたが、昭和30年代の大規模な団地建設、昭和47年の厚別副都心基本計画による計画的な都市空間の創出などで、大きく変貌しました。現在の厚別区は、JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅付近を中心とした商業業務地区と周辺の住宅地からなり、野幌森林公園など豊かな自然環境にも恵まれ、大型社会教育施設の「青少年科学館」や道内唯一の第一種公認陸上競技場を持つ「厚別公園」など、特徴ある施設が設置されています。
明治16年に長野県(信濃)出身者らが、JR厚別駅付近に居住したのが最初の入植と言われています。信濃小学校・信濃神社に郷里の名をとどめています。 昭和25年7月1日、厚別地区を含む白石村は札幌市と合併し、さらに昭和47年4月1日には、札幌市が政令指定都市に移行するのに伴って、白石区になりました。区制移行後、白石区は地下鉄東西線の開通や厚別副都心計画の進展で著しく人口が増加したため、平成元年11月6日、厚別川を境界の基本線として分区し、東側に厚別区が誕生しました。
シンボルマークは平成2年2月に制定されたもので、図案全体の形は、厚別の頭文字A(小文字のa)を表現しています。左側のピラミッド型は区域の形を意味し、その中に流れている2本の川を表しています。3本の線は木の葉の葉脈のように、厚別区の隅々まで活力を届ける様をも表しています。右側は鳥をイメージし、鳥に見立てた区民によるまちづくりや創造、飛躍を表しています。また、全体のブルーグリーンの色彩は、清新な街と豊かな緑を表しています。 なお、厚別区では、特に、シンボルになる花、木、鳥などを指定していません。
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