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令和4年4月13日に当園で産まれたシマフクロウ(オス 1才)を那須どうぶつ王国へ転出いたします。
シマフクロウはロシア、中国、朝鮮、日本に生息し、国内では北海道及び北方領土に分布している国内最大級のフクロウで、北海道には、道東地域を中心に約200羽が生息しています。
円山動物園では、シマフクロウの保全に取り組むために、平成28年から飼育下繁殖に取り組んでまいりました。令和3年に初めて繁殖が成功し、これまで3回4羽の繁殖に成功しております。
このたびの移動は、動物園におけるシマフクロウの保全活動の拡大や感染症等のリスク分散を目的として行われるものです。
1 転出について
転出先:那須どうぶつ王国
転出日:令和5年11月17日(金曜日)
転出目的:飼育園館数の拡大、普及啓発等
転出個体:シマフクロウ オス1羽(令和4年4月13日 円山動物園生まれ 足環右水色)
2 国内シマフクロウ飼育園館(令和5年10月31日現在)
釧路市動物園:オス6羽、メス8羽、不明2羽
旭山動物園:オス1羽、メス3羽
円山動物園:オス5羽、メス1羽
秋田市大森山動物園:オス1羽、メス1羽
長野市茶臼山動物園:メス1羽
3 シマフクロウについて
分類:フクロウ目フクロウ科 英名:Blakiston’s fish owl
分布:ロシア極東部から中国東北部、サハリン、南千島及び北海道
形態:全長65~70cm、翼開長180cm
生態:魚類を中心とした小動物が豊富な河川流域で、かつ営巣可能な大きさの樹洞のある針広混合樹林に生息する。
保護規制状況:ワシントン条約付属書2.類
IUCNレッドリスト:絶滅危惧1.B類
環境省レッドリスト:絶滅危惧1.類
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