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ゴマフアザラシの「エフ」(オス、38歳)が10月2日(土曜日)に亡くなりましたので、お知らせいたします。
「エフ」は1983年3月19日に円山動物園で生まれ、すでに解体した海獣舎で生活しておりましたが、その後、2017年10月に完成した「ホッキョクグマ館」で、多くの来園者の皆さまにご観覧いただいておりました。
ゴマフアザラシの平均寿命が30年前後と言われている中、38歳になった「エフ」は他の3頭のアザラシと一緒にのんびりと暮らしておりましたが、今年6月ごろから食欲の減退が見られ、血液検査の結果、再生不良性貧血が認められ治療を行ってきました。7月には食欲も回復し、サブプールにエフのために作成した休憩用の台の上でゆっくりと休んでいる姿も見られましたが、8月の終わりから再度食欲の低下、9月の血液検査では高カルシウム血症が認められました。その後、補液や注射による治療を継続してまいりましたが、残念ながら10月2日に死亡が確認されました。
今後、解剖を行う予定ですので、結果が判明次第、詳細を改めてお知らせいたします。
また、献花台については「エフ」を偲んで動物園センターに設置いたします。
1 個体情報(ゴマフアザラシの「エフ」)
生年月日:昭和58年(1983年)3月19日
死亡年月日:令和3年(2021年)10月2日
享年:38歳
解剖診断:腹腔内における黄白色腫瘤の多発(悪性腫瘍かどうか等は現在診断継続中)
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