シセンレッサーパンダ「小百合」の麻酔下検査について（第2報）

【2023年5月5日(金曜日)掲載】

本日、シセンレッサーパンダ「小百合」の麻酔検査を実施しましたので、その結果と対応をお知らせします。

1.後ろ足の付け根と腹部の脱毛

細菌、寄生虫の感染は認められませんでした。なお、真菌（カビ）への感染の有無は、まだ判明していませんが、血液検査で特に異常な数値が認められなかったため、アレルギーまたは換毛期の影響が高いと考えられます。このため、かゆみ止めの投薬を開始し、改善が見られない場合には再度検査を行います。

2.足裏および耳の皮膚炎

足の裏、耳の皮膚炎が認められました。足の裏は細菌の感染も確認されました。このため、抗菌薬の投薬を開始いたします。

3.軽度の変形性脊椎症

加齢により、背骨が変形する病気ですが、現在は症状が認められておりません。このため、今後の経過を観察していくこととします。

本日得られた検査結果と、日々の観察、治療により「小百合」の生活がより良いものとなるよう取り組んでまいります。

【2023年5月1日(月曜日)掲載】

2023年5月4日（木曜日）に、シセンレッサーパンダ「小百合（6歳、メス）」に、麻酔をかけて検査を実施いたしますのでお知らせします。

「小百合」は、3週間ほど前から後ろ足の付け根や腹部の脱毛とかゆがる様子が見られています。

この原因は、換毛などの病気以外か、皮膚感染症（細菌、真菌、寄生虫など）や皮膚アレルギー疾患、ホルモン異常等の病気なのか、現時点では判明しておりません。

このため、病気に起因するものかを早期に診断し、今後の飼育方針や治療方針を確定するため、麻酔下で皮膚検査や血液検査等を実施します。

ご心配をおかけしますが、ご理解をお願いします。

なお、検査結果につきましては、検査終了後にホームページでお知らせします。