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更新日:2022年10月29日

シンリンオオカミが来園します

ジュリとカエデ

右側が「ジュリ」、左側が「カエデ」

2022年5月にシンリンオオカミが死亡して不在となっていたところ、鹿児島市平川動物公園より「ジュリ」(メス 6ヵ月)と「カエデ」(メス 6ヵ月)を迎えられることになりましたので、お知らせいたします。「ジュリ」と「カエデ」は、当園より2019年に平川動物公園に移動した「ショウ」の娘にあたります。

シンリンオオカミはその生態上、群れ内の順位争いが激しく、当園の現施設においてオス・メスを含む群れで飼育し、繁殖を進めていくのは困難と考えておりましたが、メス2頭での飼育であれば、激しい争いを避けて動物福祉を確保しながらの飼育が可能と考え、飼育を再開することといたしました。

2頭の平川動物公園からの移動は12月中旬を予定しており、一般公開は動物が落ち着き次第開始させていただく予定です。

 

 新たに来園する個体

 愛称:ジュリ

 メス6ヵ月 2022年4月28日 平川動物公園生まれ

 愛称:カエデ

 メス6ヵ月 2022年4月28日 平川動物公園生まれ

 

 

【シンリンオオカミ豆知識】

 

分類:食肉目イヌ科 英名Eastern timber wolf 学名Canis lupus lycaon

 

分布:北米 カナダ オンタリオ州南東部 ケベック州南部

 

形態:シンリンオオカミはタイリクオオカミの亜種で、肩までの体高は60~90cm、体重は50 ㎏を超え、オオカミの中でも最も大きく頑丈な体をしている。体色は灰褐色が多く、個体により白から黒い体色までいる。夏毛と冬毛がある。

 

生態:群れには順位があり、群れのまとまりが非常に強い。雌雄のペアを中心として約2-20 頭の群れを作りパックを形成する。群れは縄張りをもっている。群れは雌雄別々の順位があり繁殖ペアが上位である。群れはペアの子孫や兄弟など血縁関係にあることが多い。食性は肉食で大型中型のシカ、イノシシ、ウサギなどで、小動物も食べる。交尾は年一回冬時期に行われる。妊娠期間は約2 カ月で平均4-6 頭の仔を産む。群れ全体で子育てを行う。

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