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【令和7年10月29日更新】
ホッキョクグマの「ララ」(メス30歳)の麻酔下での検査、治療が終了したため、結果についてお知らせいたします。
外陰部周辺が尿で汚れて炎症を起こしており、その周囲に複数のハエの幼虫(ウジ)を確認しました。ウジを除去した後、患部を清潔に保つために陰部周辺の毛を刈り、洗浄と消毒、軟膏の塗布などを実施しています。
また、北海道大学獣医内科学教室と協働して健康診断を実施しております。腹部の毛刈りを行いエコー検査等の検診を実施した結果、内臓等には大きな異常は認められませんでしたが、複数の臼歯(奥歯)に重度の歯周病が認められたため、今後の「ララ」の生活を考え、歯科治療方針について検討してまいります。
【令和7年10月27日更新】
ホッキョクグマの「ララ」(メス30歳)につきまして、10月28日(火曜日)に麻酔下での検査と治療のため、展示を中止いたしますのでお知らせします。
ホッキョクグマ「ララ」は10月21日頃から、外陰部周辺をしきりに前足で掻く、壁に擦りつけるなどの行動のほか、25日には獣舎内で少量の出血が確認されたため、泌尿生殖器系の細菌感染症を疑い、投薬治療を開始しておりました。
さらに、数日前から獣舎内の麻袋にハエの幼虫(ウジ)が付着し、26日にはララが壁に擦った跡にも幼虫が確認されたため、ララの外陰部周辺にハエの幼虫が寄生する蠅蛆症(はえうじしょう)の疑いが高まったことから、10月28日(火曜日)にララの展示を中止し、全身麻酔下で詳細な検査と治療を実施することといたしました。
なお、経過を慎重に観察するため、ララの体調によっては、しばらくの間、室内での療養を続け、展示を中止または制限する可能性がございますので、何卒ご理解をお願いいたします。
ララの一日も早い健康回復を最優先に獣医師と飼育スタッフが連携し、最善を尽くして対応しております。来園者の皆さまにはご心配をおかけいたしますが、温かいご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
今後の経過などにつきましては、改めて当園ホームページにて随時お知らせいたします。
【個体情報】
ホッキョクグマ「ララ」(メス、30歳)
生年月日 :1994年11月20日(別府ラクテンチ動物園生まれ)
来園年月日:1996年5月9日
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