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更新日:2022年4月28日

ゾウのフンたい肥化の取組み

円山動物園ではゾウのフンが年間約140トン発生しており、園内に設置しているバイオ発酵処理施設において、全量をたい肥化しています。

ゾウのフンを原料とするたい肥は有機物100%の緩効性肥料で、大量の食物繊維を含むため、土の保水性、通気性、水はけの向上など、土壌改良効果をもちます。
100℃近い高温で発酵しているため、においもほとんど気にならないのが特徴です。

園内で製造したたい肥は、園内の芝生や樹木などの肥料として利用しているほか、周辺の小中学校、市管理公園、動物園に野菜などを寄付してくださる農家などにお渡ししております。
肥料として使用されるだけでなく、環境教育にも活用されています。

ゾウのフンは廃棄すると、埋め立て処分となるため、処理で二酸化炭素が発生するほか、埋立地が必要となります。

ゾウのフンを廃棄せずたい肥化することで、野菜や草花の肥料として有効活用し、循環型社会の実現に寄与するとともに、二酸化炭素削減や埋立地の延命化に貢献しています。

ゾウのフンのたい肥化による循環

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