スンダスローロリスの「エイコ」が死亡しました

スンダスローロリスの「エイコ」（メス）が、令和7年（2025年）11月21日(金曜日)に死亡しましたのでお知らせいたします。

「エイコ」は、税関で密輸個体として摘発された個体です。密輸された個体は捕獲地などに戻すことができないため、当園で保護することとなり来園しました。

2007年9月に来園して以来、18年もの長きにわたって円山動物園で過ごし、スローロリスが置かれている悲しい現状を、多くの方々が学ぶきっかけとなってくれるとともに、3頭の仔を産み育てました。

晩年は獣医師の治療を受けることもありましたが、食欲旺盛で、展示室で活発に動き回る夜行性ならではの様子を見せていました。

これまで「エイコ」を応援していただき、ありがとうございました。

【個体情報】

生年月日　：不明（税関による密輸摘発個体）

来園年月日：平成19年（2007年）9月12日

死亡年月日：令和7年（2025年）11月21日

※剖検所見：胃潰瘍、副腎腫大