(8月9日更新)
7月15日に死亡したコールダックの「ダン」と「ロン」について、病理組織解剖の結果、血液に寄生する原虫の一種であるロイコチトゾーンの寄生によるロイコチトゾーン症と判明しましたのでお知らせします。
ロイコチトゾーンは吸血昆虫(ブユなど)が媒介する原虫で、原虫が寄生した吸血昆虫が鳥の血を吸うことで感染します。鳥の肝臓で増殖した後に、赤血球などに寄生し、重症例では貧血や各臓器の出血により急死することもあります。
今後は防虫対策を取りながら、シナガチョウとの同居を進めてまいります。
コールダック:「ダン」(メス6歳)、「ロン」(メス6歳)
死亡原因:ロイコチトゾーン症
(7月16日掲載)
当園のこども動物園で飼育しているコールダックの「ダン」(メス 6歳)と「ロン」(メス 6歳)が死亡しましたのでお知らせいたします。
「ダン」と「ロン」は、7月15日の朝に重度の呼吸器症状が確認されたため、動物病院で検査治療を実施しましたが、処置中に死亡しました。解剖などの結果では、二羽とも心臓や腎臓などの多臓器不全に起因する呼吸不全で死亡したと推測しています。
二羽が同じ症状で死亡したことから、感染症などに罹患していた可能性を考え、鳥インフルエンザウイルスの簡易検査を実施したところ陰性でした。また、他の感染症などに罹患していた可能性もあるため、現在調査中です。
このため、当分の間、コールダックは個別飼育いたしますのでご了承ください。
来園年月日 平成30年(2018年)5月18日
死亡年月日 令和6年(2024年)7月15日
解剖(肉眼)所見:肺全体の出血、肝臓の腫脹、心臓(左心壁)肥厚、心嚢水貯留、気管の出血、消化管の経度充血等